Lou's Chocolate Talk

唄うたいLOU(ルー)のブログです。Lou's Party, 長浜bayFish、Lou's Pale Horse

8月28日(土)

2005-08-28 | 未整理
いつの間にか、自分の中に、得体の知れない空洞が存在することに気づき
唖然としたのだった。救いようのない悲しみや嗚咽は今まで全て外に向けられたものだったはずだった。
あまりの得体の知れない空洞は、私自身の存在よりはるかに大きいばかりでなく、果てしない広がりで、果てまで、彼方まで、増殖し続けるのだ。

取り残された気分だった。その空洞の生き生きとした活動力に、従順で品の良い残された自分があきれていた。
こうなれば、飲み込まれて一回転するしかない。
そうしないと食われてしまうだろう。
私は、じりじりと犯されていた。
じりじりとさいなまれていた。
冷や汗のにじむ障子紙だった。
逃げ場はどこにもない。
-つづく-