老いの備忘録です。

老いの日々を適当に綴っていきます。

ろう者

2024年03月01日 | 私の備忘録



古くからの友人の一人は
ろう者です
連れ合いの旦那も同じろう者です

子供たちは、ごく普通に聞こえ話しています


一家は、手話を言葉として

身振り手振りで
見つめ合い
身体に触れ合って
コミュニケーションを取っている

声のやりとりなら
よそ見をしていても耳を傾ければ理解できます

けれど手話では
目線を合わせないと
コミュニケーションが進まないのです


彼らの生活を
いつも身近に感じていたのは
声に頼らない家族の密度の濃さです

常に向き合って語られる言葉があり
相手に触れることで
伝えられる気持ちもあるのです


私はたまたま用がありこの家にいたら

子供さんが
眠りに落ちる瞬間まで

小さな手を伸ばし
母親の頬に繰り返し触れ
だい好きという言葉を発していた

こんな幸せの形を目にして

じんとしてしまったーーー( ;∀;)






 ” 静かなる 口調崩さず
     語り寄る
       かくなる時の 妻は強しも ”





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