事務員のメッコは、頻繁に銀行に行く。 今日も行ったさ。
ちゃんと会社で、用紙に金額とハンコを押してね、昨日と同じく。 二枚。
銀行印を持ち歩くのは や なのでよっぽど会社に置いてこようと思ったが
まぁ 何があるかわかんないから、一応 横版と銀行印はもってくか。
メッコは銀行に行ってから書かないんだ。 いつも会社で書く。
今日は、小口だから、 まぁ10分くらいで帰って来れるな。
小口だと言っても、メッコの感覚からは大金だ。
いつものように、通帳と用紙を窓口に出した。
・・・・・・・・・・
胸騒ぎがした。
昨日と同じ、愛想はいいが、仕事のできない若い ねぇちゃんだった。
両替も兼ねているので、引き落とし請求書を二枚出した。
手数料分である。
すると。。。
「このもう一枚の用紙には、金額が書いてないようですが・・・。」
と ねえちゃんは言った。
「あ。 それは、手数料分のヤツです。」
「お客様、これには手数料はかかりません。」 と言う。
メッコは 「へっ?」 と 思ったが
銀行員が、手数料がかからないというのだからそうなのだろう と 思い 待合で待っていた。
するとっ
「8番で お待ちのおきゃくさまぁぁぁ〜。」 なんだよぉ。
「申し訳ありませんが、さっき 手数料がかからないと申し上げましたが
一万円札 100枚はいいんですが
1000円札30枚と 300枚を見間違い やっぱり 300枚ですと手数料がかかります
もう一度、こちらの用紙に書いて頂けませんでしょうか。」
はぁぁぁぁ〜〜〜???
「さっき出した、手数料分の用紙は、あんたがいらないといったから やぶっちまったぜ。
おまけに、銀行印は会社にあるんだ。
このクソ忙しいのに、 また 会社に戻って ハンコ持ってこいっちゅーのか ? あん?
責任者出せっ せきにんしゃっ!!」
と 言いたかったが できなかった。
「手数料分の用紙は もう やぶってしまってありません。
もう一度書けとおっしゃいますが、ハンコ持ってたからいいけど
持ってなかったら、又、会社に戻らなければなりませんてせしたねぇぇぇ。
ハンコ持ってきてて 良かったわあぁぁぁ〜。」
と 言ってやった。
しかも そのうえ あったまくるのは
しゃべり方がゆっくり、動作がゆっくりで 隣の窓口の テキパキねえちゃんの2倍時間がかかる。
こいつ・・・新卒かぁ?・・・・大丈夫なのかぁ? 窓口にいても。
メッコは、自分がのろまなのは許せるが、他人がのろまなのは許せないタチなんだ。
まったく はらたつなーー。
待たされた分 今日も残業だったよっ。
あーーー。
あったまくるっ!!