Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●ストロンチウム内部被曝…翁長雄志知事「悲しい、悔しい。沖縄にとって“国難”とはこういった状況だ」

2017年10月26日 00時00分36秒 | Weblog


日刊ゲンダイの記事【米は除去強調も 沖縄炎上ヘリが撒いた放射性物質の危険性】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/215640)。

 《米海兵隊は…ヘリの一部に放射性物質が使用されていることを認めた。健康被害を引き起こすことはなく、全量を除去したと説明しているが、住民には不安が広がっている。CH53Eの「インジケーター」と呼ばれる計器には、放射性物質「ストロンチウム90」を収めた容器が装着》。

 矢ケ崎克馬さんによると、《ストロンチウム90だとすると、今回の事故は極めて深刻…食物などを介して体内に取り込んで“内部被曝”してしまう可能性は十分ある》そうだ。番犬様からの検証結果の報告も無く、謝罪も、当然、無く、そして、飛行再開。明確に存在する「在日米軍特権」。沖縄県民の立場で講義することも無く、見て見ぬふりなアベ様ら。《日米共犯》。何時もの如く《見え透いた“茶番劇”が再び繰り返され》た。そんなもの …ストロンチウム… が、《今も沖縄県民の頭上をかすめ飛んでいる》。すぐに《事故はまた起きる》、絶対に。
 翁長雄志知事は《悲しい、悔しい。沖縄にとって“国難”とはこういった状況だ》と述べた。《森友捜査ツブシ》選挙=「国難」選挙なんてやってる場合だったのか?

   『●消された放射能汚染: 米軍ヘリ墜落ストロンチウム消失事件
   『●普天間「番犬様」基地: 「毎日頭上を飛ぶヘリの機体に
            ストロンチウム」…墜落により放射性物質が飛散
   『●「沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件」でも
        「沖縄は放ったらかし」……アベ様らは、今も、沖縄差別継続中
   『●12年経っても「米軍機は沖国大墜落など
      「なかったこと」のように、今も県民の頭上をかすめ飛んでいる」
   『●普天間所属オスプレイ24機中の2機が墜落! 
     「日本政府が当事者能力を持って」いない…「日米共犯」

   『●ガルトゥングさん「両国政府は恥を知るべきである」…
         沖縄に対して「恥ずかしくない対応」などする気なし
   『●「番犬様の尾っぽ」=世界一危険な基地・ 
     普天間は返還されない!? 辺野古は単なる破壊損なのか??
   『●「〈辺野古でよかった〉と言っているのと同じじゃないのか」? 
                    …沖縄差別には沈黙な「本土」マスコミ
   『●高江ヘリ「墜落」、何時もの如く「見え透いた
      “茶番劇”が再び繰り返されるようなら、事故はまた起きる」
   『●「在日米軍特権」…《事故の検証すらできない日本はむしろ、
                 法的従属を“放置”した国家》<金口木舌>

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/215640

米は除去強調も 沖縄炎上ヘリが撒いた放射性物質の危険性
2017年10月17日

     (木っ端みじんになったCH53E(C)共同通信社)

 沖縄県東村高江区の民間の土地に、米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリが不時着して炎上した事故で、米海兵隊は14日、ヘリの一部に放射性物質が使用されていることを認めた。健康被害を引き起こすことはなく、全量を除去したと説明しているが、住民には不安が広がっている。

 CH53Eの「インジケーター」と呼ばれる計器には、放射性物質「ストロンチウム90」を収めた容器が装着され、回転翼中の空洞部分の圧力を検知している。

 防衛省沖縄防衛局は放射性物質が飛散した恐れがあるとして、事故現場から約100メートル離れた場所で土壌や水の放射線調査を実施。暫定結果として「異常な値は検出されなかった」としたが、トンデモないウソが含まれている可能性がある。


