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●東京MXテレビ「沖縄デマ」番組について、想像を超えた制作会社の対応のあまりの酷さ

2017年01月29日 00時00分53秒 | Weblog


アサヒコムの田玉恵美記者による記事【「沖縄ヘイト」批判、MX幹部「チェック甘かった」】(http://www.asahi.com/articles/ASK1V5T0ZK1VUTIL04J.html?iref=comtop_8_01)。

 《「DHCシアター」…サイト上で浜田麻記子社長と番組チーフプロデューサー名義の見解を公表…「犯罪や不法行為を行っている集団を内包し、容認している基地反対派の言い分を聞く必要はないと考えます」》。

 《犯罪や不法行為を行っている集団》ってすごい言い草、しかも、取材もせずに「内包」って、正気ですか? 東京MXテレビ沖縄デマ」番組事件について、想像を超えた番組制作会社の対応、そのあまりの酷さに驚く。《メディアの言論活動を封殺》《ある種の言論弾圧》って、よく言えたものだ。アベ様「広報」もココまで来た。

   『●「戦争のためにカメラを回しません。
     戦争のためにペンを持ちません。戦争のために輪転機を回しません」
    《彼女は3日、高江の抗議行動の現場でスピーチを行なった。
     沖縄マスコミ労協の副議長としてとはいえ、テレビ記者として
     異例のことだ。心ある人は既存メディアにも、大矢さんをはじめ、
     ちゃんといる。しかし、それが組織に絡め取られると重要な場面を
     オンエアできなかったりするメディアもそうして分断されているのだ。
     金平さんのもどかしさは十分に伝わった。
      まさに、そのもどかしさを少しでも埋めようと、この集会では
     高江への「市民特派員」を送ることが、のりこえねっと共同代表の
     辛淑玉さんから提案された。往復の飛行機代を支給する代わりに、
     高江で何が起きているかをSNSやツイキャスで発信し、さらに
     1000字程度の報告を課す「市民特派員」を募集しようというものだ。
      警察と自衛隊の暴力が罷り通る高江において、
     その現状を見る「目」は、その暴力を少しでも和らげることになる
     のではないだろうか。実際に動ける人は現地へ、行けないが
     お金に余裕のある人はカンパへ。物心両面での皆さんの支援を、
     心からお願いしたい》
 
   『●沖縄平和運動センターの山城博治さん…
      イジメ・見せしめな「反対運動つぶし」「国策捜査」「狙い撃ち」
    「沖縄タイムスの【社説[「沖縄ヘイト」番組]真偽不明 悪意むき出し】
     (http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/79474)によると、《東京MXテレビが
     2日に放送した報道バラエティー番組「ニュース女子」で、
     高江ヘリパッド建設問題を取り上げた。反対する人たちの声は
     1人も流されないまま「カメラを向けると襲撃に来る」「テロリストみたい」
     などと表現。「反対派の中には韓国人はいるわ、中国人はいるわ」
     と人種差別につながる発言があった》」
    「琉球新報の【<社説>ヘイト番組放送 沖縄への偏見拡大恐れる】
     (http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-426400.html)には、《沖縄に対する
     許し難い誹謗(ひぼう)中傷だ。公共の電波を使った沖縄に対する
     ヘイトスピーチ(憎悪表現)と断ずるしかない。なぜこのような番組を
     制作し、放送したのか明確に説明すべきだ。東京のローカル局・
     東京メトロポリタンテレビジョン(東京MX)が、米軍北部訓練場の
     ヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対する市民をテロリストに
     例える
ような内容の番組を放送した》」

   『●「国際人権法」違反: 山城博治さん長期「拉致」という
            「独裁的な国家が反対派を黙らせる常とう手段」
    「またしても、「恥」を世界に発信・拡散。世界の心ある人々から、
     蔑みの目で見られるわけです。
      それにしても、「本土」マスコミの静かなことよ。それどころか、
     東京MXテレビ「ニュース女子」問題なんてのも起こる始末」

