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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

I 君のうそ

2024-05-24 20:55:37 | 日記

暑い日。半そで姿の人が多いです。さわやかにはならず蒸し暑いです。学童クラブは支援員は50歳以上の人がほとんどで、気圧の関係か、腰が痛い、足が痛い、体がだるいでみんなで愚痴を言い合っています。年よりの私は意外と元気です。

昨日、久しぶりに学童クラブで勉強を見てあがました。2,3年生ですので、算数の足し算くらいですが。Rちゃんは、できないと騒いで声を荒げ問題集やらを投げ散らかします。3回やって気が済んだのか静かになりました。机に問題集やらを戻して、消しゴムのかすを集め始めました。その辺から隣に座ると、小さな声で「計算教えて」と言いました。「うん、やろうか」と始めました。繰り上がりができないだけなので、機械的に教えるとすぐにできるようになりました。うれしかったのか30問くらいある宿題をやると言い出しました。そのうちに「先生、気持ちが落ち着いてうれしい!」と言いました。算数ができたよりその言葉がうれしかったです。お迎えが来ても、あと少しと、なんとか時間内にやり切りました。問題児だっただけにうれしかったです。

そして、同じような問題児のI 君も静かになんとか算数を20問解き切りました。いつも宿題は終わらないそうです。彼とはサッカーの話をしました。(初めは、おばさん、サッカーわかるの?でしたが)段々嬉しそうに話してくれましたが、その時、「いじめられてるんだ。ぶたれたり」と言いました。つぶやくようにそっと言ったので、その程度で流しました。国語もできて、嬉しそうに出ていきました。

帰宅時に!君がきれいな塗り絵を自分が描いたと見せてくれました。真ん中は何とかマンのようですが、周りの花がきれいな色使いでした。この子はこんな繊細な色を使うんだ・・・。

今日は分かったことは、I君の絵はある女の子が描いて彼にプレゼントしたそうです。欲しくなかったので私にくれたのでは?とある先生は言いました。時々彼はそういう嘘をつくずるい子だと。そうなのかな?私にはくれるとは言わなかった。自分で書いたと自慢したけれど・・・。

私はI 君を信じました。「きれいな色の花だね。I君、センスがいいんだ」褒めました。単にかれは私に絵を見せたかっただけと思うのです。一瞬、裏切られてような気持ちにもなりましたが、子供との関係でも大事なこと、信じることだと思うのでした。待つことと信じること、それでいいのだと思うのです。

 

コメント
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