生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

クオ・ヴァディス・ドミネ

2019-04-22 13:30:45 | 日々の暮らし

私の好きな言葉です。 キリスト教徒の方なら耳にした言葉でしょう。 ラテン語で「主よ、どこへいかれるのですか」。 キリストが亡くなってからローマ帝国のネロ皇帝の時代、キリスト教徒は奴隷のように扱われていました。 キリストの12人の使徒のひとりぺトロ(キリストを捕まえに来た役人に三度キリストを知らないと言った人)も迫害のローマを棄てて夜中に街道を歩いていました。 すると太陽が登りはじめ、まぶしい光がさしてきました。 その中にキリストの姿を見つけ、思わず膝を屈したのです。 ぺトロは「クオ・ヴァディス・ドミネ(主よ、どこへいかれるのですか)」と尋ねるのです。 (ヨハネ福音書第16章) するとキリストは「あなたがわたしの羊たちを見捨てるのなら、私はローマへ行き、もう一度十字架にかかろう。」 その声によってぺトロはふたたびローマに引き返し、逆さ十字架で自らも殉教したのです。 これがきっかけでヨーロッパ、世界中にキリスト教が広がり暴君ネロはじさつするのです。 「クオ・ヴァディス・○○」 あなたはどこへ行くのですか?と問います。 答えはあなた自身が決めるのです。 勇気ある決断ですね。 神の導きがありますように。   写真は バチカン市国にあるカトリック教の総本山のサン・ピエトロ大聖堂にあるぺトロの遺骨です。      アーメン

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夢中になるもの

2019-04-22 02:01:34 | 日々の暮らし

仏教には『無欲』という言葉があるが、俗世界の人間には難しい言葉です。 『欲望』があるから 達成した時の『幸福』を味うものです。 幸福を願うから、 欲望が必要になる。 これが『楽しい人生』をつくる原点と精神科医の斎藤茂太氏は述べています。 問題は欲望の大小であり、幸福の大小と述べています。 小さな欲望なら、簡単に得られます。 大きな欲望なら、悩みも大きくなります。 「小欲知足」 欲を少なくして、足るを知るという教えがあります。 欲望を小さくすることが大切ということです。 確かに、人間関係のトラブルは相手への過度な要求、欲望が原因によりますから。 たまに、美味しいもの食べる。 たまに、旨い酒を呑む。 たまに、小旅行をする。(旅行は好奇心の源だからボケを防ぐ効果がある) 『大きな喜びはたまにしかやって来ない』 『大きな悲しみもたまにしかやって来ない』 だから、小さな悲しみは早く忘れ去れば毎日が快適に過ごせるはず。 しかし、大志を抱くのも大切です。 いま深夜ラジオで昨年の5月フランスパンのバケットコンクールで優勝した日本人女性の成澤芽衣さん34歳が出ていた。 初の女性で初の外国人優勝とのこと。 彼女は26歳からフランスに渡り修業した。 大会は焼けたノートルダム大聖堂の前の特設テントで行われたという。 夢はフランスで自分の店を出すことだそうです。 ここまで来たのは 「好きこそ物の上手なれ」ただそれだけですと述べていました。 好きなものだから続けられ苦労も乗り越えられたのですね。 人間は大小にかかわらず夢中になるものをいつまでも持ち続ける事が大切だと思いました。       合掌

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