☆映画人生に乾杯☆

~映画好きによる未完成映画ノート~
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インフォーマント!(実話/内部告発)

2010-05-19 | ●観て良かった
まず、これはコメディだと思ってはいけませんよね?あくまで内部告発を「コミカル」に描いただけだと思うんですが。
でもこの演出は大正解。経済とFBIの話・・・想像しただけで暗そう・難しそう。そんなストーリーなのに、主人公が口を開けばこちらはニタっと笑ってしまう。

主人公マーク・ウィテカーは将来安泰のビジネスマン(元は技術者?)。年収ウン千万円、文句なしの家庭を持ったこの男がなぜ自分の身を顧みず内部告発をしたのか?

すべては彼の「ADM(大豆関連の会社)は談合で国際価格操作をしている」という告発が発端だ。彼はまさに自分を014(ジェームズ・ボンドの倍)と呼び、スパイ気どりで会社の仲間を撮影、録音しまくる。
あまりのボンド気どりにFBIがあきれる程。だが本人は至って真面目にやっている。
そして当然のようにこう言う。

『僕は会社に残れますよね?』

誰もが「アホかこいつ」と思うが、彼はそれを信じて疑わない。自分は正義のためにやっているんだから、会社をブッ壊したら自分が社長になって立て直すと(笑)
ウィテカーが口を開くとFBIも司法も口をあんぐりあけ、しばらく言葉につまる。
そこに絶妙なテンポの音楽が流れたりする。
大口をあけて笑う映画ではないが、自然と口角が上がってしまう。


が!!!!!!この男、なんかおかしい。
内部告発も終盤。一件落着かと思ったが、不自然なところがある。このおっさんはまだまだ何か隠していそうだ。

さて、ウィテカーの本当の目的は?????????
そこは観てのお楽しみ。



ちなみに私は日本語吹き替えで鑑賞しました。なのでマットの演技がどうこうとかは言えませんが、日本語の俳優のほうが声がライトで、よりコミカルさが伝わってきました。

一瞬でも目を離すと面白さに付いていけない。それくらいポンポンポンと話が進みます。場面もアメリカ・ヨーロッパ・日本、ハワイとすぐ変わっちゃいます。
だから寝ながらの鑑賞はあんまりオススメしません。(…何回巻き戻しさせんだよぅ!)


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