わき道マイラー

マイレージの情報や格安航空券 その他、製品の比較等を不定期にアップデート

ANA マイレージクラブの不芳な点

2018-02-25 02:35:25 | 旅行

ANAの提供するマイレージクラブ(AMC)は、多くの人が会員として登録していることかと思います。

なので、今さら掘り下げる必要もないですし、総じて得に良い部分というのが見当たりません。

主として挙げるならば

 

  • いわずと知れた、スターアライアンスでの王道
  • 日本に行くことがあれば、もしくは日本に住んでいれば利用する機会が多い
  • 比較的低いマイルで特典航空券を獲得できる
  • プラチナレベルに達すると、永久ゴールドの資格へ 雲の上にのります!

ゆえに、多くの人がこの永久ゴールドを目指して、修行に励むのでしょうが、そこには大きな壁があります。それは。

  • 獲得レートがとにかく低い
  • マイレージに期限がある
  • 自社縛りが半分
  • 1年間での、ステータス獲得期間

この障害のために、普通にアメリカと日本を往復してもプラチナレベル達成はほぼ無理に近いでしょう。(会社の出張等でよい条件のチケットを購入できている方は、とても恵まれていると思います。)

 

Expedia等で購入する格安航空券の多くは、WEBで購入前にチケットの種類を確認できます。

実際に、EXPEDIAのページからチケットを見ると、詳細のところをクリックして、広げると NRT-SJCのチケットの内容に (K)と書かれているのが分かります。

これがチケットのクラスになります。

また、ここに書いてある、マイレージは、実際の獲得マイルではなくて、ベースとなるマイレージになります。 この情報は、ANAのWEBサイトにまとまっている空港間のマイルと一致します、いちいち計算する必要がないので非常に助かりますね。

 

 

 

この片道5162マイルに対して、K クラスのチケットはなんと30%としか獲得できません。 

往復しても、獲得できるマイルは 5162マイル x 2 x 30% = 3097マイルとなります。

すなわち、1年間にサンノゼー成田間を、16往復しても、プラチナの条件には達しません。 

ANAのチケットで乗ってANAで貯めようとしても、これでは厳しいですね。  平民は平民のままなのですね。 なので、わき道マイラー誕生したわけです。

 


アシアナクラブの秀悦なところ その1

2018-02-23 00:22:48 | 旅行

以前にも紹介しているアシアナ航空の提供するアシアナクラブ(ASC)

このサービスの特徴は。

  • ステータスの積算を2年間で行うこと
  • ステータスの維持期間も2年間
  • そして、2年間の内、4万マイルの獲得でDiamondメンバーとなり、同時にスターアライアンスのGoldメンバーとなれる
  • マイレージの失効が12年間(Diamondメンバー)となる
  • アシアナ航空での最低搭乗マイルという縛りがない。(単純明快なマイルのみで、自社縛りがない)つまり、一度もアシアナ航空に乗らずに、ステータスを上げることができます。
  • 生涯獲得マイル50万マイルで、生涯Diamond Plusメンバーとなれる (後日紹介)

デメリットは、

  • 獲得マイルを使って航空券を購入する際の必要マイル数が他社よりも多く使う必要がある
  • アメリカからは日本行きの直行便がない

ぐらいでしょうか。

 

これを踏まえたうえで、さらにアシアナ航空の良いところを一つ。

それは、格安航空券でもかなりの確率でマイレージを良いレートで獲得できる

 

例として、SFO-NRT間をアシアナ航空のホームページから検索すると、以下の日程が最安値。 

アシアナ航空の格安航空券のクラスはWこれは70%マイルが貯まります。

しかしながらこの日程だと、仁川空港(ICN)でのトランジットが半端ない。ソウル観光とかするなら良いにしても、ほぼ時間の無駄。

なので、Googleフライトから同じ日程で検索すると。

Expediaで以下の航空券がアシアナ航空の最安値として浮上します。

 

これ見ると、 SFO-ICN Wで70%  ICN-NRTが なんとSクラスで100%

帰りは NRT-ICNがこれまたQクラスで100% マイルが貯まり。 ICN-SFOはWで70%

つまり往復で、 (5636マイルx70% +758)x2 = 9406マイル となり。 エクスペディアのサイトからチケットを購入しても、ほぼ1万マイルゲットすることができます。

これを2年間で4回ほど行けば、スターアライアンスのゴールドメンバーシップを2年間獲得します。頑張って、メンバーになったその月に4往復(プラスどこかで乗る)と2年間の獲得期間を待たずに即ゴールドメンバーになり、維持期間の2年を足して、4年間 無料でゴールドを維持出来ます。

