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日々の雑記

禅的生活を読み終えた男

2021-03-08 21:19:00 | 日記
禅的生活を読み終えた。良い本であった。また何度か読むことになるだろう。

仏教を日常で活かすにはという現実的な話が沢山ある。坐禅についても意識を2つに向けることで雑念をかき消す方法などなるほどと思った。
例えば両手に意識を分散させる。やってみるとわかるが難しい。そうすると一瞬で集中力が増す。坐禅は半目で行うのだが、一旦集中で焦点を合わせるのではなく右目と左目自然に見る状態にするのがポイントのようだ。これもやってみると分かるが、本当に集中力が全然違う。
玄侑宗久氏も西洋から東洋までかなりの思想に詳しいようで、大変説得力のある仕上がりになっている。

玄侑宗久氏の本をしばらく小説も含めて追ってみようと思った。
結局仏教系の本に戻ってきてしまった。
それから仏教思想のゼロポイントとその著者の本も読むリストに加えた。
この方はニー仏という愛称らしいが東大のインド哲学科だったそう。ミャンマーで仏教学んだとか。上座部っぽい感じなのかな。でも、良さそう。しばらくはこの方達の本を読んで吸収していこうかなと思っております。
禅的生活は何度も読むことになりそうだ。

前にも書いたが、仏教とは思想と実践の両輪だから、どちらか一方だけではダメである。
仏教とは生き方そのものなのだから、そもそもそういう生き方をしていない人のマインドフルネスなんていうのは全く無駄かつ無意味で読む価値がない。
さまざまなマインドフルネスだの瞑想だのという本が出ていますが、まず科学的な話から語るものはあまり意味がない。非仏教徒が書く本にありがち。研究云々、脳波がどうのこうの。
そういうのは別にいいんですが、本質的な話ではない。なぜ仏教において坐禅が必要かということが大事なのであって、坐禅によって起こることはその次の話だからである。

流れで途中まで読んだ四つの約束を読んだが仏教脳で読んでみるとまぁ、うん。という感じだった。でもいい本だとは思います。

毎日書くつもりが、最近調子が悪いことが増えました。また書いてゆきます。