七十二侯中第三十二侯「蓮始開(はちすはじめてひらく)」は7月12日から7月17日にあたります。
「蓮始開(はちすはじめてひらく)」という字をデザインして書いてみました。
蓮の花が開き始める時候を表しています。蜂の巣のような形の果実ができることから蜂の巣=はちすというのが語源だそうです。夜が明ける頃に開く蓮の花。つぼみがゆっくりとほどけてゆく様は、じっと見ていると肉眼でも確認できるほどです。
JR山陽本線の南岩国駅に停車中に、車窓に広がる蓮根畑を見たのがとても印象に残っています。早朝から大阪を出発し、青春18きっぷの旅をしている途中のことでした。目的地である福岡県行橋市はまだもう少し先です。が、着実に近づいてもいます。そんな折に目にした蓮の花はあくまでも清らかで、幻想的でした。蓮が泥中から生じて清浄な花を咲かせることからも尊ばれているということに頷かされる光景でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます