66歳の貧乏なアルバイター

単身赴任生活が終わり、定年。でも生活できないから、、どうしよう。。

長く生きるから若くして悟れない

2024-08-10 05:37:22 | エッセイ
嘗て人生30年の時代には30歳でこの世の終わりを意識していただろう。

その時代、30歳はやりたいことの到達点に達してなければならない。

私も残りの人生はあと僅かだ。

そろそろまとめを考える。

自分が終わった後のことを考える。

必然的に脳裏にそういう意識が湧き上がる。

昔に生きた人ならば40歳ともなれば死を覚悟した考え方に必然的に到達する。

それが当たり前で、みんなそういう生き方になる。

過去の先輩たちはみんなそうして生き、死んで行ったと思う。


今の時代は人生100年と言われる。

100歳まで死ねない。

ならば40歳などは過去ならそもそもどうなのか?

過去の時代に換算したものを実年齢と考えてみた。

実年齢は寿命の半分にも満たない。

寿命100歳を寿命30歳に置き換えると、
年齢40歳は15歳くらいか?

私は66歳だから21歳くらいかな?

命の長さだけで考え直すと、昔の人の21歳くらいを生きている。

気持ちは昔の人の21歳。

昔の人は若くして大事業をこなしてる、と思っていたが、昔はその年齢で為さないと、遅いのだろう。

今は、寿命が長すぎる。

それに人口も多すぎる。

だから、なかなか物事を為せない。

為す気にもならないのだろう。


坂本龍馬の時代、20歳で世界を夢見た若武者たち。

今なら60歳で夢見てもイイのかもしれないな。


しかし今の時代はちょっと寿命が長くなりすぎた。

少し縮めてもイイのでは無いだろうか、と、勝手に思うのである。

この先、人生200年時代など、仮にそうなったら、少なくとも働く世代は100歳オーバーまで続く。

ありえんだろう。

なかなか悟っていない老人が増えた。

私もその一人。

若くして悟れない原因は長寿の時代にありそうだな。

だから要らぬ想いに悩み、自死を選択する若者が増加してる気がする。

時代背景に於ける人々の感覚の異常なズレなのかもしれないな。
コメント
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