ネイチャーゲーム&自然・趣味

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この本の内容は恐怖です!= 『でっち上げ』(福田ますみ著 新潮社文庫 H28年 9刷)

2016年05月25日 | 本・文芸
 先日「でっちあげ」-福岡「殺人教師」事件の真相―(新潮社文庫平成28年9刷))という本を読みました。ストレートなタイトルですが、いじめというローカルなニュースであったものがいかにして全国版になって、「史上最悪の殺人教師」ということに至ったのか丹念に検証して書いています。ほとんど実名での記録というのも驚きです。

 平成15年(2003年)朝日新聞の報道から始まり、週刊文春が刺激的なタイトルで全国に報道し、マスコミの取材合戦が始まります。TVや新聞、週刊誌に次々に書かれて、気が弱く善良な小学校教師がどのようにして「殺人教師」になっていったとされるのか、驚くような内容です。

 これから読む人のために内容には触れませんが、親の真実、マスコミの役割、学校当局や教育委員会の姿勢、弁護士や裁判所の問題などが明らかになり、「殺人教師」がつくられていく様が分かり、一気に読んでしまいました。
また、全てが終わっても責任を一切取ろうとしないマスコミの姿勢にも驚きます。

 おりしも、学校を舞台にしたサスペンスドラマ「ソロモンの偽証」(宮部みゆき原作)が2回にわたって組まれ、明後日後編が予定されています。もちろんいろいろな設定は違いますが、子どもを考えるという点では参考になるかもしれません。

 だいぶ前に、「教室の悪魔」という本を読みました。「子どもは純真なもの」という大人の思い込みを一蹴するような子どもの中に潜む問題を見せてくれる内容でした。私自身はいくつかの課題を抱えていた子には遭遇したものの、幸い「悪魔」などと恐怖にとらわれるほどのことはなかったのですが、実に恐ろしい現実もあるものだという思いでした。この『でっち上げ』という本にも、現実の子ども姿が取材されています。(後日、修正版を書きます。)
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