![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/e1/2e16b9b2378c9d7a72e847665ea6376c.jpg)
コマクサの花を見るため、これまで歩いたことのないコースをたどり、周回してきた。
賽ノ磧から追分までは、火口想定区域内にあるため通行禁止になっている。
またその区間は、至るところ背丈の高い草が繁茂し、低灌木が道を覆うなど、歩くのが極めて困難な状態になっていた。
かがんで、時には体を地面すれすれまで斜めにしての通過が繰り返し必要となる。
これに加え、高い気温もあってけっこう疲れてしまった。
危険を冒してまで歩くことは止めるべきとつくづく実感させられた。
今日のコースは、「賽ノ磧~追分~自然園~熊野岳避難小屋~刈田岳~大黒天~賽ノ磧」の周回。
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(賽ノ磧登山口:通行禁止、クマに注意の案内板あり。駐車場はかなり広く、トイレもある。)
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(しばしの間、舗装された道を行く。)
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(舗装が切れると下りになり、道には草が覆い被さるようになる。)
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(中央がお釜のある五色岳。その左には不帰ノ滝があるが、この地点では見えない。道は底の濁川まで下る。)
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(そしてこの稜線まで再び上がって行く。)
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(ハクサンシャクナゲ)
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(ヤマオダマキ)
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(湯殿山碑:どうやって急斜面をここまで運んだのだろうか?)
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(これを渡る。)
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(対岸に渡って上り始めると不帰ノ滝が見えてくる。)
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(道はヤブ)
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(それでもこういう箇所に来ると一息つける。)
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(橋桁がある。板の橋の上を沢水が流れている。)
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(新噴気口を見上げ、また沢を渡る。道はどっちだ! 正解は、右のヤブトンネルの方。)
※かもしか温泉跡はどこだか分からないまま通過してきた。
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(ロバの耳コースとの分岐点。追分への道は正面のヤブの中。)
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(ここでも一息。)
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(こういう低灌木の下をくぐって歩く。)
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(かなり上まで来て大黒天の駐車場側を眺める。舗装工事のパワーシャベルが見える。)
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(ヨウラクツツジ)
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(日陰のハクサンチドリは色が薄い。)
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(ウラジロヨウラクツツジ)
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(ここに道がある?!)
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(雪がとけたばかりの斜面にショウジョウバカマが咲いていた。)
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(またまたヤブ漕ぎ、低くかがんでの歩行を繰り返し、やっと到着した追分。)
ひと安心しての休憩となった。
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(自然園は、ハイマツの花粉が大量に飛散していたので即刻通過。)
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(雁戸山を見下ろせるところまで上ってきた。)
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(コマクサ:例年よりは色が褪せて見えるが・・・。)
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(左が地蔵山、右は三宝荒神山)
今日は、熊野岳山頂に行くのはやめた。
避難小屋のわきを通って下山。
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(お釜と刈田岳)
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(来た方角を振り返る。)
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(大黒天の駐車場近くのコマクサ群生地)
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(大黒天駐車場が見えてきた。)
後は、賽ノ磧まで戻る。
(大黒天駐車場からは約3㎞。自転車での下りだといっきに可。)
車のわきでノンビリしていたら、ほぼ同年代の男性が車で来た。
とても立派なカメラをお持ちのその方は、写真撮影が何よりの楽しみだとのこと。
その方によれば、前にこのコースを仲間と歩いた際に親子グマに遭遇したという。
また、一人での時には、舗装道を横切るクマをみたとのこと。
わたしが、かなり大きなクマ除け鈴を鳴らしながら時々は笛を吹いて歩いてきたことを話すと、「笛、それがいい!」と言ってくれた。
その方とはかれこれ20~30分も、写真のことなど話し、足元近くのヤブの中に見つけた花を撮影したりして別れた。
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(ベニバナイチヤクソウ)
※今日のコース図は、通行禁止区域内なのでアップ無しです。
歩行(移動距離):12.23km 累積上昇高度:844m 累積下降高度:864m 気温:30℃
渡渉地点はフレームだけのようですし、橋は流されて昔の面影はありませんね。
それよりも藪が大変。
これではカモシカ温泉跡からロバの耳のルートは藪だらけで行けませんね。
あまり歩かれていなかったとは言え、その分植生は復活しているのでしょう。嬉しいような、歩けなくて悔しいような・・・
綺麗なコマクサが見られて何よりです。
歩いてはダメという道は、歩くべきではありませんね。草に覆われ足元がよく見えず、木の枝には何度も頭をぶつけてしまいました。とはいえ、自然の回復力が機能していることは喜ぶべきことなのでしょう。
新噴気口から上がっている白煙を見て、不安を抱えての歩きになりました。
ロバの耳ルート上部側では、この日も火山活動監視の人たちが活動していました。