プロジェクト○川

学生に本を読んでもらおうという,ただそれだけのはずでした

逆襲

2017年02月10日 | つぶやき

南スーダンのPKO日報問題で、久々に河野太郎の名前が表に出てきている。

北海道新聞は8日の記事(朝刊1面)の中に「河野太郎衆院議員が再調査を求めるなどした結果」と明記し、翌日の社説内にも名前を入れた。

今日は朝日にも(無料の部分には出てこないけどこれのはず…スマホで見たので確認できてません)。

http://www.asahi.com/articles/ASK2954JDK29UTFK00S.html?iref=comtop_rnavi_arank_nr01

4つの大臣級職を一度に解任されて、そのあとも干され気味、しかもマスコミも触れないという「手負い」の河野太郎は、かなり面白い存在になるんじゃないだろうか。

混迷の世界情勢のなかで、トップに実力のある政治家を立てないと、アベなんかじゃいいようにやられるだけだ、じゃあ誰を・・・というときに僕が思いつくのも彼くらいです。

…これは完全な買い被りでした。(2017年5月追記)

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これもひどいよ。

通常は公開される国有地の売却額が未公開という物件があって、それが近隣同規模の土地の売却額(公園用に売られた)の1/10の金額だとわかった。

超大安売り。

買ったのは大阪の学校法人「森友学園」で、その土地に「日本初で唯一の神道の小学校」を作るのだそうだ。

理事長の籠池氏は日本会議大阪の役員、同校の名誉校長はアベ首相の妻・昭恵氏。

http://www.asahi.com/articles/ASK264H4YK26PPTB00J.html?iref=com_rnavi_srank

アベ一派、やりたい放題だ。

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沖縄タイムスの社説

2017年02月10日 | つぶやき

沖縄タイムス2月7日の社説[辺野古から 博治さんへ]「沖縄は絶対諦めない」をそのまま貼ります。

家族の接見も認めないまま、100日以上勾留するなんて、まともな国のすることじゃない。

たとえこの活動に反対であっても、このやり方に反対しないという人が多数を占めるようなら、この国は先進国ではないということだ。

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 山城博治さん、あなたが辺野古・高江の反対運動に絡む三つの罪で逮捕・起訴され、名護署の留置場や那覇拘置所に長期勾留されてから、6日で113日が経ちました。病を抱える身でありながら、弁護士以外、家族さえ接見できないというあまりにも異常な状態が続いてます。

 私たちはあなたから直接話を聞くことができず、あなたは身柄を拘束され辺野古に行くことができません。ならば、と、こういう手紙形式の社説を思いつきました。

 博治さん。政府は6日朝、名護市辺野古の新基地建設に向け、海上での工事に着手しました。最大で約14トンもある大型コンクリート製ブロックをクレーンで台船から作業船に積み替える作業です。

 翁長雄志知事や稲嶺進名護市長らが建設計画の撤回を求めて訪米した直後に、県と協議もせずに、一方的に作業に踏み切ったのです。

 自民党の二階俊博幹事長でさえ、「沖縄の理解を十分に得られていない状況」だということを認めざるを得ませんでした。

 ブロックは汚濁防止膜が強風などで流されないように固定するためのもので、7日以降、228個のブロックが海底に投下されることになっています。想像するだけで胸がえぐられる思いがします。

 沖縄の切実な声よりも米軍の都合と軍事上の要求が優先され、辺野古への「高機能基地」の建設が目的化してしまっているのです。あの美しい海は、埋め立てればもう元に戻りません。

■ ■

 新基地建設に反対する市民らは、工事車両が基地に入るのを阻止しようと、キャンプ・シュワブのゲート前に座り込み、精一杯の抵抗を試みました。

 博治さんの不在の穴をみんなで埋め合わせているような、決意と危機感の入り交じった空気と言えばいいのでしょうか。

 反対側の歩道で折りたたみ式の簡易イスに座って様子を見守っていたのは島袋文子さん(87)でした。「動悸がしてドクターストップがかかっている」というのに、居ても立ってもいられず、現場に駆け付けたのだそうです。

 機動隊員が一人一人を3、4人がかりでごぼう抜きし始めたため、現場は悲鳴と怒号が飛び交い、騒然とした雰囲気になりました。「暴力はやめろ」「海を壊すな」「沖縄は絶対諦めない」

 驚いたのは文子さんの行動でした。イスから立ち上がって道を渡り、付き添いの女性に両脇を抱えられながら、ひるむことなく機動隊の前に進み出て、抗議の声を上げたのです。「戦争の中から逃げるのはこんなもんじゃないよ」と文子さんは言います。

 沖縄の戦中・戦後の歴史体験に触れることなしに、新基地建設反対運動を深く理解することはできない。翁長知事が政府との協議の中で何度も強調してきたことですが、正面から受け止めることがありません。

 作家の中野重治は、日中戦争前の1928年に発表された「春さきの風」という小説の最後で、こんな言葉を書き付けています。「わたしらは侮辱のなかに生きています」。この言葉は今の沖縄にこそあてはまると言うべきでしょう。

■ ■

 問題は、強権的な基地建設だけではありません。国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは、博治さんの釈放を求める緊急行動を始めました。国連の「被拘禁者人権原則」は、「家族や弁護士との間のコミュニケーションは、数日間以上拒否されてはならない」とうたっています。

 かつて悪性リンパ腫の治療を受け、今も体調が万全でないにもかかわらず、3カ月余も勾留が続き、家族も接見できない状態になっているのです。

 政治的意図に基づく長期勾留であるのは明らかであり、人権侵害の疑いさえある、と言わなければなりません。

 博治さん。拘置所の狭い空間の中では一人ですが、外の世界では決して一人ではありません。県内や国内だけでなく海外からも、多くの励ましの声が届いていることをお伝えしたいと思います。

沖縄タイムス http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/83073 より。

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