■“内部被曝”で白血病や骨肉腫の恐れ

 14日に沖縄防衛局と同じ場所を調べた琉球大の矢ケ崎克馬名誉教授(物性物理学)がこう言う。

   「私の調査では、現場から1平方メートルあたり81ベクレルのベータ線が
    検出されました。事故によって撒き散らされた放射性物質が
    ストロンチウム90だとすると、今回の事故は極めて深刻といえます。
    ストロンチウム90は透過力のあるガンマ線を放出しないため、
    確かに“外部被曝”の危険はそれほど高くありません。しかし、
    食物などを介して体内に取り込んで“内部被曝”してしまう可能性は十分ある。
    しかも、ストロンチウム90は、セシウムのように体外に排出しにくく、
    骨の形成部に集積しやすい特性があります。ごく少量でも、骨の中の
    造血細胞を破損し、白血病や骨肉腫を引き起こす恐れがあります。
    米軍も沖縄防衛局も、一刻も早く飛散した放射性物質の正式名称と
    具体的な量を明かすべきです」

 事故後、米兵は放射能防護服にしっかり身を包み、機体の回収や土壌採取などにあたっていたという。

 現場から数百メートル先には民家も学校もあるのに、よくぞ米軍は「健康被害なし」などと言い切れるものだ。しかも、いまだに正式に謝罪すらしていない

 12日に現場を視察した沖縄県の翁長知事は「悲しい、悔しい。沖縄にとって“国難”とはこういった状況だ」と憤った。安倍首相は北朝鮮よりも目の前にある国難を打破すべきじゃないのか
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●「低線量セシウムは人体に無害」なら誰も苦労しない

2013年03月22日 00時00分16秒 | Weblog


asahi.comの記事(http://www.asahi.com/politics/update/0313/TKY201303130479.html)。

 「低線量セシウムは人体に無害」・・・・・・それが本当なら、誰も苦労しないし、まず議員自身が実践すべきである。自民党・公明党の皆さんも原発を推進しようというのだから、まずそうされてはどうだろうか。人にやらせる前に、家族・親族とともにそこに住み、農作物を食べ、生活して見せるべき。

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http://www.asahi.com/politics/update/0313/TKY201303130479.html

2013年3月14日4時47分
「低線量セシウムは人体に無害」 維新・西田議員が質問

 日本維新の会西田譲衆院議員は13日の衆院予算委員会で、福島第一原発事故の放射能汚染について「低線量セシウムは人体に無害。医学を無視し、科学を否定する野蛮な『セシウム強制避難』を全面解除すべきだ」などと質問した。

 西田氏の質問に対し、党所属議員の事務所などに抗議があったため、小沢鋭仁国会対策委員長らが対応を協議した。党執行部は西田氏の質問内容を詳細に把握していなかったという。

 西田氏は原発事故で飛散したセシウムは「線量は微量だ。個人の外部被曝(ひばく)線量は年間実績でわずか数ミリシーベルト。しかし、これまで進められてきた政策を振り返ると、あたかも日本経済の発展を阻害すべく、反原発を宣伝する手段として、反医学的な福島セシウム避難を考案し、実行したように思われる」とし、被曝の影響は問題にならないと主張。安倍晋三首相に避難者の即時帰宅を認めるよう求めた

 除染についても「セシウムしかない福島県でなぜ除染が必要だと考えるのか。住民を排除して民間業者に委託する。何らかの政治的意図から採用したとんでもないやり方だ」と持論を展開。民間業者による農地の除染について「田畑を破壊する。農作物、特に稲にとってセシウムの被害はほとんど考慮に入れる必要はない」と問題点を指摘した。

・・・・・・。
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●広島・長崎の教訓を活かせない日本

2011年08月23日 03時15分23秒 | Weblog


THE JOURNALに出ていた記事(http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/2011/08/post_121.html)。元記事は、神保哲生さんのvideonews.com。

 何度も繰り返し言ってきたけれども・・・。FUKUSIMA後も原発を廃止できず、その方向性さえも目指すことがない。核開発と原子力の安全利用がイコールであることに気づけない。とても広島・長崎の教訓を活かせているとは思えない。

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http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/2011/08/post_121.html

