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●高野孟氏の至言: 「安倍晋三首相と今井尚哉首席秘書官の関係」=愚かな「裸の王様」」とその家臣

2017年01月17日 00時00分05秒 | Weblog


日刊ゲンダイのコラム【高野孟 永田町の裏を読む/手を取り合って幻想空間を遊泳する安倍首相と今井秘書官】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/196902)。

 《アンデルセンの「裸の王様」…家臣も王様本人も「見えない」と言えば馬鹿と思われるから、お互いに本当のことを言わず、そのため王様は裸のままパレードに出ていってしまうというお話だが、今の安倍晋三首相と今井尚哉首席秘書官の関係もそれに似ている》。

   『●「政権批判」だったら歌うなとでも? 
      「アベ様のNHK」は「放送禁止歌」にでもしますか?
    《この「都合のいい大義名分」を、集団的自衛権行使容認のための
     憲法解釈変更に重ね合わせて聴いた視聴者らがネットで反応した。
     曲名を「平和(ピース)と極右(ハイライト)」と読み替えたり、
     「裸の王様」を安倍晋三首相への揶揄(やゆ)と受けとめたり――》

   『●「20世紀で懲りたはずでしょう?」
     「二度と戦争が起きないように仲良く」のメッセージはアベ様には?
    《「都合のいい大義名分(かいしゃく)で/争いを仕掛けて/
     裸の王様が牛耳る世は...狂気Insane)」とも書いたが、
     この部分を日本政府を批判していると一部のメディアが報道した
     そうなんですね。はっきり言ってそれこそが都合のいい解釈です。
     作ったのは、一昨年ですから、集団的自衛権も話題になる前だった
     と思う。東アジア全体で起こっている問題として作った歌詞なんで
     ございます。その上で「20世紀で懲りたはずでしょう?」と。
     まだやっているのか。二度と戦争が起きないように仲良くやっていこうよ
     というメッセージを込めたつもりなんですけど。
     「色んな事情があるけどさ/知ろうよ/互いのイイところ!!」
     ということも書きました》

 高野孟氏の至言です、《安倍晋三首相と今井尚哉首席秘書官の関係》=《愚かな「裸の王様」》とその家臣。様々な議論を巻き起こしましたが、桑田佳祐氏の歌詞《「都合のいい大義名分(かいしゃく)で/争いを仕掛けて/裸の王様が牛耳る世は...狂気Insane)》を地で行っていないでしょうか?

 今井尚哉首席秘書官とは?…《首相の経済政策の実権は、経産省出身でエネルギー庁次長も務めた今井尚哉氏と経産省が握っている》(『●原子力ムラ復権を易々と許していていいのか?』)。

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/196902

高野孟 ジャーナリスト
永田町の裏を読む
手を取り合って幻想空間を遊泳する安倍首相と今井秘書官
2017年1月5日

     (幼稚極まりない外交(安倍首相と今井秘書官)/(C)日刊ゲンダイ)

 アンデルセンの「裸の王様」は、「馬鹿の目には見えない不思議な布でできている」という触れ込みの高価な衣装を、家臣も王様本人も「見えない」と言えば馬鹿と思われるから、お互いに本当のことを言わず、そのため王様は裸のままパレードに出ていってしまうというお話だが、今の安倍晋三首相と今井尚哉首席秘書官の関係もそれに似ている。

 外務省のロシア専門家を押しのけて、対ロ外交の総括責任者に就いたのは今井で、経済協力で大盤振る舞いをした上で、ロシアのプーチン大統領を高級温泉旅館でもてなせば、北方領土で妥協するだろうという幼稚極まりないシナリオを描いて安倍に振り付け大失敗に終わった。それですぐに目先を変えて、「戦後の首相として初めて」と銘打った安倍の真珠湾訪問を仕掛け、それがうまくいけば「真珠湾解散だ」とまで新聞に書かせてあおり立てたが、「初めて」どころか吉田茂鳩山一郎岸信介も訪問していたことが判明して、ずっこけてしまった

 自民党中堅議員が嘆く。

   「とにかく今井は、外交舞台をその場限りの派手なサプライズ演出の
    チャンスとしか考えておらず、うまくいけばその勢いで解散・総選挙を
    打って政権延命という一本やりの単純思考。5月の伊勢志摩サミットで、
    偽データのパネルを作って『リーマン・ショック級の世界経済危機』を
    演出してダブル選挙に持ち込もうとしたのも、今井。プーチン来日に
    大いに期待を持たせて、年末年始の北方領土解散をさんざんあおったのも、
    今井。それがダメなら真珠湾というのも、今井。彼は、自分の仕掛けたことが
    失敗だとは言えないから成功したと安倍に囁きマスコミにもそう書かせる
    安倍も自分が失敗したとは思いたくないので、今井の言葉や、
    彼が切り抜いてきた新聞記事を信じようとする。2人で手を取り合って
    幻想空間を遊泳しているかのようだ」と。

 次の場面は今月末で調整中のトランプ新大統領との会談である。同議員の言うには、これについても今井は安倍に対して「何も分かっていないトランプに注文をつけて世界が大混乱に陥るのを防ぐのが豊富な政治・外交経験を持つ総理の役目ですから」などと、誇大妄想を吹き込んでいるらしい。それで妙に自信過剰になった安倍が、仮にもトランプを見下すような発言をしたりすると、大惨事に陥ることになろう。
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