桃とかなへび

いらっしゃいませ。

定期演奏会 2023

2023年10月31日 | ギターを弾く
前回2月からいつもの10月に戻り、暑くも寒くもない季節に定期演奏会を開催。コロナが幾分落ち着いて、お客様アンケートも復活した。当日の会場準備、リハーサルから片付けまでスムーズだった、素晴らしい。



一番印象に残ったのは、リハや本番の演奏をしながらステージ上で聞いた音が、今までで一番よかったと感じたこと。どこがと聞かれても、なんとなく弦楽器や打楽器の音の弾力を感じるような響きというか、そろっていると言えばいいのか、よくわからない。
リハの時、指揮者から「ちゃんと調弦して」と時間を与えられた。そしたらやっぱり違って「きちんと調査するだけで音がよく届きます」そうか。
それと、土屋さんに音のことを話したら、今回舞台後方の反響板の位置が違うことも関係あるのかなと。ひな壇の一番上がパーカッションで、いつもはその後方1.5メートルくらい空けて反響板がある。油断したら落下できる余地。しかし今回は、最上段の後ろにほとんど隙間なく反響板があった。確かにこんなの初めて見たかも。聞こえた音の違いはそこにも関係あるのだろうか。
ステージ上のギターの位置がひな壇になって3回目、平場よりさらに床から音の響きが伝わってくる。というか響かせなければいけないのだけど。
音がそろっていた感じは、聞きに来てくれた福助の感想からもわかった。キメの部分で音の縦線が合うのは凄いな、とも。

開演前、お客様が入場すると調弦以外することがない。舞台袖で所在なく立っていたら、土屋さんが私のギターで「黄昏」を弾いてくれて、本番前の孤独に沁みた。こんな時に、ではあるが自分のギターの音を目の前で聞ける年に一度の貴重な機会である。また練習したいけど、余裕はないな。

本番がはじまると、もうあっという間。
最後の曲「エジプトの幻影」にチェレスタとジャンベが入って、めっっさよかった。チェレスタのキラキラ上品な音、ジャンベのドゥンって響く音と土着的なリズム。マンドリンのソロ部分もきっちりで、エキゾチックで印象的な曲となった。
アンコールは行進曲。大学の定演のオープニング、エンディング曲だったという部員もいて、私も似たような行進曲を演奏していたので、懐かしく楽しく終わった。

今回感想を聞けるのは福助だけ。開口一番、よかった。マンドリン音楽を聞いた感がある、らしい演奏会だった。
それはよかった。アンケートがあったから、指揮者が退場するタイミングで少しずつ書いたそうだ。ありがたいなあ。
指揮者の先生に笑顔無し。ずーっと緊張した。そのおかげで音がそろったのかもしれない。そして指揮者は、リズムキープが難しいところは身体も手モ目も口も使えるところ全部使ってくれて、なんか感動した。みんな表情が固いって言われたけど、あんな顔で指揮されてにこやかな表情は無理です。鏡なんです、いや未熟者なだけか。

私は相変わらず下手で、できるだけ弾いたけど、練習半年では足りなかったなあ。とある曲2つのコードの繰り返し、それだけなのに脳と指の動きがまるで繋がらなくて、その曲ばかり練習してもいられないから、2、3か月は指板を見ながらでないと弾けなかった。弾けるようになった時は嬉しかったが、著しく低レベルな話ですいません。
冷静に考えてクラブの音にとってはいてもいなくても同じ、いや、いない方がまし。
だけど、だから、勝手に修行させてもらおう。辞めてやらないんだから。練習時間確保のため積極的なボランティアもしない。上手に弾ける余裕ある人がすればいい。大学だって役員は3年生、私1学年上がるのに5年かかりますから。などといじけた気持ちになる。

とはいえ久しぶりの打ち上げは本当に楽しかった。打ち上げでお酒飲めるっていいなあ。
翌日、半年弾いた楽譜を全部ファイルから抜いて、既に数曲分配布されている来年の楽譜に入れ替えた。まだ一音も見ていない。はじまりの日曜日。

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