サクラ合戦

土曜日はBRM410千葉300kmに参加してきました。
6時前に起きてメシ食って顔洗って軽量化してもブリーフィングに間に合っちゃう手賀沼発着ブルベです。

ちょうどサクラの時期ですから花を愛でながらのんびり走ろうと思っていたのですが・・・

何だかデジカメの調子が悪くて、綺麗に写りません。

画像編集ソフトで補正をガシガシかけてもこの程度。

画像なしブルベって時点でモチベーションが下がりますが、ケータイのカメラがあるじゃないか。
（1番上のサクラもケータイ画像って見りゃわかるか。）

最近流行のウェーブスタートなんでブリーフィングが終わってからのんびり受付して7：15スタート。

～AJ千葉撮影～



大利根橋は路側狭いから、ぼくは歩道を走ったのだけど、皆さん車道をかっ飛ばしていくのですね。
途中ミスコースしたりしながらも

宇都宮ブルベの壬生の石畳とか、埼玉ブルベの日光の石畳とか、自転車で走りにくい道がルートに入ることがありますが、ここ千葉ブルベでもレンガの道とやらが用意されてましたよ。

ぼくのケータイだと1プッシュで撮影といかないので走行しながらの操作は危ない。
サクラの並木がキレイだったりするんだけど立ち止まってまではねぇ、と思ってたんだけど、ココは悩んでUターンして撮影。

桜庁舎の看板に惹かれただけですが。

もちろん不動峠に登る前には北条体育館のWCに寄らねばならないし、ついでに北条大池のところの桜。



不動峠はいつもどおりにタラタラ上がったけど、風返しに行かなくていいから裏不動を下ってPC1へ行けばいい。
風返し～湯袋～上曽の方が個人的には走りやすいと思うのだけど、ブルベだからPCをすっ飛ばすワケにはいかない。

いつものセイコーマートでオニギリとゼリーを補給。
いしこうさんと言葉を交わしてリスタート。いよいよ、このブルベの美味しいところに突入です。

上曽交差点を左折してってのは、1月に走ったのだけど、K7は大型結構通るし割とキツイ傾斜だしで苦手なタイプだ。
上曽峠から稜線に入ればハンググライダーな人の車両以外はそれほど進入してこないから、キツイけど好きな道だ。もちろん好きだからといって速く走れるわけも無く、インナーローでヒィヒィよたよた這い登るのだけど。
途中でフロントインナー落ちして停車。ガッチリとチェーンが食い込んでしまっていたので力技をかましたおかげでBB付近がボロボロになってしまい悲しい。まあどうせフレームはいたるところ傷だらけなんだけどね。


ハンググライダーの発射台ももちろんだけど、自転車のりとしては脚に効くという足尾神社は欠かせない。

欠かせないっていいながら鳥居のところで写真撮るだけですけどね。

今回のコースだとシークレットがこの稜線上にある可能性が高くて、そうなるとスペース的には一本杉峠か丸山のモニュメントのところかなと思っていたのだけどそのとおり。

バナナとコーラを戴いて、いったん下って今度は板敷峠から吾国山へと向かいます。
某チームの中級ロングコースが、不動峠～風返し峠～西光院～上曽峠～足尾山～加波山～板敷峠～吾国山～道祖神峠～フルーツライン～裏不動、ってな感じらしいですけど、その簡易版みたいなコースですね。
板敷峠～吾国山を走るのははじめてでしたが、先ほどまでの筑波山縦走と似たような感じで、速く登るにはキツそうですが、のんびりヘロヘロ漕ぐにはいい道です。
何とかこなして道祖神峠へ。傾斜といい何だか嫌なタイプの峠ですが、今回は下りだけだから助かりました。

下りでちょっと後がズリっとしてたのは気のせいかなぁ、と信号待ちでタイヤ触るとちょっと柔らかい気がする。そろそろトイレにも行きたかったこともあり笠間駅に寄ってみた。
ああ、この段差の感触だとやはりパンクだよなぁ。
後輪を外してチューブを交換して空気を入れるものの、何だか空気が入っていかない。
タイヤを外してチューブに軽く空気を入れて漏れてる箇所をチェックすると穴が開いてた。パッチを当ててタイヤを嵌めて修理完了。