   『●「アベ様広報」…安田浩一さん「現地の人に話を聞く、
         裏取りするという取材の基本ができていない…デマ」
     《津田大介さんと安田浩一さんが18日までに同局が放送する
      別のニュース番組への出演を辞退した。
      「取材がずさんで事実でない」「報道に値しない」と2日の番組
      批判している》

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http://www.asahi.com/articles/ASK1V5T0ZK1VUTIL04J.html?iref=comtop_8_01

「沖縄ヘイト」批判、MX幹部「チェック甘かった」
田玉恵美2017年1月27日23時14分

     (1月2日放送の「ニュース女子」から)

 沖縄の米軍基地反対運動を取り上げた東京メトロポリタンテレビジョン(MXテレビ)の番組が、波紋を広げている。人種差別的な発言や歪曲(わいきょく)があったとする批判に対し、制作会社が問題はないとの見解を公表一方で、番組の内容を問題視して放送を取りやめた地方局もある。MXテレビ幹部は、チェックが不十分だったと認めた

 問題になっている番組「ニュース女子」を制作したのは化粧品大手ディーエイチシーの子会社「DHCシアター」。同社は20日、サイト上で浜田麻記子社長と番組チーフプロデューサー名義の見解を公表した。

 基地に反対する人たちへの取材をしていないと批判されていることについては「犯罪や不法行為を行っている集団を内包し、容認している基地反対派の言い分を聞く必要はないと考えます」などと説明している。

 また、番組内の「韓国人がなぜ反対運動に参加するのか」という発言が人種差別に基づくヘイト発言だと指摘されていることには「外国人の政治活動の自由は全てが保障されているわけではなく例外があります。その上で問題提起していることは、人種差別、ヘイトスピーチ該当するとは考えておりません」。さらには「一方的に『デマ』『ヘイト』と断定することは、メディアの言論活動を封殺する、ある種の言論弾圧であると考えます」と反発した。

 番組内で「反対派の黒幕」「親北派」として名前を挙げられた人権団体「のりこえねっと」共同代表の辛淑玉(シンスゴ)さんは27日、会見を開き、同日付で放送倫理・番組向上機構BPO)の放送人権委員会に人権侵害の申し立てをしたことを明らかにした。BPOでは、放送人権委とは別の放送倫理検証委員会も、MXテレビに対し報告を求めている。

 辛さんは「大変むごい番組。…

………。
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■東京新聞(2017年1月28日 朝刊) (A.S.)
2017-01-28 19:11:39
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201701/CK2017012802000121.html

「MX番組で名誉侵害」 反ヘイト団体代表がBPOに申し立て
2017年1月28日 朝刊

(抗議の記者会見で、涙を拭う「のりこえねっと」の辛淑玉共同代表=27日午後、国会で)

 東京MXテレビが放送した番組「ニュース女子」で、沖縄の基地反対運動を扇動する黒幕であるかのような虚偽の内容を報じられ、名誉を侵害されたとして、ヘイトスピーチ(憎悪表現)に反対する団体「のりこえねっと」の辛淑玉共同代表(58)が二十七日、放送倫理・番組向上機構(BPO)放送人権委員会に申し立てた。
 申立書などによると、二日放送の同番組は、沖縄の米軍北部訓練場のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設工事に反対する運動を取り上げ、参加者を「テロリスト」などと表現し、「反対派は日当をもらってる!?」「黒幕の正体は?」と字幕で表示。のりこえねっとや辛共同代表の名を挙げ、人種差別的な発言をされたとしている。
 記者会見した辛共同代表は「大変むごい番組だ。彼らは笑いながら私を名指しし、笑いながら沖縄の人々を侮辱した。問われるのは日本のメディアや多数派だ。こんな社会でいいのか」と訴えた。
 東京MXテレビは、十六日放送の同番組で「議論の一環として放送した」との文章を掲載。同社広報担当は「調査・確認を進めており、コメントを差し控える」としている。
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