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岩淸水

心を潤す

ウグイ

2011年07月16日 19時00分00秒 | 言葉の説明

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スモルト化したイワナ3尾とウグイ産卵群 source

 ウグイ

鯎、石斑魚、学名: Tribolodon hakonensis
コイ目コイ科ウグイ亜科に分類される魚。
( wikipedia より抄出 )


 

 

分  布

沖縄地方を除く日本全国に分布する。多くの地方でオイカワやカワムツなどと一括りに 「ハヤ」 と呼ばれるほか、分布の広さから数多くの地方名がありアイソ、アカハラ、クキ、タロ、ニガッパヤ、イダ[1]、ヒヤレ[2]など各地の独特な名前が付けられている。 東北地方や北海道では上流から下流まで広く生息している。全国の河川でもっとも普通に見られた魚だが、関東地方などの河川ではオイカワやカワムツが増えウグイの生息域がだんだん上流に追いやられ個体数が減少傾向にある。

ハヤ【言葉の説明】 ハヤ ことばの説明 】

 

河川の上流域から下流域に幅広く生息する。水生昆虫、水に落ちた昆虫、水底のコケ、小さな魚、魚の卵など何でも捕食する典型的な雑食性。捕食に際して、群れを組んで泳ぎ回るので、橋の上などから魚影を確認することができる。

                                    ウグイ

 

幅広い水域で見られる魚ではあるが、特筆すべきはpH 4以下の強酸性でも生きられる点であり[3]、強酸性のためクニマスが絶滅した田沢湖や恐山の宇曽利湖[4]や屈斜路湖、猪苗代湖等でも生息している。また、水質汚染が激しい水域でも割合生息が可能である。


雑食性で体長は30cmほど(大きなものは50cmを超える)になる。全体にこげ茶色で側面に1本の黒い筋がある。腹部は繁殖期以外には銀白色である。春になると雌雄ともに鮮やかな3本の朱色の条線を持つ独特の婚姻色へ変化する。婚姻色の朱色の条線より「アカウオ」[5]や「サクラウグイ」と呼ばれることもある。この時期には川の浅瀬で比較的流れの緩やかな直径2-5cmの礫質の場所を選び、春から初夏にかけて集団で産卵をおこなう。
一生を河川で過ごす淡水型と一旦海に出る降海型がいる。降海型は北へ行くほどその比率が増す。
産卵行動は、水温が11-13℃に上昇する時期に始まり、直径2mm程度で粘着性のある淡黄色の卵を、流速10㎝/s以下の緩流部で藻の付着していない小石に産み付ける。卵は、水温13℃程度で約1-3週間かかり孵化する。孵化から1年目に約5cm、2年目に10-15cm程度に成長し、2-4年目で繁殖活動を行う。
雑食性である為、生息域内の別な魚種の卵や稚魚を捕食する。この性質を利用しブルーギルの増殖抑制に有効である可能性が示されている[6]

 


酸性適応機構[編集]

酸性下では、エラの塩類細胞の形が変わり、且つ数が増えている。通常、塩類細胞は一個づつバラバラに上皮に存在しているが、宇曽利湖(恐山湖)のウグイでは多数の塩類細胞が濾胞を形成している。これにより体液のpH調整を行っている[3][7]。

具体的には、Na+/H+交換輸送体(NEH3)という827個アミノ酸基からなる分子の働きにより、Na+を取り込み、交換にH+を排出している。また、カーボニックアンヒドラーゼ( carbonic anhydrase, CA)酵素の働きにより細胞内に生じた炭酸水素イオン(HCO3-)を中和に利用している。更に、窒素代謝により生じたアンモニアも中和に利用している。通常の代謝系では、アンモニアは尿素回路で尿素に変換され排出される。

 

近縁種[編集]
エゾウグイ学名 Tribolodon ezoe
淡水型の北海道などの河川、湖沼に生息する。ウケクチウグイ学名 Tribolodon nakamurai
淡水型の絶滅危惧種で長野県、新潟県の信濃川水系の河川などに生息する。マルタウグイ学名 Tribolodon brandti
汽水域や内湾、沿岸域に生息し、産卵のために河川を遡上する遡河回遊魚、ウグイとマルタとは交雑しやすい。