広島・長崎の教訓を今われわれは活かせているか

マル激トーク・オン・ディマンド
538回(20110806日)
広島・長崎の教訓を今われわれは活かせているか
ゲスト:沢田昭二氏(名古屋大学名誉教授・原水爆日本協議会代表理事)

 原発事故の収束の目処が立たないまま、今日、日本は66回目の広島・長崎の原爆の日を迎えた。
 被爆国の日本が、なぜここまで原発に依存することになったかについて、われわれは説得力のある説明を持たない。しかし、原子爆弾が後にもたらす放射能被曝の恐ろしさを身をもって知る国として、今回の原発事故への対応に、われわれはその経験を活かせているだろうか。また、それができていないとすると、それはなぜなのか。
 自身が66年前の広島で爆心から1.4キロの地点で被爆した経験を持ち、その後、核兵器廃絶運動に参加した名古屋大学の沢田昭二名誉教授は、今、福島で起きていることと、自身も体験した広島で原爆投下後の状態に、強い共通点があると指摘する。
 広島で原子爆弾が爆発した際、その爆風と熱、そして爆発の際に飛び散った放射線によって、多くの人命が失われた。しかし、その後、キノコ雲から広い地域に降り注いだ放射性物質によって、何キロ、あるいは何十キロにもわたって多くの人が低線量被曝や内部被曝をしている。その状況は今の福島の状況と共通点が多いと沢田氏は語る。
 しかし、原爆を投下したアメリカは、原爆の爆風や放射能を直接浴びた近距離初期放射線による外部被曝者のみを原爆の影響の及ぶ範囲と定義し、遠距離の低線量被曝や内部被曝の影響は無視したと沢田氏は言う。広範囲に広がる低線量被曝や内部被曝も考慮に入れなければならなくなると、原爆の一般市民への影響はあまりにも大きくなり、その使用が国際法上も人道上も正当化できなくなるからだ。結果的に原爆の爆発後、キノコ雲から広範囲に降り注いだ放射性物質によって爆心から遠く離れた場所で被曝した人や、原爆が投下された後、救助などのために広島に入り被曝した人たちは、調査の対象ともなっていないため、実態も把握できていないと沢田氏は指摘する。そして、そのことが、原爆症の認定問題でも、後々多くの人を苦しめることになる。要するに、日本政府は66年前の原爆についても、未だにその影響の全体像を把握できていないのだ。
 世界で唯一原爆の被爆経験を持つはずの日本が、原発事故やその後の放射能汚染への対応がいたってお粗末だったことの理由の、少なくとも一端は、そこにあるのかもしれない。日本は66年前に、今の福島と同様の経験をしていたにもかかわらず、その総括ができていないことのツケが、こういう形で回ってきていると、言い換えることも可能かもしれない。
 非人道性や非倫理性を理由に核兵器を批判し、この廃絶を訴える沢田氏は、同じ理由で原発にも反対の立場を取る。仮に原発が効率的に電力を供給する手段であったとしても、一旦事故が起きれば、これだけ広範囲に深刻な被害をもたらす原発は、やはり非人道的なものと断じざるを得ないからだ。
 そして、自身が素粒子を研究する科学者でもある沢田氏は、とりわけ科学者の責任を強調する。原爆を開発したアメリカの科学者たちの多くは、ナチスドイツの前にアメリカが原爆を持たなければ大変なことになると考え、その力をマンハッタン計画の下、ロスアラモス研究所に結集させた。しかし、ドイツが無条件降伏した後、プロジェクトに参加する科学者の多くが原爆開発の中止を訴えたにもかかわらず、アメリカ政府はこれを却下し、様々な戦略上の判断から日本にこれを投下した。ルーズベルト大統領に原爆開発を進言する書簡を出したアインシュタインは、そのことを後世にわたり我が身の恥としたという。
 元々原爆の副産物だった原子力発電についても、1950から60年代にかけて、科学はこれを無限の可能性を秘めた夢のエネルギーと位置づけ、世界中で熱心に研究・開発が進められた。しかし、度重なる事故で原発が当初考えられていたほどいいものではないことがわかったあとも、日本を含む一部の政府はこれを推進し続けた。そして、そこには常に政治の意思と、政治の意を汲んだ御用学者の後押しがあった
 個々の科学者の意図の如何にかかわらず、科学が常に政治利用されることは歴史が証明している。沢田氏は科学者の責任として、人々を信頼し、常に社会にとって重要な情報を提供することの意義を強調するが、原爆投下から60余年がたった今、われわれはそれができているだろうか。
 原水協の世界大会に参加中の沢田氏を広島に訪ね、広島・長崎の教訓が福島で活かされているかを議論した。
・・・・・・。

