アラフィフの独り言

日々の生活で感じたことや興味のあることを書いた独り言のような日記

カワイイとキタキツネの餌を上げる行為は間接的に殺す行為かも・・・

2012-08-30 23:03:48 | 日記
ある人のコラムでキタキツネの実態について書かれていた。

取材の為、北海道を自家用車で走っていると、道路脇に小動物が見えたらしい。

スピードを緩めると、なんとキタキツネの子狐が近寄ってきたそうだ。

豆柴と同じくらいの大きさだったみたい。

キタキツネにはエキノコックスという寄生虫が存在するケースが多く、
キタキツネを媒介してエキノコックスが人間の体内にも入り、
長期間かけて寄生虫が肝臓などの臓器を食い破るそうだ。

だからこの人は触ったりはしなかったらしい。

この人は餌もあげずに静かに車を発進させたようだが、
後ろから来た観光バスが停車し、数人の観光客が窓から
なにかを投げたのが見えたらしい。

実はこれはキタキツネにとっては良いことではない。

キタキツネは本来肉食性なので、スナック菓子やおにぎりで
体を壊してしまう個体が多いというのだ。

人間が食べるスナック菓子は塩分や糖分が強く、キタキツネにとっては
下剤に近い刺激の強い食物なんだそうだ。

さらにキタキツネが車を恐れなくなったせいで、観光客なら物珍しさから
スピードを緩めるが、地元民は緩めたりしないので、事故に遭うキタキツネも多いそうだ。

実はもう10年以上も前に、北海道へ行った時に、知床の夜のキタキツネを見る
バスツアーで同じ話を聞いたことがある。

やせ細ったキタキツネが道路の飛び出してきて、よく車にひかれるって聞いた。

だから絶対に野生動物に餌をあげないで欲しいと言われたなあ・・・

結局、今でも餌をあげる人が後を絶たないんだね。

自分ではいいことしているつもりかもしれないけど、間接的に
キタキツネを殺してしまう行為とも知らずに・・・










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