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 首相が「いやあ、国民をだますのは簡単だ!」と言っているかどうか・・・。

2016年06月02日 | 政治・社会
 首相が記者会見しました。首相の屁理屈発言をそのまま伝えるマスコミ。NHKなどは、堂々とウソを並べる発言を何度伝えたでしょうか。皆さんはどう受け止めたでしょうか。私には、国民をあざむくさまざまなトリックを使う不誠実な発言に思えました。
 まず消費税問題に限ってみてみましょう。


 安倍首相は前回、野田元首相と約束した増税を延期して選挙で大勝しました。
選挙後に首相は、リーマン・ショック並の事態がなければ、消費税を8%から10%に絶対にあげるとしていました。
 (そもそも、私は消費増税には反対ですが、首相は国民には再三約束してきました。)

 実は首相の国民をだますトリックを見抜くのは推理小説ほどは難しくはありません。

 ①首相はアベノミクスの成果が上がっていると賃金上昇や雇用率の向上を例に自画自賛しました。 

   ⇒⇒⇒ ならば、公約通りにあげると言わなければならないはず。それなのに、今回は消費増税を延期するとしました。なぜ?

       
 ②首相は始め、消費増税延期の理由を世界経済がリーマン・ショック前のような状況であることにしようとしていたようです。しかし、G7サミット  で英独仏の首脳からあきれられたと言います。
  英独首相からは「世界経済は安定成長のきざし」といわれ、仏大統領からは「危機ではない」と批判されました。

 ③そこで出てきたのが、中国など新興国の不安定な経済的な要因を理由にすることでした。驚くべき責任転嫁です。
  
   ⇒⇒⇒ しかも、それを「新しい判断基準だ」としました。 
      (公約の条件を自分勝手に変えて、「新しい判断基準」などと人をだまそうとする手口。
       すっと聞く分には、自信持って言っているようだから信じてしまう?)

 ④そして、今回の選挙は、消費増税延期とアベノミクスの是非を問う経済政策が争点であるとしました。

   ⇒⇒⇒ 国民のいやがる増税を野田元首相と自身が決めておきながら、それを延期することで人気を
       得るというマジック! 
       そして自分のやりたい改憲の本心は隠しておき、またもや国民をだます「経済政策」での争点づくり。

 
 ⑤おかしいと思いませんか。
  こんな虚言がそのままTVで流され、公約違反のウソがまかり通る国です。その支持率は55.5%というから驚きあきれます。
  朝日の川柳欄にも「お坊ちゃま支離滅裂となりにけり」(糸川氏)とからかわれほどの、屁理屈をいっているのに・・・です。
 
  選挙で3分の2を得て改憲するのには政権の延命が必要です。(何度も首相は改憲するといっています。)
  選挙前だから、国民に不人気の増税はしない。
  それだけではなく、自ら決めていた消費増税を延期するからありがたく思え、
  そんな私を支持してください
と言っているのですね。
  
   改憲には触れないけど、前回の国会のように多数さえ取れば後は支持されたとばかりに憲法など無視してやりたい放題に・・・。
  しかも今度は、憲法そのものを変えるといい、「自民党憲法草案」も用意済みです。

  
  「いやいや国民ほどだましやすいものはない!かっかっ。」と高笑いさせてよいのでしょうか。(次回につづく)




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