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内部被曝の脅威 Ⅱ

2011年06月05日 | 
          内部被曝の脅威       
    
       著者   肥田舜太郎さま ・ 鎌仲ひとみさま



     P 82

 現在、人工の放射性物質はそれぞれに決まった臓器に集中して蓄積される
性質があることが明らかにされている。これを 『 臓器親和性 』 という。
ストロンチウム90は主に骨に沈着し、造血機能を破壊して
白血病を引き起こす元凶になる。
セシウム137は骨、肝臓、腎臓、肺、筋肉に多く沈着する。
ヨウ素131は甲状腺に集まり、甲状腺機能障害、甲状腺癌を引き起こす。
このヨウ素に関しては空気中から植物体内に200~1000万倍に
も濃縮されることが分かっている。
ミルクの中には62万倍に濃縮される。他方、トリチウムの場合は全身の臓器に、
コバルトも全身に ( 一部は肺に ) 沈着する。      

     P 86

放射線の内部被曝は、線量がどんなに微量でも大きな被害を引き起こすのは、
放射線分子が桁違いに大きなエネルギーを持っているからである。

     P 91

『 長時間、低線量放射線を照射する方が、高線量放射線を瞬間放射するよりたやすく
細胞膜を破壊する 』 ことが、確かな根拠を持って証明されたのである。

     P 149

 現在、イラクの女性は子供を生むことを恐れるようになったと
イブン・カズワン小児・子供病院のジャナン医師は言う。
彼女は湾岸戦争以降、障害児の出産が増えたことを憂慮している。
たとえば、水頭症、無脳症の子供など以前は見たこともないような異常な子供の
障害が目立つようになってきた。

ジャナン医師はイラクの未来の世代が殺されているのだと感じている。




    


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