絵馬のつれづれ書き

和尚の日記

まだら模様のなで牛さん

2009年01月21日 | Weblog
昨日は大寒。京丹後も今が寒さの底かと思います。
そんな中、黒緑色のなで牛さんが 〈まだら牛〉 に変身しました。1年でもこの時期にしか見られないお姿ですので、写真をアップしました。
なで牛さんは天神様のお使いで、天満宮には付き物です。全性寺天満宮のなで牛さん、台石の正面に『奉納』、裏面に寄進者のお名前『堀源七』と彫ってあります。
年月日がありませんのでいつの奉納かわかりません。今後古文書などでわかることが出てきましたら、またブログでお知らせします。

センター試験終わりました。二次試験に向け、一秒一秒を大切に過ごして下さい。

受験合格祭

2009年01月13日 | Weblog
全性寺天満宮の一大イベントである受験合格祭が1月11日に行なわれました。
これは、京都府北部〔丹後・中丹〕、兵庫県但馬・丹波の受験生の皆さんを励ます意味で催される神事です。
インフォメーションの報告写真でもお分かりのように、雪の中のお祭になりました。それでも多くの受験生たちが、日ごろの努力に加え、天神様のご加護をいただいて合格を勝ち取ろうとお参りになっていました。
ところで合格と言えば、全性寺天満宮の合格お守りは五角形です。これは五角(ごかく)に合格(ごうかく)を掛けてデザインされたのが由来です。
この合格守に地元高校別の特別版があり、いま大変人気があります。この時期だけの頒布、当然お守り数も限定ですので地元のかたはお早めに…。老婆心でごめんなさい。

辛い(つらい)という字に一本棒が加われば…

2009年01月07日 | Weblog
正月休みも明け、学校は明日から3学期、受験生にとっては勝負の時です。
さて今日は漢字のお話です。
岡山県に最上稲荷〔さいじょういなり〕という神社 -正確にはお寺の神社- があります。(お寺の神社 という言葉に違和感をもたれた方もあると思います。全性寺天満宮も、実はお寺の神社なのですがこのあたりの事情は、他日改めて書かせていただきます。)
この最上稲荷さんの初詣広告に、
  『辛いという字に一本棒を足して
   幸せという字が描けますように』 とありました。
私もこれまで、この2つの漢字を比べて見たことはなかったのですが、なるほどと思いました。そしてしばらく考えました。
 だれにとっても人生は辛く苦しいものですが、そこでなんとか一歩前進しようという勇気ある心と実行によって幸せをつかむことができるのだ、と理解をさせていただきました。
特に受験生のみなさん、これからの2ヶ月、最後の一本棒分の努力の有無によって、結果が違ってきます。
がんばって下さい!

新年の思い

2009年01月03日 | Weblog
写真は広島県三次市の伝統工芸『三次人形』「牛乗りの道真公」です。
今年の干支(えと)は丑(うし)、そしてその牛は全性寺天満宮のご神体菅原道真公の使者でもあります。まさに新春にぴったりの人形です。

さて、新年元日、二日と多くの方が初詣に来られました。京丹後市は寒い雪の中で、スリップしそうな悪路でしたが、近在はもとよりお隣の兵庫県からも親子づれでお越しになっていました。すべての方に私が対応させていただき、お願いごとなどもさしつかえない範囲でお聞きしたのですが、いずれの方もお子様の受験合格、学業向上が主でした。
天満宮をお守りする者として、将来ある若者の夢や希望を側面から応援してあげられる喜びを改めて感じた新春でした。