徘徊老人のひとりごと 馬来西亜非日乗（平成２９年２月１９日、金曜日、晴れ時々雨

　　熱海を出て２週間がたつ。
　　「避寒」の大きな理由のひとつは寒くなると手の指先の血行が悪くなり、
　　手がしびれて冷たくなる。
　　毎朝、風呂に入るとお湯の温かさでジンジンと血が巡って行くのが分かる。
　　暖かいと、そんなことはない。
　　だから、毎年、２月は「避寒」に出かけようと思うのだ。

　　昨夜、部屋飲み用の飲料や食糧を買い出しに出かけようとしたら日本人の団体が
　　チェックインのためにロビーにいた。
　　マレーシア・シンガポール観光なのだろうか？
　　やはり、ワタシと同じ年配者が多いようだ。一人二人若い人がいるようだ。

　　今朝の朝食はホテルの前の南インド料理店
　　　　　　　
　　　　　　　
　　　　　　　　イドリーとコーヒー。　これで約１０３円！
　　　　　　　　食べ過ぎないので胃にやさしい。
　　　　　　　　どうもブッフェだと、欲張って食べ過ぎてしまう。

　　　食後にホテルの１３階に立ち寄った。
　　　プールやジムがあるそうだ。
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　そこからシンガポールを眺める。
　　　　　　　　
　　　　　　　　　プールだ。
　　　　　ホテルの裏手には
　　　　　　　　　
　　　　　　　　教会がある。
　　　徘徊に出かける前に立ち寄った。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　天主堂と漢字で書かれているから中華系なのだろうか？
　　　昨日もそうだが、ホテルから１０分も歩くと、大きな庭園のようなものがある。
　　　　　　　　　
　　　そこは昨日ブログにアップしたハイコートの白亜の建物などある、
　　　５３ヘクタールもあるかつてのスルタン王アブ・バカールの王宮博物館など
　　　がある庭園なのだそうだ。
　　　ガイドブックには入場無料となっているが、人の気配がないし、
　　　昨日は入ろうとして断られた。
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　ほら！無断立入したら「撃っちゃうぞ！」と書いてあるようだ。
　　　この広大な土地の一角にこじんまりとした動物園があるが、
　　　その前に
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　アブ・バカール・モスクに行く。
　　　　　　　　　シンガポールからの一日バスツアーでは必ず訪れるところだ。
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　このモスクには昔は中に入れた気がするが、今はドアが閉じられて
　　　　　　　　　中に入ることができない。