それでも、仁川空港でのレイオーバーの時間が4時間以上とキツイのがこの航路の難点かもしれません。

飛行機は、昨年から最新鋭のA350をサンフランシスコー仁川間に投入したので、今度利用してみようと思います。

アメリカから韓国へ出張がある人にも朗報かもしれません。 


アメリカ シリコンバレー在住の方必修! サンノゼから1STOPで日本往復という選択

2018-02-19 09:36:27 | 旅行

こんにちは! ベイエリアに住んでいるので、San Joseの空港を起点に日本往復をしたい。 そう思われる方も多いかもしれません。

 

この路線ではANAが SJC-NRTをB787で飛ばしており、空港へのアクセスが非常に簡単なので、日本へ家族で移動するときには重宝するのですが。

問題は、直行便の値段です。王道のANAサービスも機体もみんなOKなのですが、値段が安定高値です。

 

実際に4月から6月上旬への里帰りに家族4人の利用を考えると。 かなりの出費です。

往復で$6000ドルはなかなかです。 しかもマイレージサービスは劣悪な30%程ですのでステータスも上がりませんね。

 

なので、わき道マイラーとしては 今回はこのSJC縛りで考えられるオプションを3つほど提案します。

1.南経由

2.北経由

3.真ん中経由

この3つで、料金や時間を比較してみましょう。

 

1.南経由(LAX経由)

SJCからはかなりの便数がロサンゼルス空港(LAX)へ飛んでいます。 LAXからもめちゃくちゃの便数が日本へ飛んでいるので、かなりの確率で安価のチケットが手に入ります。(LAに住んでいる方は羨ましい限り)

今回は、なんとシンガポールエアラインの利用です。 言わずとしれた、お勧めの航空会社ですが、これがかなりの格安で手に入ります。

この路線はシンガポールエアラインのサイトからは見つかりません。

なんと、4名分の総額が6000㌦⇒2500㌦、まで半額以下まで下がります。 約3500㌦の節約です。  

これに対しての、我慢しなくてはいけないこと。 それは時間とマイレージサービスです。後は席のアサイメントですね。

座席ですが予約の際に席を選ぶために別途15㌦ほどかかります。 しかしながら、座席指定はアメリカ国内便のみで、シンガポールエアラインのフライトでは、”なるべく一緒に座る” としかリクエストが入りません。

最悪別々に座ることが予想されますが、子供が小さいため2名ずつは確保されるはずです。

 

マイレージですが、この便はのチケットはLAXからのシンガポールエアライン(SQ)はNクラスのチケットとなり、ANA、ASIANAのマイレージサービス等では 0% つまり、同じスターアライアンスで飛んでもマイルは貯まらないということです。 シンガポールエアラインはスターアライアンスに加盟しているのにもかかわらず、提携には消極的なのがわかりますね。

しかしながら、シンガポールエアラインの運営するKrisFlyerでの登録ではこのクラスは50%ほど貯まりますのでかなりお値打ちが上がります。

アメリカ国内移動の飛行機はリージョナルジェットです。これは以前にもレポートした通り。エンブラエルの飛行機で、実に快適。2名x2列なので逆に良い配列ですね。

問題は日本からの大量の荷物が乗るのかどうか心配ですが。 チケットが安い分、荷物に対して保険サービスがあり、4名で20㌦と格安で保険に入れておくことで、もし到着が遅れたり紛失した際には最高1000㌦までカバーされます。これで一安心!

 

そして、時間ですが、通常であれば11時間ほどのフライトが15時間程かかりますが、実は到着はANA便よりも早い時間に到着します。  なので、国内線乗り換えや仕事等でも利用価値が高い便だと思います。 その分朝一番の飛行機ですから子供たちを準備させたりするので大変でしょうけど、なにせ空港から近いのでUberでちょちょいと行けばOKだと思います。。

空港でのレイオーバーは許容範囲内ですね。 

 

2.北経由 (YVR経由)

次は、エアカナダを利用しての日本往復です。 最近、機材をB787に変えたのでエアカナダでも十分に活用できるようになったと思います。利点は、安定して安価なチケットを提供している点と50%のマイレージ獲得という点ですね。

KAYAKからのサイトがのみ$3200㌦ちょいと、2800㌦程の節約

こちらは、日本に近いバンクーバー(YVR)経由で、LA経由よりも飛行時間が短いのですがレイオーバーの時間が勿体無いですね。

なので、16時間ほどかかります。 朝が早いだけで日本への到着はANAとあまり変わりません。

 マイレージサービス AirCanadaのマイレージサービスで 50% non-status Aeroplan Miles となっておりますので、ステータスは上がらないですが50%獲得出来るようです。 チケットクラスがわからないので、ANAやASIANAのマイレージサービスでの獲得レートがわかりませんが、恐らくASIANAクラブでは50%程マイレージが貯まると思います。 アメリカへの飛行機でも貯まるはずなので格安の割には良いと思います。


