テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還

2004-12-20 | ファンタジー
(2003/ピーター・ジャクソン監督・脚本/イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン、ショーン・アスティン、リヴ・タイラー)


 年末に見たシリーズの3作目。完結編。2作目は先日TVでやっていたがよく見なかった。しかし、完結編を借りてしまいました。

 アカデミー賞でノミネートされた11部門で全てを受賞したという作品。「ベン・ハー」「タイタニック」と並んだわけだが、ウーン、3作全てでの受賞ならしょうがないけど、この「王の帰還」だけで受賞となると?だな。

 1作目は確かに面白かったけど、3作目は人間と化け物軍団との戦いシーンが多く少し食傷気味になる。2作目はもっと戦闘シーンが多いらしい。昔から闘牛やボクシングなど“戦い”というものが面白いのはわかるが、現実には血を流すことのない映画で長々と戦闘シーンを流されてもなあ、と思ってしまうのは私だけだろうか。それも刀やヤリを使った戦いだし、以前の「スター・ウォーズ」シリーズのような宇宙船(?)の方がずっと面白い。
 そういえば、あの象のお化けのようなものは「スター・ウォーズ」を思い出させたな。

 その象に弓矢で挑んで、ヒョイヒョイと敵を倒していくあの白装束のヒーローはかっこよすぎで、ちょっと笑っちゃった。

 構成的には、呪われた指輪をフロドが滅びの山に無事に捨てることができるか、又捨てるまでに人間達の内何人助かるかがストーリーの軸になる。結果としてあまり悲劇的にならなかったのもお話の重みが薄れたような気がする。

・お薦め度【★★=悪くはないけどネ】 テアトル十瑠

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