テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

<訃報:マリア・シェルさんが死去>

2005-04-28 | <memo>
<「居酒屋」のマリア・シェルさんが死去
 オーストリア通信によると、ルネ・クレマン監督の映画「居酒屋」の名演技などで知られた女優マリア・シェルさんが26日夜、肺炎のためオーストリア・ケルンテン州の自宅で死去した。79歳。ドイツ語圏で国際的に活躍した最後の女優といわれた。弟のマクシミリアン・シェルも有名な俳優。
 ウィーン出身。スイス人の作家の父と、オーストリア人の女優の母との間に生まれ、ナチスの迫害を避け移住したスイスで育った。16歳から女優として活動。ヘルムート・コイトナー監督の「最後の橋」(1954年)のドイツ人医師役でカンヌ映画祭の女優賞を取り、一躍トップスターに。「居酒屋」(56年)のジェルベーズ役でベネチア映画祭の女優賞を獲得。ハリウッドでも活躍し、ユル・ブリナーマーロン・ブランドらとも共演した。>

[2005/4/27/22:08](日刊スポーツより


 ネットで調べると、1926年1月5日生まれ。TV「日曜洋画劇場」などで観た女優さん。
 一番の思い出は、やはり「居酒屋」ですな。その他にも、「白夜(1957)」「カラマゾフの兄弟(1957)」「女の一生(1958)」など、文芸作品によく出ていたとの印象が強い

 1959年の「縛り首の木」は、デルマー・デービス監督、ゲーリー・クーパー主演の西部劇で、共演陣もカール・マルデンジョージ・C・スコットなど、如何にも重たそうな異色のものです。中身は忘れましたな。
 「スーパーマン(1978)」も「さすらいの航海(1976)」も劇場で観ましたが、脇役だったのでしょう印象は強くないです。

 「オデッサ・ファイル(1974)」では弟のマクシミリアンと共演していて、主演がジョン・ボイトのナチスの残党に関わるサスペンスものらしい。多分未見だと思うが、監督:ロナルド・ニーム、原作:フレデリック・フォーサイス、撮影:オズワルド・モリスというから、これは一度観てみたいですな。

 最後になりましたが、マリア・シェルさんのご冥福をお祈り申し上げます。
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2 コメント

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シマロン (RKRK)
2005-06-16 21:26:36
 西部劇の一種ですが、「シマロン」に出ていました。グレン・フォードとの共演で、舞台はオクラホマでしたかね。それにしても、アメリカよりヨーロッパの方が魅力のある私です。
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あらら? (十瑠)
2005-06-16 23:11:39
RKRKさん、こんばんは。

URLの入力ミスでそちらへ伺えましぇ~ん。
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