古くからの友人の一人は
ろう者です
連れ合いの旦那も同じろう者です
子供たちは、ごく普通に聞こえ話しています
一家は、手話を言葉として
身振り手振りで
見つめ合い
身体に触れ合って
コミュニケーションを取っている
声のやりとりなら
よそ見をしていても耳を傾ければ理解できます
けれど手話では
目線を合わせないと
コミュニケーションが進まないのです
彼らの生活を
いつも身近に感じていたのは
声に頼らない家族の密度の濃さです
常に向き合って語られる言葉があり
相手に触れることで
伝えられる気持ちもあるのです
私はたまたま用がありこの家にいたら
子供さんが
眠りに落ちる瞬間まで
小さな手を伸ばし
母親の頬に繰り返し触れ
だい好きという言葉を発していた
こんな幸せの形を目にして
じんとしてしまったーーー( ;∀;)
” 静かなる 口調崩さず
語り寄る
かくなる時の 妻は強しも ”