投稿者: 神保哲生 日時: 20118 7 00:09
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●「逃げて欲しいのです」

2011年04月23日 00時00分08秒 | Weblog


CMLに小出裕章さんのラジオコメントに関する記事http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-April/009016.html)が出ています。ラジオの内容を文字起こししたもので、趣旨をつかみづらいところがあります。ただ、文字起こしして頂いたことは大変にありがたいことです。この一連のラジオコメントは、どこかを探せばYoutubeの音声ファイル(画像は別のニュース映像か何かでした)としてアップされているはずです。

 「20ミリシーベルト/年」はとてつもなく高く、ましてや子供には危険すぎるらしい。放射線にかかわる技師でもない大人でも高いのですから、子供の体を弄んでいるとしか思えません。

 「日本人は1ミリシーベルト/年」というのも敷居値ではないはずで(これ以下では影響なし、という値ではないはず)、出来るのならばゼロに近い方が良いはず。それが20倍に。しかも子供との区別もなし。そもそも、内部被爆はどうするのか?
 自分が現場にいたら、「至急子供を避難させるべき」という小出さんの言葉にどのように対処するだろう? そもそもこの小出さんのコメントが現場の人々に届いているのかどうかが疑問。

 やはり住み慣れた場所に止まりたいという気持ちも理解できます。それぞれの方の判断です。ただし、政府や東電による正しい情報が提供されること。何らかの十分なケアがあること。(「再臨界」のクロル38等の議論の際に、スペクトルのデータが公開されていれば、混乱をまねくことはなった)データが公開され、専門家の多様な意見が伝わること。「熊取6人組」の小出さんらのような真の意味での専門家が確率の高い真の結論にたどりつけること。
 小出さんの「助かるために、逃げて欲しいのです」というコメントは届いているでしょうか・・・。

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http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-April/009016.html

[CML 009140] 小出先生、「至急子どもを避難させるべき」
                       2011 4 20 () 23:16:38 JST

・・・・・・。
小出先生の「たね蒔きジャーナル」420日分です。本当に子どもが心配です。

==========
 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、水野晶子さんと近藤勝重さんの司会で始まりました、タイガースの敗北で落ち込んで(巨人ファンの方ごめんなさい)聞きました(笑)。たね蒔きジャーナルで被災地支援のプレゼントもやっています。

 小出先生のお話、福島の方から、情報を求めてこのラジオにたどり着いたというメールが来ています。福島で、情報を知りたいのになくて、関西のラジオにたどり着いたのです。しかるべき文脈で政府が情報を出さないのでなおさらです。また、小出先生のお話目当てにラジオを買った人もいるのです。小出先生の説明を近藤さん大変評価されていました。

 ニュースキャスター、来栖アナウンサーによるお話で、水野さんと来栖さん、地震発生直後4時間津波警報を流した方なのです。原発のニュース、東電は2号機の汚染水の回収を行い、集中処理施設に10トン/時間を行い、トレンチの水位は1cmだけ下がった(いままで上がるのみ)のです。1240トン、25mプールの半分にしかならないのです(泣)。汚染水は2号機だけで2.5万トン、つまり1/100しか1日移せないのです

 さらに、集中処理施設まで800mあり、途中で漏れたら大変なのです。格納容器への窒素注入は2週間、8500立方メートル(容積6000立方メートル)ですが、圧力が上がらず、また2,3号機へも窒素を入れることを検討(水素爆発の危険あり?)です。

