ずーみんのはがき絵七十二候

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はがき絵いろはうた(2)

2022-10-30 05:34:02 | 日記

 今までに書いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介しています。いろは四十八文字といいますが、「を」「ゐ」「ゑ」「ん」なんかをどうしようかなと困っています。まあ、飛ばしてしまいましょうか。

 第二回目の今回は「は」から「ほ」までです。

 

 

 

『は』・・・ハシビロコウ

 

 「は」は「ハロウィン」ではなく、「ハシビロコウ」です。動かない鳥「ハシビロコウ」を描いて「動かざること山の如し」と書き添えました。獲物をじっと狙って待ち伏せする戦略です。ハシビロコウの好物である肺魚(ハイギョ)は、呼吸のため数時間に一回水面に上がってきます。そこをとらえて食べるためにじっとしているのだと言われています。動くと肺魚が警戒して上がってこないのだそうです。数時間も動かず、その一瞬を狙っている、集中力の高い鳥だと言えます。

 

 

 同じくハシビロコウを描いて「不動如山(動かざること山の如し)」と書き添えたものです。上の絵は嘴を少し開いた状態、こちらは嘴を閉じた状態です。上が阿形、下が吽形というわけです。

 

 

 

『に』・・・にわとり

 

 鳥類の絵が続きました。ハシビロコウの次はニワトリです。

 この絵を描いたころ、休日となるとずいぶんな早起きをしていました。早起きをしてあることをするのが楽しみで、4時や4時半にアラームをセットしたものです。あることをした後はそのまま起きていることもありましたし、心地よい疲労感から眠ってしまうこともありました。起きていたらその分の時間が有効に使えましたし、眠ってしまうのも気持ちのよいものでした。どちらにしても素敵な時期だったと言えます。

 

 

 

『ほ』・・・干し柿

 

 軒先に吊るされている干し柿を描きました。柿に甘柿と渋柿があることはみなさんご存じですが、もう少し細かい分類で、四つに分けることができます。

①完全甘柿・・・種が入らなくても、実が硬い早い時点で渋が抜ける品種。

②不完全甘柿・・種が入ることにより比較的早めに渋が抜ける品種。

③不完全渋柿・・種が入っても渋が抜けにくい品種。種の周囲だけ渋が抜ける品種。

④完全渋柿・・・種が入っても渋が抜けない品種。

 渋が抜けない(抜けにくい)品種であっても渋抜きをすればおいしくいただくことができます。私見ですが、干し柿などの加工品にする場合、もともと甘い柿よりも渋柿を加工したものの方が味わい深いと思っているのですが、そのことを「干すなら完全渋柿」とはがき絵に書き添えたものです。

 

 

 もう一点、干し柿を描いた作品を紹介します。こちらの方は、もう干しあがって甘くなっている感じに描きました。先の作品はまだ干したばかりですね。皮をむいた跡もはっきりわかります。こちらはもう、しなしなになっています。

 ハングルで「お日様の恩恵で甘くなる」と書き添えてあります。韓国を旅行していても干し柿が吊るしてあるのを見かけることがよくあります。大きなお寺の軒下などに、すだれのようにずらりと干してあるのを見ると、なかなか風情を感じます。


はがき絵いろはうた(1)

2022-10-26 23:17:22 | 日記

 今までに書いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していきます。いろは四十八文字といいますが、「を」「ゐ」「ゑ」「ん」なんかをどうしようかなと困っています。まあ、飛ばせばいいですかね。

 第一回目の今回は「い」から「ろ」までです。

 

 

『い』・・・イカ

 

 ハングルで「いかに生きるべきか?」と書いてあります。

 朝起きた時に「今日はイカを食べよう」と思うことがあるくらいイカが好きです。煮ても焼いてもおいしいですが、やはりお刺身でしょうか。ヤリイカやアオリイカなどはお高いので、スルメイカを食べることが多いです。スルメイカはお高いイカに比べてたくさんとれるので比較的安価ですが、おいしさは値段に比例するわけではないのでおいしくいただいています。自家製の塩辛、というより「ワタ和え」を作ることもあります。塩を控えめにすると日持ちしなくなりますが、その分パクパク食べてしまえばよいのです。

 

 

 ハングルの下にその日本語訳も書いてあります。韓国語と韓国の伝統文化を知っていると答えられる(かもしれない)なぞなぞです。

 犬の仮面をかぶった人はモンモン、猫の仮面をかぶった人はヤオンと鳴く。では、イカの仮面をかぶった人は何と鳴くか?というのが問題です。

 まず、韓国語では「イカ」も「スルメ」も同じ単語で表されるということを知っていなければなりません。この問題で「イカの仮面」というのは、スルメで作った仮面ということです。

 最近ではあまり行われなくなった韓国の風習で、結婚式前日に新郎が함(ハム)と呼ばれる箱を背負って新婦の実家へ行く、というものがあります。箱の中身は新しい服を作るための生地や食器、お金などです。新郎には付添人がいて、スルメで作った仮面をつけています。一行は新婦の実家につくと門前で「함  사세요! ハム サセヨ~!(箱 買ってください~!)」と叫ぶことになっています。

 ということでなぞなぞの正解は「함  사세요! ハム サセヨ~!(箱 買ってください~!)」でした。かなりの難問ですね。

 

 

『ろ』・・・ロールケーキ

 

 ロールケーキの断面を、ひらがなの「の」に見立てた作品です。パソコンや携帯電話に文章を入力する際に「の」だけを打つと予測変換でどんな言葉が出ますか?