　　　　　　　　　このモスクの周辺にはイスラム建築の建物があり、
　　　　　　　　　イスラム教（回教）の人たちの司法・行政などの役所的建築物のようだ。
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　ここは「イスラム・コートだよ」と言っていたからイスラム教の
　　　　　　　　　　裁判所なのだろうか？右側の若い男女は婚姻届でも出しに来たのかも？
　　　　　　　　　　ムスリムは金曜日が安息日だけれど日曜日は休みではないから
　　　　　　　　　　イスラム行政上は今日は平日業務なんだろうね。
　　　　　　　　　　まっ、はっきりしたことは分からないが・・・・。
　　　　　　　　　　いいかげんなワタシだ。（笑）
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　別の建物も、この入口に建つと、中からひんやりとした風が吹いて来る。
　　　　　　　　　　外の暑さを忘れホッとする。
　　　　　道にかかる歩道橋を渡り、シンガポールとの国境の川？海？を見に行く。
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　投網をなげる町人（まちびと）
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　あっち、シンガポールへ行く国境方面
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　こっち、マラッカ・クアラルンプル方面の海岸沿いのハイウエーかな？
　　　　また歩道橋を渡って、アブ・バカール・モスクを横切ろうとしたら
　　　　昨夜の日本人団体客が見学に訪れていた。
　　　　なんだか、暑そうで元気がなさそうだな～～～。
　　　　そうだよな～～～～。
　　　　ワタシのように暑いのを覚悟で外を歩きまわっている人間には
　　　　温度変化は関係ないが
　　　　冷房の効いたバスから３２度の外に出て来て、また冷房のバスに戻るの繰り返しは
　　　　キツイよな～～～。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　ジョホールバル動物園。
　　　　　　　　　　入場料　大人２ＭＲ（５６円）！　
　　　　　　　　　　広大な庭園の片隅にある小さな動物園だ。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　猿は歯をむき出しにして、「どうだ、アタシの歯は」（ちなみに雌猿）と
　　　　　　　　　　歯のぼろぼろなワタシを挑発する。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　ライオンはただ寝ているだけ。　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　チンパンジーはおねだり。
　　　お昼近く突然の雨。
　　　　東屋でモスクの拡声器から流れるアザーン（祈り）を聞きながら雨の止むのを待つ。
　　　　一時間ほど、ぼ～～っと雨が上がるのを待つ。
　　　　これって、スコールかな～～～などと思いながら。
　　　　雨があがると、象の親子が運動場に現れて
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　泥水を背中に掛けたりして遊んでいた。
　　　雨が止んだので、今のうちにとホテルに戻ろうと歩きだす。
　　　そうだ、ホテルに戻る前に「昼飯」を食べよう！
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　今回も南インド料理店で。ベジタリアン・ターリー。
　　　　　　　　　　な～～んと、１２ＭＲ（約３３６円）だぜ～～～～っ！
　　　　　　　　　　サンバル（スープ）３種類、おかずが４種類、
　　　　　　　　　　ヨーグルト、グリーンの色のは硬いプリン、そして果物の細切れ。
　　　　　　　　　　真ん中にはライスとその上にパパド（パーパル）が３枚。
　　　　　　　　　　日本のインド料理店だったら１０００円以上するだろうな。
　　　　　　　　　　真ん中のライスは小さい皿に盛られているので、それを外に出して
　　　　　　　　　　食べるだけのご飯を真ん中に入れて、具やサンバルを掛けて食べる。
　　　　　　　　　　結局、ご飯をお代わりしてしまった！（無料）
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　結局、完食だ～～～～～っ！
　　　　　　　　　　食べすぎだ～～～～～～っ！

　　　　ホテルに戻りシャワーを浴びて午睡。
　　　　胃が重い。（笑）
　　　　腹ごなしに、近くにあるヒンドゥー教寺院を見に行った。
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　ガラス・テンプルを言われているそうだが・・・・・
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　ガラスと言うより、ミラー（鏡）を砕いてモザイク画のように
　　　　　　　　　　　貼り付けたような寺院だ。
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　この文言が怪しいよな～～～～～。
　　　　　　　　　　　「ファースト・グラス・テンプル・イン・ザ・ワールド」なんて！
　　　　　　　　　　　いかにも怪しそうで、寺院の中に入ると喜捨を強いられると・・・。
　　　　　　　　　　　そのウワサ通り、寺院の入口にいたインド人が
　　　　　　　　　　　「Come, come」と手招きする。
　　　　　　　　　　　おら～～～、その手にのらね～～～。（笑）
　　　　　　　　　　　外だけ見て
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　戻ったけれど、行きにくいところにあるので、観光客もいなかったな～。

　　　今日は良く徘徊した。スマホの万歩計は１万歩を越えていた。
　　　まだお腹が空かないので、今夜は缶ビールとインスタント・ラスカ（ラーメン）で
　　　軽く済まそう。
　　　
　　　日本では今日、青梅マラソンがあった。
　　　出場したＨ君にスマホでメールを送ろうとしたら、どこをどう間違えたか
　　　電話機能になって、通じてしまった！
　　　Ｈ君の声は聞こえるのだが、
　　　わたしゃ～～、どうやって通話してよいやら、どうやって電話を切ってよいやら、
　　　なにしろ、６００円のプリペイドＳＩＭなので電話などすれば一発で
　　　限界を越えて使用できなくなるのではと、すぐにあちこちタップしたりして
　　　なんとか事なきを得た。
　　　Ｈ君、そんな事情で、ゴメン！（笑）

　　　それにしても、日本を出国する時、空港で海外でも使用できますというスマホが
　　　１日７００円とかで貸し出したり、ＳＩＭカードを売っていたりするが、
　　　なんなんだろうね～～～。
　　　その国に行ってプリペイドＳＩＭ買えば安上がりなのにな～～～～。