 IAEAは工程表を評価しています。事故原因の解明のため、IAEAの使節団が来る模様です(5月)。

 住民の避難、枝野氏は20kmを警戒区域(強制立ち入り禁止)として検討、一事立ち入る人がいるからと枝野氏は言っています。20km以上のところは計画避難区域になります(1ヵ月後に別の場所へ避難)。飯館村他が当たります。

 浪江町34ミリシーベルト(国の目安は25ミリ、そもそも1ミリなのに)・・・

 で、小出先生登場、子供たちを守ることで、文科省は福島圏内の幼稚園、学校に放射線の量3.8マイクロシーベルト/時間としましたが、驚いた通常の生活では0.05マイクロシーベルト/時間なので、76なのです。ほぼ100倍、とんでもない高さなのです。算出の根拠は、20ミリシーベルト/年から時間当たりで計算したのですが、この20ミリシーベルトがとてつもなく高いのです

 一般の日本人は1ミリ/年なのです。被爆が危険であり、この基準で日本政府は日本人を放射能から守ってきたのに、誰がこんな引き上げの権限があるのか子供たちに対して20倍の我慢はなぜ許されるのかわからないとのことです。子供に屋外活動を制限していますが、被曝はあらゆる意味で危険であり、少しでも危険、しかし、子供は外で遊ぶべきで、放射線が高くて子供を外へ出せないのは異常、子供を外へ出せないほど福島は危険なのです。

 また、土煙を防ぐなどの措置が検討されていますが、3.8マイクロは外部被曝(放射能が外部)前提で、内部被曝は大変で、口を洗う、窓を閉めるなどはやるべきなのですが、そんなことをしないといけなくしたのはどこの誰か(国だ)国が責任を取らずに子供たちに被曝させるのは納得できないと言うことです。

 前提の工程表、69ヶ月で収束させるものに基づくものの、工程表が甘い、これに基づいて子供を守るのは、事故の収束にもよる(事故、汚染の拡大があり得る)ので、子供に20ミリの我慢は、これも反故にされる可能性があるのです。

 子供を守るために、疎開については水野さんが指摘すると、小出先生、被曝は微量でも危険、なおさら子供は危険で、避難させるべきということです。子供が重荷を負わなければならない、しかし、被曝を避けないといけないのです。

 警戒区域、強制立ち退きについて、家にいたいという人も出てくるのですが、そういう人は必ずいる、自分の住んでいた土地に被曝してもいたい、実際チェルノブイリでもいた(お年寄り)、福島でもそうなる、こういう人の生活を支えるのは行政の義務(食料、水、電気、ガス、医療)、生活を保障しないといけないのです。しかし、助かるために、逃げて欲しいのです

 20ミリの計画的避難の基準ですが、小出先生の判断より甘く、これを変えるとどうしようもなくなる、そこまで政府が追い詰められている、原子力を許してきた大人が責任を取らないといけないのです

 この区域から出ることを避難している人にお願いするのに、生活の保障が必須なのです。

 計画避難区域の、たった一人の人でも、ちゃんと説明しないといけないのです

 埼玉のメールで、日給3万で福島原発に行ってくれとの話が来た(知り合いに)、で、行くかどうかの判断として、再び水素爆発の疑いがどうかとの問い合わせに、小出先生、東電自体が水素爆発があると言っている、そのため窒素を入れている(のに格納容器が壊れて窒素が漏れている)、2,3号機はまだであり、13号機に水素爆発の可能性ありと、小出先生は判断されています。

 子供たちの保護策も指摘されました。政府は、出せないでもがいている、日本の大人が知恵を出して、子供を守らないといけないのです

 この、子供の被曝のことは私もメールで問い合わせ、かなり厳しい話が来ました。今後もお知らせいたします。
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 さらに、CMLの別の記事。

    [CML 009160] Fwd: [icti-ml:7351] 福島の子らを見殺しにするな
       http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-April/009034.html