 私は「乗り換え案内」「ノートパソコン」「能力」「濃厚接触者」などが出ました。なんだかせわしない、忙しそうな、あくせくした言葉が出たものです。できれば「のんびり」とか、「のびしろしかない」「のんき」などが出てほしいものです。「野ばら」や「野イチゴ」なんかも美しい言葉でいいですね。あ、「呑兵衛」「のんだくれ」なんかが私らしいかもしれません。

 


風6題(その7) 37~42

2022-10-21 02:14:43 | デザイン書芸

 毎月一作品ずつ「風」という字をデザインして発表しています。

 デザインした文字ははがきに書いて、ある方に宛てて送ります。するとその方がご自分のブログにアップしてくださるという仕組みになっています。ずいぶん回りくどいようですが、書いた文字を一度投函して「旅をさせる」ことが面白く感じますのと、各地の郵便局に依頼して風景印を押印してもらうという楽しみもありまして、このようなことになっています。

 同じ文字を並べて見てみたいという気持ちになりまして、この場で発表させていただきます。

 

 『風37』 2022年3月

 「3月の風をおくります」

 

 

 

 『風38』 2022年4月

 「4月の風をおくります」

 『風39』 2022年5月

 「5月の風をおくります」

 

 

 

 『風40』 2022年6月

 「6月の風が吹いてきます」

 

 

 

 『風41』 2022年7月

 「7月の風が吹く日に・・・」

 

 

 

 『風42』 2022年8月

 「8月の風の中で・・・」

 

 

 同じような字にならないように気を付けて、用具なども変えて書いています。「風」ばかり並べて見ると、毎月一作品ずつアップされるのとはまた違った面白さがあると思います。

 

 


風6題(その6) 31~36

2022-10-14 03:18:29 | デザイン書芸

 毎月一作品ずつ「風」という字をデザインして発表しています。

 デザインした文字ははがきに書いて、ある方に宛てて送ります。するとその方がご自分のブログにアップしてくださるという仕組みになっています。ずいぶん回りくどいようですが、書いた文字を一度投函して「旅をさせる」ことが面白く感じますのと、各地の郵便局に依頼して風景印を押印してもらうという楽しみもありまして、このようなことになっています。

 同じ文字を並べて見てみたいという気持ちになりまして、この場で発表させていただきます。

 

 

 

 

 『風31』 2021年9月

 「9月の風をおくります」

 

 

 

 『風32』 2021年10月

 「10月の風をおくります」

 

 

 

 『風33』 2021年11月

 「11月の風をおくります」

 

 

 

 『風34』 2021年12月

 「12月の風をおくります」

 

 

 

 『風35』 2022年1月

 「1月の風をおくります」

 

 

 

 『風36』 2022年2月

 「2月の風をおくります」

 

 

 同じような字にならないように気を付けて、用具なども変えて書いています。例えば『風32』は画筆の平筆で、『風33』は割りばしを使って、という具合です。このように「風」ばかり並べて見ると、毎月一作品ずつアップされるのとはまた違った面白さがあると思います。


風6題(その5) 25~30

2022-10-05 22:54:18 | デザイン書芸

 毎月一作品ずつ「風」という字をデザインして発表しています。

 デザインした文字ははがきに書いて、ある方に宛てて送ります。するとその方がご自分のブログにアップしてくださるという仕組みになっています。ずいぶん回りくどいようですが、書いた文字を一度投函して「旅をさせる」ことが面白く感じますのと、各地の郵便局に依頼して風景印を押印してもらうという楽しみもありまして、このようなことになっています。

 同じ文字を並べて見てみたいという気持ちになりまして、この場で発表させていただきます。

 

 

 

 『風25』 2021年3月

 「3月の風をおくります」

 

 

 

 『風26』 2021年4月

 「4月の風をおくります」

 

 

 

 『風27』 2021年5月

 「5月の風をおくります」

 

 

 

 『風28』 2021年6月

 「6月の風をおくります」

 

 

 

 『風29』 2021年7月

 「7月の風をおくります」

 

 

 

 『風30』 2021年8月

 「8月の風をおくります」

 

 同じような字にならないように気を付けて、用具なども変えて書いています。「風」ばかり並べて見ると、毎月一作品ずつアップされるのとはまた違った面白さがあります。