・・・のつもりだったんですが、ホイールをセットして空気圧をもう少し高くしようと頑張ってると、圧が逃げていく。
タイヤと悪戦苦闘してる間に、次々と後続の人が通過していって気持ちも焦ってしまう。
焦りは失敗の原因にもなるわけで、何とチューブ2本にパッチ2個を費やすことになってしまった。
スペアチューブは無くなってしまったから、これ以降のパンクはパッチで修理しなければならない。明るいうちならいいけど暗くなっての野外での修理なんて考えたくも無い。
今ひとつパンクの原因がはっきりしなかったこともあってタイヤ自体もスペアを投入することにした。タイヤのスペアを持つという意味はサイドカットやトレッド剥離に備えるということもあるのだけど、パンクの原因がよくわからなくても、とりあえず原因を除去できることにもあるのだ。

小一時間タイヤと格闘してたように思うけど、ようやく先へ進むことができるようになった。
PC1までで稼いだ時間を吐き出してしまったがPC2までは22kmだ。何とかなるだろう。
しかし、それほどキツくなさそうな仏の山峠でさえもヒィヒィいわされてしまうのは何故だろう。
筑波縦走のダメージなのか。タイヤとの格闘とポンピングの連続で疲れているのか。

脚が攣って押しあがる参加者をパスしたところで県境が見えた。
後を振り返って「もうすぐですよ！」と声を出したのだけど、押しあがる方への激励という以上に自分への鼓舞のほうが大きかったように思う。

PC2は有人チェック。

スタッフの方の差し入れの志ち乃のドラ焼きをご馳走になる。選んだのはカレーどら。千葉ブルベといえば、やっぱカレーのイメージが強くて。
空気入れもお借りして後輪の圧を高くすることができて助かりました。ありがとうございます。
タイヤとの格闘で時間をロスしてたこと、寒くなってきたことから、道の駅のとちおとめアイスは割愛して先に進みます。


～AJ千葉撮影～



PC2茂木からの帰路にビーフラインを通らされていたら、自転車がイヤになっていたかもしれません。けれどもビーフラインほどではないにしろ、やはりそれなりの坂があります。そして前半で脚を使っているだけにちょっとした坂でもヘロヘロになりながらPC3玉造。
茂木から帰るのにわざわざ霞ヶ浦回るのですね・・・
PC3でヘルメットにヘッドライトを装着して夜間走行に備えます。
それまで半袖ジャージに長袖アンダーで走っていたのですが、冷えてきたので、ここで半袖ジャージを脱いで長袖ジャージに着替えました。

玉造から麻生を通って水郷大橋で佐原へ。
夜の佐原で迷子になりかけましたが何とか復帰。佐原から柏なら楽勝じゃないのと思うのだけど、そう簡単に帰してくれません。キューシートは多古まで行けと言ってます。
このあたりは山はないのだけど、台地の連続みたいな感じです。大した坂じゃないはずなんだけど終わった脚には堪えます。
PC4ではU-kiさんが応援に来られてました。ひょっとして自走？と思ったけど今日はクルマとのこと。自転車にハマると自動車の走行距離はガタ落ちですからタマにゃ乗らないともったいないですものね。自転車と違って、公道走行可能なようにするだけで税金だの車検だの維持費がかかるし。

酒々井あたりから先はキューシート不要みたいなものですが、慣れているだけにショートカットしちゃったりしないように気をつけて走ります。
脚は終わってるけどアップダウンの様子はわかるから気が楽です。
いつもは好きじゃない布瀬からのダラダラ坂もゴール直前とあって踏んでいける気がします。
手賀沼ゴールだと帰宅までの脚を残す必要はないから頑張って漕いでゴール。
何とか日付が変わる前に戻って来れたようです。

すこし寛いでからブルベカードを提出に道の駅へと向かいます。
ゴールした後なのに手賀の丘を登らされますが、この坂はゆっくり上がれば楽なものだったのですね。。。
同じくらいの時間にゴールした方と話しながらのんびりサイクリングロードを走ってスタッフにブルベカードを提出。

ぼくは30分後には風呂入ってベッドの中だけど、スタッフの方は3時過ぎのクローズ時間まで寒い中待ち続けなければいけません。本当にご苦労様です。そして有難うございます。

U-kiさんもPC4からここまで移動されててカメラマンになってました。ドーナツの差し入れご馳走様です。



さて、今回のブルベはケータイ国盗り合戦をしながら走った。
常陸国は、那珂、水戸、筑西、土浦、鹿嶋、つくば、取手の７つ、下総国は銚子、我孫子、佐倉・印旛、九十九里の４つ、そして下野国は真岡の合計12の国盗りができた。
サクラ咲く中、国盗り合戦しながらブルベってことで「サクラ合戦」であって、帝国華撃団とは何の関係もありません。あしからず。