 

 

 

2013 12 06 道と川


 

人間とのかかわり

  料  理

 

川魚といえば、泥臭いという考えがある。

ならば海の魚は、くさくないのか。

そもそも 「臭い」 と言う言葉を使うことからして、偏見が端から まぜこぜになっている。

海の魚には、潮の香りがする。ならば川の魚には、大地の滋養が沁みている。

 

そもそも日本人は、動物とか魚などの生き物を食べる習慣を、恥じる風情がある。仏教では生臭ものを忌み嫌う。仏様は虫けら一匹、殺さなかったという。

 

そこで、生き物からとるたんぱく質料理には、臭い消しという手法が、様々に用いられることも多くなった。

 

海の魚には、たとえば刺身にはワサビを添える。そもそも山葵は山の渓流の物で、川魚に添えても可笑しいはずもない。しかし、鯉などの刺身料理には、酢味噌とか生姜をそえたりする。これは、手に入れるのが簡単だという、その辺りの事情もあるのだろう。マグロの刺身は祝い事のような慶事に、あらたまって饗せられる。ならば、走り回って山葵も用意せねば。ところが、村の若い衆などが、「カイボリ」で獲った鯉などは、手短な味噌と酢で済ませてしまう。

このように観てくると、「川魚独特の泥臭さ」とか謂うものは、シャラクサイ。

気になるのならば、喰わねばよいだけのこと。

泥鰌を喰うのに、酒とかなんやらで臭い消しなどせぬことだ。泥もはかせずに、そのまま煮て味噌味などで喰えばよい。泥の中には、直接の大地の滋養が、満ち満ちている。

 

            シマドジョウ【ことばの説明】

 

 

小骨の多さを克服し、古くから日本各地でコイ、フナなどと共に貴重な動物性の蛋白源として利用されて[8]、甘露煮、塩焼き、天ぷら、燻製、いずしなどで食用にされる。しかし、横川吸虫などの寄生虫[9]の問題が有るため生食は推奨されない。

東北地方の各地には、いずし(はやのいずし)にして食べる風習がある。しかし、いずしはウグイの腸管に生育するボツリヌス菌により、致死率が高い食中毒を引き起こす事例が多く報告された[10]。また、滋賀県の鮒寿司(なれずしの一種)では、希少種である本来のニゴロブナの代わりに安価なウグイを用いることもある。

 

漁獲[編集]
専門の漁つけ場漁:専門の漁は4月から6月の産卵期に行われ事が多く、長野県の信濃川流域の一部地域では、流れの中に人工の産卵場所を作って網で捕獲し[11]川に隣接した小屋で料理を提供する[12]。


せつき漁(瀬付漁):山形県最上川流域など。産卵のために浅瀬に集まった魚を投網で捕獲する。
アイソ漁:茨城県、群馬県などでは、アイソ漁と呼ばれる梁漁が行われている。
釣り
生息域がハゼ等の食用魚と重なるため、それを専門としている釣り人からは餌取の外道として嫌われている。しかし釣りでは、ほとんどの餌に食いついてくるため、水遊びの相手として古来よりなじみ深い魚である。泳がせ釣り用の活き餌として釣られることもある。餌は普通の釣餌以外に魚肉ソーセージ、かまぼこなどの魚肉練り製品、イカの塩辛、鳥のレバー、カステラ、羊羹、干しぶどう、油揚げ、米粒、毛針などでも釣れる。

小型ルアーを使うルアーフィッシングやフライフィッシングでも釣れる。引きは小さなサイズでもヤマメ、イワナと区別できないくらいパワフルである。マス類の禁漁期のターゲットともされている。

名前の由来[編集]

鵜が食う魚、海鯉(ウミゴヒ)、浮魚(水面近くを遊泳していることから)などの解釈がある。[13]一部では海に下りたウグイをオオガイと呼び区別する。

 

 

川や湖の魚

 

 

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