コースの料理を食べた日

「なぁ、なぁ、足らへんかったら、あとで釜たけか、白庵いこな！」




いっぱい並んでるフォークやスプーン・・・・

どっちから取ってくんやろ・・
最後に、残ってたらどうしよ・・
途中で、足らなくなったらどうしよ・・
息子の巡礼MY箸、持ってきたらよかった・・・


そんな不安を抱きつつも「ぱんぱぁい（かんぱぁいの娘語）♪」


うわぁ！りんごジュースみたいやん！おいしい！
アルコールってひっさしぶりぃ！

ごっくん♪ごっくん♪


「あ！ハムやん！」「あ、タマゴ柔らかい・・・いなん」
「しょっぱっ！あ、タマゴつぶしたらええ味なんやろな。けど、いなん。」
「あ、ハムおいしい！このハムおいしい！」

（パルマ産生ハムにルッコラ、温泉卵、グラナチーズを添えて）


「なんちゅうた？」「最後は、ごまのパン言うたな」
「お、このパン重いなっ！」「おかわり自由やって♪」

（左よりゴマパン、プチパン、ブリオッシュ）


「なんちゅうた？」

（りんごバター、レモンバター、普通のバター）


「おかわりする？どれもらう？白いのんにする？」
「あかんわ、おなか膨れたわ。もうええな」
「あ、顔あつぅなってきた」


「なんちゅうた？わからんな。慣れん言葉は・・」「なんやろ？緑のん」
「あ！これバジルやで。サイゼリアと同じ匂いするわ」

（南仏風野菜の煮込みラタトゥイユのトマトパスタバジルの香り）



「あ、なんか酔うてきたわ」
「おなかいっぱいやわ」



「なんちゅうた？」
「あ、このシャケおいしいな！」
「このソース、このバターとおんなじやな」

(ノルウェー産キングサーモンのグリル粒マスタードソース）


「あ、なんか・・・ウッ」
「あかん、なんか、あ、気持ち悪いっ！」
「トイレいってくる・・・」


「あぁ、楽になったわ」
「やったぁ！肉やん！」
「ゲッ！しょっぱっ！このちいちゃいのん、先たべとかな」
「このゴロゴロのん何やろな？」
「野菜は、トマト、いんげん、にんじん、なんきん、さつまいもかぁ・・」

（牛フィレ肉の網焼きステーキモナコ風オリーブ・ケッパー・アンチョビのソースで）


「ここは、Mのランチみたいに、かっこよく写真とっとこ」
「あぁ、もうおなかいっぱい。」
「そやけど、さっきのシャケおいしかったな」
「うぅ・・やっぱりもういなん・・あげる」



店内、照明が落ちて「チャチャチャンチャンちゃんちゃぁぁん♪」

「はい、ローソク消してください」

「ど、ども・・・」


「お写真撮りましょうか」

「あ、おねがいします」







「お持ち帰りになりますか？」

「食べます！」


というわけで・・ホールのケーキは、二つにわけて
再度テーブルに運ばれてきました。



主人のポケットマネー

ご馳走様でした！





息子は、塾帰りにこれを買ってきてくれました。