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アシアナ航空 A350-900でサンフランシスコからインチョンへ

2018-08-06 21:42:29 | 旅行

アシアナ航空

 最近、機内食騒動や、相次ぐ飛行機のトラブルでまったく良いイメージのない航空会社です。 韓国ナショナルフラッグ・キャリア航空会社の大韓航空の次に位置するのと、スターアライアンスのメンバーから、ANAの立ち位置と比較されるようですが、結果からするとまだまだという感じです。

とはいっても、Zekeはアシアナ航空の提供するマイレージクラブをメインに活用するわき道マイラー、そして一度もアシアナ航空の飛行機に乗らずして、スターアライアンスのゴールドメンバーシップを2021年まで獲得した訳でして。 お世話になった御礼もかねて、いずれはアシアナ航空を利用してみようかと考えていました。

現在のステータスはDiamond(スターアライアンスのGold)

その特典のひとつは10%のボーナスマイルです。

サンフランシスコ[SFO]ー仁川間[ICN]のマイレージは 5,636 マイル これに 10%のBonus  564マイル 合計6200マイル 

そして、仁川[ICN]-成田[NRT]間 758 マイル Bonus 76 マイル 合計 834マイル  トータルで片道 7034マイル貯まります。

 

そして、昨年 サンフランシスコー仁川間をAirbus A350-900が就航しました。 A350を受領した12番目の航空会社になります。

この最新鋭の飛行機が乗れるとあって、日本に行くのをわざわざ仁川経由にした次第です。

飛行機は2クラス  ビジネスとエコノミーの国際線です。  プレミアムエコノミーの位置づけのEconomy Smartiumと普通のEconomyの2種類があります。

シート配列は、3-3-3の形。   このご時勢しょうがないか。。。と思います。シート幅はANAのB787よりもひろい18インチ。

 

前後はEconomy Smartium 36インチと Economy 32インチとこれまた、国際線では標準的となっています。


ここでシートと乗客数の比較をしてみました。 Seat Guruからのデータより

 

  • ANA NH171  B787-8   Total 269

サンノゼー成田間を飛ぶ、B787ですが、エコノミーがかなり窮屈に感じます。 プレミアムエコノミーの価値が非常に高いですね。

 

  • Singapore SQ32 A350-900  Total 239

アシアナと同じ機体を要するのですが、思想がまったく持ってAsianaと逆。 上級クラスを増やして、快適度を上げる。

格付けの高い航空会社ならではですね。 これなら、利用しても良いと思います。 

  • Asiana  OZ 211  A350-900   Total 305

アシアナは実質2クラス ほとんどエコノミーで国内線のようにSFO-INCを飛ばしています。

Asianaがいかに、人を詰め込んでいるかが良くわかります。 エコノミーの割合が非常に多い訳です。Economy SmartiumはシートはまったくEconomyと一緒で、ただ前後間隔が10cm広いだけの、UAのエコノミープラスと似ています。 これに高い料金を払う価値はあまりないかも?

このA350は、窓が大きいのが特徴ですが、夜行便は意味がないです。


というわけで、搭乗前からあまりテンションの上がらないZekeです。

 

実際に搭乗してみました。 SFOでは珍しい、夜の搭乗になります。 なのでアイコニックであるサングラスチックなコックピットガラスの機体の写真を撮ろうとしても、うまく写りませんでした。

サンフランシスコでは夜にアジア向けの飛行機は結構飛んでいるので、意外と空港は込んでいますが。 全体としては朝よりも静か。

出発は 11:30PM なので、仕事上がった後でも間に合います。 しかしながら問題は到着です 朝の4時に到着になります。

次の乗り継ぎの 仁川 [INC]- 成田[NRT] OZ102便 までは4時間半待ち。  待ち時間はラウンジが利用できるからいいやと思っていたのですが。 

到着した時間には空いていない! 朝6時からだったかな。 

観光等を考えても、少々早すぎる感じですね。 夜1時ぐらいに出発してくれて、朝の6時ぐらいについてくれた方が良いのですが。


飛行機は乗ってみると18インチの幅なのになぜか窮屈に感じました、隣との感覚もなぜか急に感じます。 おそらく、肘掛の極端な細さが隣の存在を近く感じさせているのかもしれません。

余談ですが、内側のひじ掛けはいったいどちらの席の物なんでしょうね。

さらに、驚きは エンターテイメント、 エコノミーでも最新機種なので、大きなスクリーンでANAよりもよいのですが。

 

日本人向けのコンテンツが皆無!  映画は日本映画1本のみ! 邦楽はチャンネルすら存在していない!  

最初から寝るだけだし、期待もしていないが この会社日本人顧客をターゲットにしていないなと思いました。

 

まったく持って好印象なところが見つからないのですが。 2点ほど ANAよりも良い点があります。

  • Wifiが対応していること、当然無料ではないのですが、ANAサンノゼ便にはない点
  • 料理はまぁまぁ~ だけど手抜き

夕食に定番のビビンバがでます!  ご飯はレトルトのレンジでチンご飯 そして具材とあわせて、備えてあるソースと絡めるのですが、これが意外といけるのです。

食器は陶器で出され、金属のスプーンできますから200人以上の人たちはいっせいに、かちゃ、かちゃ音を立ててかき混ぜているのはなんとも形容しがたいですが…

 

さて、総評ですが

カスタマーサービスや、客室乗務員の対応等問題はないのですが、家族を連れて日本に帰省するのにはあまり向いていないかもしれません。

  • 朝到着と乗り継ぎが不便。 
  • コンテンツが充実していないため、子供たちは飽きる。
  • エコノミークラスの客が大半なので、搭乗待合室の混み具合が多く感じる。

 

マイレージを貯めるため、もしくは出張等ならば利用価値が高いです。

  • Wifiがあるので、仕事もできる。
  • 夜行便で仕事がしやすい、乗り継ぎ時間もラウンジ利用で仕事ができる。
  • 昼に成田に到着。
  • エンターテイメントのコンテンツが充実していないので誘惑が少ない。。。
  • 格安航空券でも70%マイレージ貯まる確立が高い(アシアナマイレージの場合)

利点を並べても、わざわざ感が拭えませんでしたが、もう一つ日本に行く場合の良い点があります。 仁川と成田を結ぶ飛行機が、あの2階建て飛行機のA380を利用している点です。【OZ102便】

このレビューは後程ということで。