ずーみんのはがき絵七十二候

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はがき絵いろはうた2周目(その3)

2023-05-06 00:27:49 | 日記

 今までに書いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していくシリーズの「二周目」です。現代仮名遣いにない「ゐ」と「ゑ」は飛ばしましょう。「を」と「ん」で始まるはがき絵もおそらく見つからないと思われます。

 二周目の第三回目、今回は「と」「ち」「り」です。

 

 

 

 

『と』・・・とうもろこし

 

 

 大阪府東大阪市在住の私と、北海道旭川市在住の知人とで呼び方が違います。大阪では「なんば」、北海道では「とうきび」です。私の叔母(叔父の配偶者)は山形県出身で、この方は「き゚み」と言っていました。「き゚」は発音が難しいですが、「き」と「ち」の中間ぐらいの音に「つ」を少し混ぜたような音です。志村けんさんが「なんだチみは!?」と言う時の「チ」ですね。

 最近は品種改良が進んで、糖度がどんどん高くなってきているようです。糖分は収穫すると減っていくそうなので採れたてを食べるのが一番おいしいということになります。「夏のつぶぎっしり糖度19度」と書き添えました。

 俳句でトウモロコシは秋の季語になります。

 

 

 

 

『ち』・・・チンゲンサイ

 

 

 最近の「何でもかんでも値上げラッシュ」には困ったものです。特に葉物野菜の値が上がっているように感じます。値が上がっていて、さらに量が減っているのでダブルパンチです。小松菜など、以前は束になっていたものがパラパラっと並べてある感じになっています。おひたしにしようと茹でて絞ったら本当にちょっぴりになってしまうので、炒めるなどした方がよいかもしれません。

 チンゲンサイと小松菜は冬の季語、ほうれん草は春の季語です。しろ菜は手元の歳時記に載っていませんでしたが、ほぼ一年中手に入ります。大阪を中心に栽培され「なにわの伝統野菜」にも数えられています。葉物野菜が少ない夏場に重宝されたことから「夏が旬」と言われてきたこともあるようですが、季語としては定着していないと言えそうです。

 

 

 

 

『り』・・・リアカー

 

 

 「リアカー」と書いても「リヤカー」と書いてもよいそうです。後ろという意味のrearと車という意味のcarを合わせた和製英語ですから、rearをリアと読むかリヤと読むかの違いですね。リアカーの焼き芋屋さんを描きました。ハングルで「군 고구마의 계절이 왔습니다(焼き芋の季節がやって来ました)」と書きました。

 「さつま芋」なら秋の季語ですが、「焼き芋」は冬の季語になります。