ずーみんのはがき絵七十二候

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はがき絵いろはうた2周目(その2)

2023-04-23 11:22:00 | 日記

 今までに書いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していきます。現代仮名遣いにない「ゐ」と「ゑ」は飛ばしましょう。「を」と「ん」で始まるはがき絵もおそらく見つからないと思われます。これは一周目をやってみた結果気づいたことです。

 二周目の第二回目、今回は「に」から「へ」までです。

 

 

 

 

『に』・・・ニンジン

 

 

 ニンジンを描きました。西洋種ですね。ニンジンを「人参」と書いて俳句では冬の季語です。「人参の花」なら夏の季語になるのだそうです。レースフラワーのようなきれいな花です。ハングルでは「당근(タングン)」と言います。漢字語「人参」のハングルは「인삼(インサム)」で、高麗人参なんかを指すようです。

 ちょっと古くさい言い方ですが、「当然じゃん!」と言う時に「당연하지!(当然じゃん!)」→「당근이지(ニンジンじゃん)」→「말밥이지(馬のエサじゃん)」→「이문세밥이지(イ・ムンセのご飯じゃん)」というへんてこな言い回しがありました。(イ・ムンセは顔が長い韓国の歌手です。)こんな言い方が流行っていたころに描いたはがき絵です。

 

 

 

 

『ほ』・・・ホヤ

 

 

 はがきにも書いた通り大好物です。「養殖なので一年中いつでもありますよ」とスーパーの中の魚屋さんが言ってたのですが、どうも夏場にしか売ってないように思います。調べてみると俳句でも夏の季語です。ホヤを売っていない時期にもときどき食べたくなるのですが、我慢していました。すると最近、ホヤを干物にしたおつまみがテレビで紹介されていました。東北新幹線の車内販売で売っているという情報だったのですが、調べて取り寄せました。これで冬場もホヤが食べられます。めでたしめでたし。

 

 

 

 

『へ』・・・ヘクソカズラ

 

 

 葉などをもんだ時に悪臭がすることから「ヘクソカズラ」。ひどいネーミングですが、灸花(ヤイトバナ)という別名もあります。俳句では夏の季語です。よく乗り鉄する関西本線の気動車 キハ120系に乗っているイメージです。夏草が短時間でぐんぐん伸びて、走っている気動車をなでたり叩いたりする、その中にこの花が咲いています。時間帯によって蝉がやかましく鳴いています。車窓から木津川の流れを見ることができます。峠にさしかかりエンジンの音がひときわ大きくなります。速度は落ちますので線路わきのヤイトバナがはっきりと確認できます。