枚岡教会(日本基督教団)の牧師のブログ

大阪府東大阪市鷹殿町12-34
072-981-2817 
hiraoka@hiraoka-church.or.jp

今年も受難節が始まりました

2020-02-26 | 教会の出来事
本日2月26日、キリスト教会の暦で「灰の水曜日」と呼ばれる日です。
この日から受難節と呼ばれる季節が始まります。
枚岡教会では、数年前から、「灰の水曜礼拝」を行っています。
今年も「受難節の信仰生活への招きの言葉」を聴きながら、礼拝をおこないます。

復活祭(イースター、今年は4月12日)の前、日曜日を除く40日間を受難節と呼びます。
今年もブラジル等の国々でカーニバルがありました。
カーニバルは、受難節の始まる前の行事で、思い切り踊って楽しみます。
受難節の期間は、楽しんだり、喜び踊ることがしにくくなるので、その前に楽しみ尽くしているのです。

受難節は、自分の罪を悔い改めながらすごします。
いつも以上に聖書を読み、イエス・キリストが十字架にかかる際の苦しみを思い巡らします。
生活の中で、「祈り」、「断食」、「施し」を重んじます。

この季節の「祈り」は、神に首を垂れる時であり、神の前での自分の罪深さと小ささを見つめる時です。
祈りは、自分の願いを主張することではありません。

「断食」は、自分の欲望のままに生きることをやめるためです。
断食中は、一切のものを口にしない、というのではありません。
日中の食事を避ける、肉を食べない、好物を食べない等、その方法は多様です。
大切なのは、欲しいものを求める生活から離れることです。
もちろん体調を崩さないように注意します。

「施し」は、キリストが人のために命をささげたことを思いながら、その姿に倣います。
自分が握りしめていたものを手放して、他者のために差し出します。
周囲の人たち、また世界の混乱の中に生きている人たちに心を向け、支援をしたいと思います。


そのようにして、欲望のままに生きる生き方から、一歩離れて自分を見つめ直します。
これは、現代の私たちに欠けている態度でしょう。
この季節は、それを促してくれます。


「わたしたちは通常、他の人々の事を忘れています。他の人々の問題や苦しみ、彼らが耐え忍んでいる不正義などに関心を示さず、わたしたちの心は冷たくなっていきます。自分が程よく快適であるうちは、不幸な人々のことを考えません。今日、無関心という利己的な態度が、無関心のグローバル化といえるほど世界に広がっています。…わたしたちは、無関心でいたいという強い誘惑にかられます。無関心になったり、自らの中に閉じこもってしまわないように、心を新たにしなければなりません。」(あるキリスト者の言葉)



一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しむ」(コリントの信徒への手紙一12:26)
お前の兄弟はどこにいるのか」 (創世記4:9)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

友愛セールへのご協力ありがとうございました

2020-02-12 | 教会の出来事
2月9日(日)の午後に恒例の友愛セールを行いました。
古着が主となるミニバザーでした。
多くの方からの献品、購入等、ご協力いただきありがとうございました。

児童養護施設では、学校卒業後は卒園することになっています。
マリヤ会が関わらせていただいております生駒学園でも、毎年3月に卒園する子どもたちがいます。
マリヤ会では、卒園して自立する子どもたちを応援する気持ちを込めて、毎年卒園プレゼントを贈っています。
厳しい社会の中で様々なことに出会うことでしょう。
うれしいことばかりではないでしょう。
神さまに守られて健やかでいられますように祈りたいと思います。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする