雨の一日です
天気と同様
人生もまた思うに任せられない
忙しくて
愚痴や恨みが育つ暇なし
と言う人は幸せな方です
しかし愚痴ったり
恨んでいたりしていても
現状が変わるわけでない
むしろ愚痴るほどに
社会や相手が悪く
自分が被害者という思いから
ますます
うっくつがたまってしまう
人は恨みの対象と向き合い
どこかで
折り合いもつける必要もあるはずだ
苦労から逃げた人には
幸福は生まれないと
私はご先祖様に教えられているからです
” 縫い上げし 丹前を吾が背に
かける妻よ
亡き母の如く 仕草に ”
私の友人の娘さんのことです
彼女は14歳になる肢体不自由者です
女性としての
最低限の
誇りと尊厳を踏みにじられた事件です
特別支援学校に通うほど重度でなく
健常者と一緒に
授業を受けていた
でも動きが??ぎこちなかったです
担任の教師の彼女に対する態度は
コケにする様に見下し鼻で笑っていた
それらの影響で男子生徒たちも
弱い人間を
卑下する態度に抵抗感が全くなく
彼女のスカートをめくり上げ
下着を
スマートフォンで
撮影したバカな男子生徒がいた
恥辱を浴びせられ
床に伏せスカートを手で押さえ
ありったけの声を出し泣き叫んだ彼女でした
見ている女子生徒たちは
係わりたくないという態度でした
人としての尊厳を踏みにじられる
悲しさから
自分の部屋で
彼女は彫刻刀で自分を傷つけようとした
でも手に力が入らない
☆ この身体のおかげで死ねない
☆ ということは
☆ 情けないが
☆ これは生きろと言うことかも知れない
☆ それでもしみじみと
☆ 不自由な手を恨んでしまった
異変を感じとった
母親が
娘を抱きしめ泣いて謝ったという
このことを
相談を受けた私に何が出来るのだろうか
” 定まりて 夜半の目覚めに
汗するを
誰に言はんか 過去責むる夢 ”