    [CML 009170] Fw:報告【政府交渉】子どもまで20ミリ!? 被ばく基準で政府交渉」
       http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-April/009044.html

    [CML 009105] 小出裕章先生の生の声」
       http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-April/008981.html


 最後に、videonews.comの映像(http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001827.php)。ただし、「再臨界」の件が決着する前(ここのコメント参照)の記事です。

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http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001827.php

ニュース・コメンタリー 20110416日)

福島原発最新状況分析
  レベル7でも事態の矮小化に躍起な政府とメディア
    解説:小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)

 今週も東京電力福島第一原発で大きな動きがあった。原子力安全・保安院は12日、福島第一原発の事故を、原子力施設で発生した事故の深刻度を示す国際評価尺度(INES)による暫定評価を最悪のレベル7に引き上げた。また、東京電力は13日の会見で、4号機の使用済み核燃料プール内の燃料棒が一部破損していることを認めた。
 京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、政府や東京電力が事故をなるべく小さく見せようとして最初に「レベル4」とし、今頃になって「レベル7」にしたと言う。燃料棒の破損に関しても、315日に4号機が水素爆発を起こした段階で燃料棒は損傷していたのではないかと疑う。
 再臨界については、クロル38とともにナトリウム24という放射性核種も検出されなければならないが、東京電力はナトリウム24の検出については、データを出していない。今後発表されるはずの核種分析の調査結果の中に、クロル38とナトリウム24があれば、再臨界が発生していると考えていいと述べる。
 今週のニュース・コメンタリーでは、小出氏のインタビューをもとに、神保哲生と大阪大学准教授の平川秀幸が福島原発の現状とその現状を小さく見せようとする政府や東京電力、メディアのあり方について議論した。
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●原子力発電推進派にこそ対策・対案を示す責任あり

2011年04月12日 00時10分33秒 | Weblog


いつもながら、CMLからの引用(http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-April/008770.html)。今日も小出裕章さんに関する記事。

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http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-April/008770.html

[CML 008894] 「 科学的根拠のない憶測・・」と小出裕章さんの福島大学宛の手紙

・・・・・・
2011 4 9 () 08:40:51 JST

 国際基準がいかにいい加減な、原発推進有利な過小評価かということは確かに日本ないし世界の近現代をどう捉えるかと関連し、とても簡単には書けないのでとりあえず小出裕章さんが福島大学の方の求めに応じて返信されたご回答を転載させていただきます。・・・・・・。

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福島大学での講義に関して小出裕章さん(京大原子炉)

Q.1福島大学では、5月はじめに授業開始を予定しているのですが、学生および教職員の安全と健康の観点から、5月授業開始という決定は、どのようなリスクを伴うものとお考えですか?

 ご承知のとおり、放射線に被曝することはたとえ微量でも影響があります。国際放射線防護委員会(ICRP)のリスク推定によれば、積算で1万人・シーベルト当たり500人がガン死するとなっています。ただ、この推定は科学的に確定していない線量.線量率効果なる効果を使ってリスクを半分に値切っており、原爆被爆者データを使えば1万人・シーベルト当たり1000人とすべきです。つまり、積算で10人・シーベルトになると1人がガン死するということになります
 お知らせくださった福島市ならびに福島大学構内の放射線の線量率はおおむね数μSv/h程度のようですね。通常の環境であれば、0.05μSv/hですので、数倍から1桁程度高い値になっています。仮に2μSv/hの場所に1日5時間、月に20日居るとすれば、その間の被曝線量は200μSv、つまり0.2mSvになります。
 福島大学の学生数を私は知りませんが、仮に5000人の学生が上に仮定した被曝線量の場所に居るとすれば、被曝の総量は1人・シーベルトとなります。つまり、学生のうちの誰か一人が将来ガンで死ぬ確率が10%ということです。ただ、私自身は米国のJ.W.Gofmanさんの評価が正しいと思っており、Gofmanさんの評価によれば10人.シーベルト当たり白血病も含めて4人がガン死することになります(J.W.Gofman, “Radiation and Human Health”, Sierra Club Books(1981)、邦訳「人間と放射線」、社会思想社(1991))。つまり、ICRPによる推定の4倍の被害です。
 ただし、放射線に対する感受性は年齢で異なっており、年が若い人たちは感受性が高く、歳をとるに従って感受性が低くなります。その点を、Gofmanさんの評価を図にして最後の頁に貼り付けておきます。
 平均的な放射線リスクはほぼ30歳の方が受けます。20歳くらいの学生であれば、平均に比べて約2割感受性が高いです。一方、年齢が50歳を超えるようになれば、感受性は数十分の一に減ります。歳のいった教職員の方々であれば、被曝の危険は先の評価より大幅に小さいものとなります。


