☆映画人生に乾杯☆

~映画好きによる未完成映画ノート~
現在細々とリニューアル中!!

GERRY ジェリー

2006-10-20 | ●最後まで観るのが辛かった
 クラス

2002年/アメリカ
監督:ガス・ヴァン・サント
脚本:マット・デイモン
出演者:マット・デイモン 、ケイシー・アフレック


え~、お世辞にも面白い作品とは言えません。
登場人物は合わせて7人。うちセリフ付きが主役の2人。後の5人は登場時間5秒くらい…?
とにかくセリフが少ない少ない。ほとんど主役二人が歩く音と風の音。私って結構特殊な演出の作品も好きなんやけどコレはほんとに退屈だった…

映画は二人の青年が車を止めてハイウェイから『荒野の小道』に入るところから始まる。(この青年達が何の目的で車を走らせていたのかは最後まで不明)
それから荒野をひたすら歩き始めるんだけど、途中あまりに先が長いことを知って引き返すことに。(この時、あまりにわざとらしく来た道の方向を間違える)
で、間違えた方向へひたすら進んでしまうからドンドン迷っていく。
映画の中で二人の会話を全部合わせても10分くらいとちゃうか??って思う程セリフがない為、周りの景色や風の音は堪能したけど…景色ったって何もない訳だからもう絶望的。あぁでも二人の置かれた状況を体験してるような感覚にはなりました。だけどエンターテイメントとしては落第。
完璧に製作者の自己満足の映画だ。ある意味では優れた作品なのかもしれないけど、これをビデオにして販売しないでほしいよ。
何が腹立つって、マット・デイモンが主演な事。だから私は期待しまくってDVD借りました。ベン・アフレックの弟は別に興味ない(笑)
ちなみに監督は「エレファント」の人。変わった演出好きの監督だけど、「エレファント」はまだ普通に観れました。こっちは私の好みに完全に合いません。

あとGERRYって言葉が繰り返されてます。私、アホやから初めは青年の内のどっちかの名前やと思ってました(笑)でもなんか違和感。これは二人の間での造語なんですね~。アホなことや大失敗なんていうネガティブな事態に直面した時に使う言葉のようです。そういえば「25年目のキス」の時も「ルーファス」という造語が生まれてました。向こうではそういうのが流行ってるのか??いや、ちょっと違うか☆


「ジュード・ロウじゃなくってベンの弟なの♪♪」


観たけど結末を思い出せない方はコチラ(反転)※役名がハッキリ明かされていないので、特別に役者の名前で解説します→歩き続け、とうとう動けなくなった二人。特にケイシー・アフレックは脱水症状のピークにあった。「もうだめだ…」必死にマット・デイモンに腕を伸ばすケイシー。マットはケイシーの上にのっかかり絡み合う。(この状況で何を暴れとるんだ…と思ったら!)マットはケイシーの首を絞めて殺した。苦しむケイシーを救ってやる唯一の方法だったのだ。
それから幾分の時間が経ち、マットは親友ケイシーの死体を後に残して歩き始める。そしてマットは視線の先に数台の車が行き交うのを見た。皮肉なことにそこはハイウェイのすぐ近くだったのだ。マットはハイウェイで親子に助けられた。

MAYOのコメント実話を元にしてるのね…。ていうかこの映画は言いたいのは『あまりに皮肉な運命』ってこと?それとも『荒野は危険』ってこと?
それより荒野に入った理由が明かされないってどういうこと!?マットがケイシーに何かを見せようとしてたよね?何だったのだ??


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2 コメント

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Unknown (タンタン)
2006-11-02 00:11:46
うちのブログにコメントありがとうございました。
さっそく遊びにきました~。

私もこの映画みたのですが、みた当初は「なんなんだ!」って思ったのですが、変に記憶に残る映画なんですよね。
あまりにも状況説明が少ないんで妄想が膨らみました。
今、ふと、もしかして最初から殺すつもりで連れていったのかな?とか思いつきました。
まだまだ私は妄想できそうです。
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>タンタンさん (MAYO)
2006-11-02 00:29:53
こんな拙いブログに来ていただいてありがとうございます~!
最近、仲間内で「ジェリー」はじめました。ブームは一日で過ぎちゃいましたが、その日はことごとくみんな『ジェリって』ました(笑)
 ともあれ、私はこのキャスティングだったからこそ逆にダメでした…。無名の新人を使って欲しかったです
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