旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

桑沼~升沢自然遊歩道を歩く

2010-11-27 23:21:59 | 宮城県の山
今日もまた山。



10:00
泉ヶ岳の後方にある桑沼に到着。
沼を半周する。
水の色は、青空を映してルリ色。
とてもきれいだ。
そして静か。




11:20
升沢林道を北に進み、旗坂野営場に着く。

11:30
大崎市古川の方から下見に来たという御夫婦と会話の後、行動を開始。

11:35
野営場の見晴らし台に登って見渡したがあまり眺望が効かない。

(▲炊事場等の付近)

ここが遊歩道入口の五蔵橋。
歩くと揺れる。


こちらは、ふくで岩。
でっぷりとしている。
小石ものせられていて、太ったケルン?


だんだんとブナの原生林になってきた。
トチやクルミ、ホウノキの木々も大きい。
アップダウンも程良くキツイ。

12:18
すりばち沼到着。
地元の方々は、「オッカナイ沼」と呼ぶそうな。
サラサドウダンツツジの群落に囲まれている。
花の季節はさぞかし美しいことだろう。


12:40
ブナを見上げながら歩いていたら、ゆったりと開けた斜面に出た。
そこに豊かな水量の滝。
割山大滝と言うのだそうだ。
絶えることなく流れる水は、いったいどこから来るのだろう?
滝の高さは約20m。
しばしの間、ここで休憩。
(昼食場所には寒いので別の所にした。)


滝の落ち込みの沢を越えて、遊歩道を先に進む。
巨岩の沢は、コケむしてこれまた格別。
シダ群落の緑も美しい。
春から初秋にかけては、山野草がすごいところなのだろう。
つい、「春にまた来よう!!」と声に出してしまった。


13:20
割山断崖に到着。
砂岩の断崖が圧巻。
高さ約50mとのこと。
陽があたり暖かいのでここで昼食。
案内標識は、一部破損している。
クマのいたずらかそれとも落石が直撃したものか?
(2年前に発生した岩手・宮城内陸地震のようなものが来たらどうしよう? そんなことを考えながら急いで食事を終え、移動を開始。)


13:45
割山小滝を眺めながら先を急ぐ。
このあたりから、湿地や沢越えとなる。
沢幅もやや広いので、飛び越えるのに躊躇してしまう個所もある。


13:51
カツラの巨木の脇に出た。
幹の直径は約2m。
デカイ!!


13:57
ナラの林に出たところで上を見上げたら、“出た”。
クマ棚だ。
あちらこちらにかなりの数。
遊歩道に真新しいフンもある。
「クマには出逢いたくない、でも見たい」
そんな勝手な思いを抱きつつ、鈴を鳴らし、先を急ぐことにした。

(▲クマ棚)

(▲クマのフン)

(▲クマが、遊歩道の落ち葉をかき分け、餌を探した跡)

14:23
遊歩道出口の五宝橋に到着。
ここでホット安心。




県道に出たところから旗坂野営場までの距離は1.3km。


疲れてきたな~。
色麻大滝のある保野川林道につながる小荒沢林道は、工事のため閉鎖中。
それでも、ゲートを破壊し突破していく不届きものが多いらしい。
(そんな表示がしてあった。)


14:47
船形山神社にお参り。
宮城県水産技術総合センター内水面水産試験場のすぐ脇にある。


鳥居の奥の建物の方で、「ゴトッ」と音がした。
「まさかなア~」と思いつつ近づいて行ったら、急に“ムフッ”とするような臭い。
これはクマだ。
クマがいる・・・。

あとは、静かに退散。

15:00
旗坂野営場に帰りつく。
お湯を沸かしてコーヒーを飲んで、終了。

今日も楽しい歩きだった。

ここの自然遊歩道は、延長が5.1km。
とても趣き深い。
ブナ原生林、サワグルミ、ドウダンツツジ、山野草などを鑑賞しながら歩くにはもってこいの場所。
春の楽しみがまた増えた。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (B.C.)
2010-11-30 00:03:52
なんとなく・・・山歩きにはまりつつありますね。(笑)
いつも、歩く山や道を大切にされている様子がうかがえ、充実した時間を過ごされているなあ、と羨ましく拝見しております。
返信する
ありがとうございます (ナカシィ)
2010-12-04 00:48:45
七北川の近くに住んでいるナカシィです(^_^)
今日は楽しいお話をありがとうございました。
クマ棚とクマフンすごいです!
とても興味深い内容盛りたくさんのブログを拝見出来てウキウキしています。
またお伺いさせていただきす~m(__)m


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