Q.2仮に5月開始を実行した場合、学生に対する対応・配慮として、最低限いかなることを大学は行なうべきとお考えですか?

 添付文書は空間ガンマ線量に対しての外部被曝についての評価です。
 今後の事故の展開にもよりますが、もし放射性物質が流れてくるような事態になるのであれば、むしろ内部被曝が重要になると思います。
 そのため、マスクの励行や、皮膚の露出を避けるなど、周知することが必要と思います。


Q.3同じく、大学で業務を行なう教職員に対しては、大学はいかなる対応・配慮を行なうべきでしょうか?

 添付文書に記したとおり、年齢が高い職員の方は被曝のリスクが大幅に減りますが、基本的に注意すべきことはQ.2について記したことと同じです。


Q.4 「大学の場合、体育や部活動など、屋外での活動が多々ありますが、屋外活動にはどのような対策が必要でしょうか?

 3月15日から16日にかけて福島市に届いた放射性物質は今現在土地を汚しています
 I-131は半減期が短いため、かなり減ってきてくれていますが、Cs-134は半減期が2年Cs-137は半減期が30年ですので、土地の汚染は長く続くでしょう。
 したがって、できるだけ土に触れない、土に触れた後は身体を洗うなどの配慮が必要です。
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 原発推進派にこそ、対案を、そして、この悪夢のような現実に対する対策を示してほしい。責任はこれまで推進し、それを持ち上げ、喧伝してきた側にある。FUKUSIMA後も原発の生き残りに手を貸そうとしている側にある。

さあ、あとどうするかはお国の方で考えろちゃ。国っちゅうもんな、そんなこつ考えるためにあるんと違うんけ?」(松下竜一さん)
  http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BE%BE%B2%BC%CE%B5%B0%EC%A1%A1%CC%A4%B4%A9%B9%D4%C3%F8%BA%EE%BD%B8%A3%B4%A1%BF%B4%C4%B6%AD%B8%A2%A4%CE%B2%E1%C4%F8

闇ありて光は放射し、光ありて闇は密度を深化する。さればわれらの暗闇への志向とささやかなる電力要求と、なんの矛盾であろうか。われらは敢然と開き直って家庭用電力を要求し、しかして〈停電の日〉を要求することによって、これ以上のとめどない発電所建設を、もちろん高度経済成長そのものとともに、明快に否定しさるのである」(松下竜一さん)
  http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/277ba9bf6040a8d3e667f616b33eb7c7

「原発をとめろ」という意見に対して、「だったら、代案を出せ」と言い出すヤツらが必ずいます。おう、出してやるよ。その代わり、これまで電力会社が湯水のように使ってきた宣伝費や研究費、税金からも投入されていた金をすぐもってこい。その1万分の1でもくれれば、素晴らしい代案を出してやる。代案を出すべきだったのは電力会社や政府です。莫大な金を使ってきて、これだけの事故を起こした人々を放置して、なお、代案までこっちが考えなければならないって、どんだけハンディのあるゲームだ。その不利なゲームにおいても代案を出している人たちだっているんだから、それを見てから言えって話です」(松沢呉一さん)
  【http://www.pot.co.jp/matsukuro/20110402_023101493922953.html
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