3.真ん中経由 (HNL経由)

こちらは、もしかしたら利用価値が上がってくるかもしれない航空会社です。 ハワイアン航空はかなり評判が上がってきていてますね。

こちらでは、$4000㌦ほどで2000㌦ほどの節約。

レイオーバーの時間もまあまあですが、フライト時間がちょっと長めです。 ハワイは意外と日本へのフライトに時間がかかるのですね。

使用機材も、B767と国際線にしては窮屈さを感じますね。 A330はOKです。 ハワイから日本へにはいろいろな地方へのフライトがあるので、もしかしたら札幌や福岡とかへ行く際には。成田経由よりも効率よく行けるかもしれません。そういったオプションも含めてありかもしれませんね。

マイレージサービスはANAとのコードシェアがあったのでAMCでの獲得が出来たのですが、残念ながらJAL系のONE Worldに移行するようです。 なのでスターアライアンスからのマイレージは獲得出来なくなります。

ANAのWEBサイトには以下のメッセージが掲載されています。
※ハワイアン航空は、日本時間の2018年3月14日(水)を持ってマイレージ提携を終了いたします。
詳細については、こちらをご確認ください。

 

以上

総評すると、不定期にシンガポールエアラインのチケットが浮上してきているので、こまめにチェックすることで、出費を抑えることが出来るのかもしれません。

出費を半額以下に抑えつつ、非常にサービスや機材の良いSQに乗れるのは良いかもしれません。

片道4時間ほどの移動時間をプラスするだけで3500㌦分の節約、なので日本では美味しいものとか食べれそう!


ボンバルディア? エンブラエル? リージョナルジェットの旅

2018-02-08 12:23:49 | 旅行

アメリカでの出張や旅行では、目的地は主要都市がほとんどで、直行便を利用することが多いです。

しかしながら、直行便は多くの場合、割高なことが多く。 同じ航空会社でも、1Stopでハブ空港を結ぶ飛行機を選ぶことで、飛行機代が節約できます。(当然、時間がかかりますが…)

しかしながら、旅慣れた人たちはその移動でさえ楽しんでいるようにも思えます。 ラウンジや、レストランでくつろぐのも良いかもしれませんし、映画や音楽を楽しむのも良いかもしれません。

そして、もう一つの出会いは飛行機です。普段乗らないような飛行機に出会えることがあります。

 

今回の出張で、利用した飛行機のレビューです。

 

San Jose, CA (SJC) to Denver, CO (DEN)

Aircraft: Canadair 700

Distance: 934 miles

Duration: 2 hours, 35 minutes 

 

このCanadair700はカナダの航空会社 ボンバルディアの 通称CRJ700という機体。座席数は70席程。  

これらが丁度、リージョナルジェットと言われるカテゴリーです。最近は70席以上から90席、100席を越えるものも出てきたようです。

日本の三菱が進めているMRJもこのカテゴリーとなります。


座席の配列なので、真ん中に座ることがないため実は良いのではないかと感じている。

若干、頭上が狭く感じてしまうが、エンジンが後ろなので快適。  

ちなみに救命胴衣はないのね。 座席がフローティングになるようです。 

そしてデンバーの空港に着くと、かなりの数のリージョナルジェットと遭遇。

次のフライトは


Flight Denver, CO (DEN) to Austin, TX (AUS)

Aircraft: E7W

Duration: 2 hours, 10 minutes 

 

Distance: 770 miles

 

こちらの飛行機は エンブラエル E-Jet EMB170 と呼ばれるブラジルのリージョナルジェット。

こちらのモデルも70席程だが、飛行機は一回りCRJ700より大きく感じます。 一番の違いは、頭上の広さと、窓の大きさ。 さらに、上部ラゲージスペースも若干大きいようです。エンジンは翼にあります。

飛行機が新しいだけかもしれないが、このあたりはEMB170の方が良いと感じました。

足元は隣の席とのついたてがないので、普段良く乗るB737等よりも広く使えます。


どちらの飛行機も、2時間半程度の飛行ではまったく問題ないし、エンジンが後ろについているのもあって、実は静か。若干、着陸の際のスピード感があるので、怖い感じもありますが。

意外とリージョナルジェット快適だぞ! と思いました。 いつか日本のMRJがこのアメリカの空を飛ぶ日が来るといいですね。 

おっと、Unitedは購入していないのか。。。 Skywestというところが大量発注しているみたい。