旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

船形山(宮城県)

2010-10-17 23:43:00 | 宮城県の山
ブナ原生林の紅葉に合わせて登ってみたいと思っていた船形山。それがやっと実現。

船形山:標高1500m。仙台市・大和町・色麻町・加美町、尾花沢市にまたがる宮城県と山形県の県立自然公園「船形連峰」の主峰。

仙台の自宅出発 6:50 ~国道457号経由で色麻町へ~青野岳山林道~大滝キャンプ場着9:00。
かなりデコボコの林道を走ること約1時間だが、キャンプ場からのコースが最短。

(泉ヶ岳脇から大滝キャンプ場近くまで続く小荒沢林道は、土砂崩れのため今年12月24日まで閉鎖中。旗坂キャンプ場(大和町)からの升沢コースは、やや距離が長い。)





すでにキャンプ場には約20台の車。
(これで、不安が解消。単独行するほど山には慣れていないこちらとしては、皆さんと一緒は助かる。)

大滝キャンプ場発9:10









眺望所と呼ばれるところで休憩している人に出会った。
ここからの眺望は、あまり良くない。





―ここで気がついた。
今朝コンビニで購入したオニギリを車に忘れてきてしまった。
いまさら戻る訳にもいかない。
頂上での食事は手持ちの菓子類で済ませることにした。
ちょっとさびしくなってきた。-





夫婦岩が出迎えてくれる。







だんだん道が荒れて険しくなってきた。
大小の石がゴロゴロ、倒木越え、ササに覆われたぬかるんだ道を歩く。
けっこうシンドイ。







登山道右手の前船形山(写真中央)と鏡ヶ池に朝日が当たり、とてもきれい。






頂上まであと0.6kmの標柱を見て、元気が出てきた。


ここは御来光岩。11:15
岩に登って360度見渡す。
目指す頂上まであと少し。





(山頂を望む)



ここが頂上。12:00
(ガイドブックによれば、大滝キャンプ場から山頂までは1時間50分コースらしい。今回、ここまで時間がかかっているのは、途中で写真撮りや休憩に費やしているため)





眺望はすこぶる良い。
斜面の木々はすでに落葉。
西方の屏風のような山は黒伏山(くろぶしやま:山形県東根市 1226.7m)か?





中年の女性二人は、元気にオニギリを食べ始めた。
一人4個、それもちょっと大きめ。
足元には、登る途中で採ってきたとおぼしきキノコがビニル製の手提げ袋にいっぱい。
(彼女たちは、下山のときも林の中に入っていった。いや~、ホントにタフだ。)

こちらは、貧しくお菓子とバナナとミカン。

徐々に人が増えてきた。
月1例会をやっているという秋田、福島のグループは、それぞれ20人ほど。
升沢コースからは小学生も上がって来た。






下山も楽ではない。12:30
膝にはだいぶ疲れがたまってきた。
“カクカク”
ときどき、ズルッと滑り落ちそうになる。
「転んだら大変なことになるな~」と思いつつ、携帯電話が使えるか確認してみたりした。

無事に、大滝キャンプ場まで戻る。14:00
そのまま、鈴沼に向かう。
もうすでに、紅葉は終わっていた。
すれ違ったキノコ採りのオジサンによれば、見どころは9月の彼岸のころだという。
それでも、この沼はやはり美しい。
  ※今年6月10日の様子は ⇒ こちら






沼から戻り、駐車場にある湧き水“人命水(じんめいすい)”を沸かしてコーヒーを飲む。
でもね~、紙コップでインスタントコーヒーとは・・・。
ついでに忘れて行ったオニギリを食らう。14:50

ここは、大滝。15:00
いつかは滝壺の方まで下りてみたいものだ。
(われもだんだんマニアックになってきたか?)





仙台への帰り道、色麻町平沢交流センター(かっぱの湯)に入浴。16:00~17:00
登山の汗を流し、疲れをいやす。
ここでまた、山で挨拶を交わした方々に出逢った。

帰宅 18:10
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 洋式軍艦を作った三浦乾也の... | トップ | 禿岳(宮城県) »

コメントを投稿

宮城県の山」カテゴリの最新記事