まだ日が当たらない場所で溶けないである雪があるのに、また明日から雪らしい。今日はなぜか寒い。そんなに厚着をしない方でもごろごろしている。パソコンの前に座ると手も冷たい。でも、今日はがんばって仕事をしている。夜は早くお布団に入って本を読むのだと思って。
読んでいる宮本輝の小説に「奥さんか恋人かどちらを取るかはっきりしなさい」と上司の女性に責められて、悩んでやせてしまった男性が出てくる。彼の答えは「どちらも愛してます」なのだ。大体、妻と恋人は同一平面にいるものではない。次元が違うのだ。私は、単純に奥さんは「私はあの人の妻なのだ」と思って生きればいいし、恋人は「私はあの人の妻ではない」と思ってその線を崩さずに生きればいいのではと思う。日本は一夫多妻制ではないのだから。それでは、男の人と勝手すぎるのでは?別に妻でも「夫」と「恋人」があってもいいのと同じだと思う。これはやってみて、失敗して、ああ、これは自分にはできないことと思えばやらなければいいし、懲りずにそれでも二人を愛したいのならその壁を乗り越える気持ちの在り方を確立すればいいことだと思う。本気なら(本当に愛しているなら)それはできるのではないだろうか。
苦しむのかイヤならやめればいいし、それでもあきらめられないのなら心を強くするしかない。妻は「私は妻なのだ」と一歩も引かなければいいのだ。
人は失敗してたくさんのことを学ぶし、だいたい、こころが傷ついたという言葉はそう簡単に使うものではないと思う。これは「相打ち」が多いのだ。「傷」だと思えば「傷」だし、痛かったら包帯を巻いて、そうでなければ誰かやさしい人に撫でてもらえばいい。それは罪ではないと最近思える。
「酸いも甘いも嚙み分ける」それも生きる知恵では?寒いのですこしあっついお話を!
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