言語分析未来予測

上石高生
言葉の分析からの予測です。分析の正しさは未来に答えが出ます。分析予測は検証可能でなければなりません。

福田首相と小沢代表の分析、検証

2008年03月22日 16時05分51秒 | 検証
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 以前にも分析したように福田首相は、「いくら待ったなしの問題が山積だとしても、70歳も過ぎた人間だけに急いで仕事することが現実にできない」のである。現在では道路特定財源や、日銀総裁人事などで総裁選当時からの作り笑顔もなくなってしまっている。苛立ちを抑えるのがせいぜいではないか。
 大臣経験がないので、ほとんどが官僚任せであるのは、以前から分かっていたことである。
福田政権について - 言語分析未来予測
福田首相の分析 - 言語分析未来予測
 世襲政治家だけに自己評価が高すぎるのであり、また「政党という集団に依存的なので、党内決定の正当性を強く主張しすぎて、他、たとえば国民や野党を無視する態度になりかねないところだろう」というのも事態を難しくしている点である。
 その空想的な自信は、自民党内にはびこっている優生学的権威というプライドにまで高まり、自民党どころか、日本まで粉々にしてしまいかねない。
 特に現在は、自民党からは増税論ばかりが聞こえてきて、まるで民主党の方が改革派に見えかねない情況だ。
 とにかく首相就任時から政治と金の問題につけ込まれてしまって、民主党はもうやりたい放題である。それでも日銀総裁が財務官僚の天下り先というのは、なるほどの指摘ではあった。
 このような課題の解決を難しくしているのは、以前からの分析にあるとおり、福田首相の“回避的な性質”のためである。先に書いたが年齢からくる「急いで仕事することが現実にできない」ところの気の長さと、その問題のある性質が、難問の先送りを選択させてしまう。
 チベットにおける中国の軍事支配まで明確なメッセージを示せないようなら、支持率もさらに低下する事だろう。

民主党代表、小沢一郎の分析.2 - 言語分析未来予測
 現在では党首討論も政策協議も避けて、とにかく拒絶の姿勢ばかりが目立つ民主党だが、これは小沢代表の欠点としての論争下手にある。以前の大連立構想にしても陰のフィクサーからの策謀に引っかかったり、民主党の幹部も説得できないという汚点は見逃せないところで、もはや口下手は周知の事実だろう。
 しかしそれを補うほどの攻撃的なエネルギーの強さは、与党をコントロールしてしまっているように見えてならない。もちろん彼の代表選での演説でも分かるように、理念のかけらもない対立軸ばかりを強調した政策なだけに、日本の国際的な信用まで低下させかねないというギャンブルは大いに不安である。これこそ二大政党制の危ういところなのだ。
 以前の大連立構想からの、民主党小沢代表としても、その民主党が政権を取れるという確信はないのだろう。それなのにどうしてこれほど強気で押し切っていけるのかと言えば、それは以前にも分析したとおり「波乱を恐れない、という個性の本質」がそうさせているのだ。勇気とは別ものの、その気性が強烈な攻撃性と相まって、威圧してでも従わせようとしてるのである。

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