「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

『音楽』を創り上げるには『様々なバックグラウンド』が必要だってことさ!

2024-04-12 10:07:06 | 編集長『MASH』のヘビー級コラム『ハードパンチBlues』

最近ハウリンメガネが『方言と音楽』について、
立て続けに『面白い論文』風記事を書いた。
(以下をご覧下さい!↓)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/bb0537fef726d52b81092210a0839594
https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/7034e2868bdb7f5584718e3f919836da

で、俺もコレらを面白く読みながらも、
ソコについて書きたくなったのでペンを走らせている次第。

そもそも幼少期(中学1年生時)からソングライティングを始めた俺なのだが
『アコギで奏でた簡単なコードに乗せ、ハミングやデタラメ英語で歌っていた・・・』
それこそが『ソングライターとしてのスタート』だったわけね。

そこでメガネが言う様に
『言葉とリズムの互換性』に大変苦労した記憶があるのよ。
と言うのも『ビートルズ』と『洋楽』が染み付いていた俺・・・
「日本語を歌うことに慣れていない」と思い知らされたんだ。

モチロン『松田聖子』は小学校低学年時こそ大好きで聴いていたのだが
『邦楽を真剣に好きになった記憶は無い』
のだから、自作曲を作るのには本当に苦労していたね。
とは言え、「英詩じゃクラスでさえ人気者には慣れそうもないし・・・」ってさ(笑)

やっとこさ書き上げた処女曲は
『ビートルズ/Something』の和訳を拝借し
「君の笑顔が僕を苦しめる・・・」という出だしで書かれていたっけ(笑)。

とにかく「メロディに日本語が乗せられない!」ワケよ。
そりゃあ『ハミングするメロディ自体が洋楽的で歌謡曲じゃぁないから難しい』のだが、
コレを克服するまでには数年間勉強をしなきゃならなかったんだ。
まあ『勉強』と言っても大それたことはしていないんだけれどね。

俺は湘南生まれ湘南育ちだから、
「『加山雄三』や『サザンオールスターズ』を普通に聴いていたんでしょ?」
と読者は言うかもしれんが、そんなもん俺の周辺、誰も聴いていていなかったよ。

この頃『勉強として買ったレコード』には以下がある。

『加山雄三』ベスト盤
『ダウンタウンブギウギバンド』ベスト盤

この2枚は『行き付けの中古レコード屋のおっさん』が安くしてくれてねぇ。
まあ、前者はともかく、後者は多少なりともお役に立ったと思うんだ。
『ロックンロールに日本語詞』というベーシックな部分を
彼らは上手く我が物にしていたから、「なるほど~」と思いはしたよね。

ただ、「カッコイイ!」とは思わなかったのが現実でさ。
「なんだよ!どれもコレもストーンズやフェイセズの足元にも及ばねえじゃん!」
って悪態を付く中学生だったんだ(笑)

だから結局は参考資料として聴いたものの
『独学で当てはめていく作業となった』
ワケなんだ。
転機となったのは、18歳の時のバンドの時だね。
4つ下の弟が俺の曲に歌詞を2曲で書き、彼から
『サザンオールスターズ』のアルバム『世に万葉の花が咲くなり』
を薦められたんだ。

アルバム中にはブルースも多く、桑田氏の作詞方法を学び、彼の本も読んだね。
『ただの歌詞じゃねえかこんなの』ってタイトル本だったと思うけれど、
そこには俺と同じ苦悩がツブサに書かれていて、大いに助けとなったんだ。

彼もメチャクチャ英語で『勝手にシンドバッド』を作り歌っていたらしいのよね・・・。
「デビュー時に初めて日本語を載せた」と書かれていた記憶があるよ。

まあ
「湘南ボーイはサザンを聴かない!」
というのは本当の話だけれど、
俺は18歳で初めて勉強の為に聴いたワケだ。
その頃は結構真剣に『過去のLPも買って勉強していた』んだよ。

桑田氏は『ビートルズ』はモチロンのことだが
元々『リトル・フィート』がお気に入りでギターを弾いていた人だったから、
この当りも「俺には大いに参考になった」と言えるね。(彼のスライドはローウェル譲りでなかなかだ。)

何曲かは彼と同手法で書いた曲があるんだ。
勉強の成果が形になったってワケ!

話が逸れちまったが、
「英語」に慣れていれば「メロディも洋楽風」となるワケだし、
メガネが言うように
「日本の方言」に慣れていれば「何かしらメロディに出てしまう・・・」
と俺も考えるところだ。

数年前に俺のファンク曲を聴いた邦楽バンド好きの女子大生
「何か慣れてないのか不思議な音楽ですね・・・」
と当時の俺には「それこそ不思議な感想」を頂いた事がある。

一方で
『お母様の影響でアースが好き!』
という女子大生が言うには
「Mashさんの作ったアーいうファンキーな音楽が大好きなんです!私アースのライブも行ったんですよ!」
となる(笑)

『バックグラウンドの大切さ!』
というお話で、それこそ
『方言も含め言葉や言語は最大のバックグラウンド』
と言えるだろう。

もちろん『彼女たちの言うとおり、聴いて来た音楽』は言うに及ばず!さ。

「過去は生ごみ!」
と言い続けて来た俺だが、この様に
「地層の様に蓄積させた知識や経験が土台になる事は否定出来るわけ無い!」
ワケで、年齢を重ねた俺は今、しみじみと感じているところさ。

ただ、
『クダラネェ過去を引きずって生きるのはNo Goodさ!』
それこそ
「過去は生ごみ!」って話で「早く捨てるに限る!」のよ!

《編集長「Mash」筆》

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