6月15日(退院4日目)
朝
症状は落ち着いている。
元気ではないが、苦しそうなかんじではない。
部屋の中を歩きまわったり、ワタシのあとをついて来たりする。
トイレで小の方をする。
量は少ない。
色が濃いようだ。
朝ごはんを計ってお皿に入れる。
小さい頃からずっとロ社のカリカリを食べてきたこと、サンプル食はロ社、ヒ社とも好みは変わらなかったことなどから、療法食もロ社にした。
「肝臓サポート」という商品だ。
ゆずの食欲はない。
医者から栄養を摂らせるようにいわれている。
外から栄養をとらないと、体の中に残っている栄養分は肝臓にとりこまれてしまうらしく、それはよくないらしいのだ。
午前中点滴に行く。
朝の薬も飲ませてもらう。
体重は減っている。
食べていない事を告げると、缶詰のごはんを注射器に入れ、口の脇からあげてみるのはどうか、と提案される。
前回買ったタイプはまったく食べなかった事を伝えると、種類の違うヒ社の療法食(ハイカロリータイプ)はどうか、という事でダメ元で一つ買ってみる。
注射器(もちろん針はついていない)はくれた。
ゆずの様子をみて、トライしてみようと思う。
療法食はカリカリも缶詰も、肝臓に負担がかからないような配合になっているようだ。また、食欲がなく少量しか食べられなくてもいいようにハイカロリーになっている。
ほんとうならそれを食べさせるのがいいのだろうが、なにしろ食べてくれない。
今まで買ったことがなかったが、パックに入った生タイプのごはんや缶詰のごはん、おやつにあげるような魚の燻製みたいな物など、「猫、大喜び!」とポップがついている商品をいくつも買ってみた。
具合が悪くても食べたい気になるもの。
もしもそれが見つかれば、薬も一緒にのませることができる。
しかし、ワタシたちの希望は実現しなかった。
どれもこれも、一口も食べなかった。
夜の薬は飲ませることはできなかった。
ごはんはほとんど食べず、水も飲まない。
汲みたての水が好きなのに、口元までもっていっても飲まなかった。
自分のベッドで寝る。
***
6月16日(入院してから一週間)
朝
いけないとはわかっているが、苦肉の策でロールケーキのクリームを少し薬に付けてあげてみる。
フンフンフンと嗅いだあと、一位の薬を食べた。
やった!
では次、2位の薬。
もう食べてはくれなかった。
元気な頃はワタシが食べているクリーム系の物をあんなに欲しそうにしていたのに。
クリーム作戦も瞬く間に撃沈した。
朝ごはんは少しだが食べるようになった。
ほっとする。
午後点滴に行き、夜の薬を飲ませてもらう。
夜ごはんも少し食べる。
体調は安定しているように見える。
***
6月17日
朝、起きるとすぐにワタシのところまで来るようになった。
調子が良くなっているように感じる。
朝ごはんも少しだが食べる。
ゆずがトイレに入っていった。
ワタシたちは息を潜めるようにして成り行きを見守る。
やった!大の方が出た!下痢もしていない。
午前中点滴に行き、朝の薬を飲ませてもらう。
誇らしげに「大の方が出ました」と報告する。
少しだがごはんを食べ、家の中を歩き回り、窓の外を眺め、毛づくろいをする。
猫らしい行動をして1日過ごす。
嬉しい。
朝
症状は落ち着いている。
元気ではないが、苦しそうなかんじではない。
部屋の中を歩きまわったり、ワタシのあとをついて来たりする。
トイレで小の方をする。
量は少ない。
色が濃いようだ。
朝ごはんを計ってお皿に入れる。
小さい頃からずっとロ社のカリカリを食べてきたこと、サンプル食はロ社、ヒ社とも好みは変わらなかったことなどから、療法食もロ社にした。
「肝臓サポート」という商品だ。
ゆずの食欲はない。
医者から栄養を摂らせるようにいわれている。
外から栄養をとらないと、体の中に残っている栄養分は肝臓にとりこまれてしまうらしく、それはよくないらしいのだ。
午前中点滴に行く。
朝の薬も飲ませてもらう。
体重は減っている。
食べていない事を告げると、缶詰のごはんを注射器に入れ、口の脇からあげてみるのはどうか、と提案される。
前回買ったタイプはまったく食べなかった事を伝えると、種類の違うヒ社の療法食(ハイカロリータイプ)はどうか、という事でダメ元で一つ買ってみる。
注射器(もちろん針はついていない)はくれた。
ゆずの様子をみて、トライしてみようと思う。
療法食はカリカリも缶詰も、肝臓に負担がかからないような配合になっているようだ。また、食欲がなく少量しか食べられなくてもいいようにハイカロリーになっている。
ほんとうならそれを食べさせるのがいいのだろうが、なにしろ食べてくれない。
今まで買ったことがなかったが、パックに入った生タイプのごはんや缶詰のごはん、おやつにあげるような魚の燻製みたいな物など、「猫、大喜び!」とポップがついている商品をいくつも買ってみた。
具合が悪くても食べたい気になるもの。
もしもそれが見つかれば、薬も一緒にのませることができる。
しかし、ワタシたちの希望は実現しなかった。
どれもこれも、一口も食べなかった。
夜の薬は飲ませることはできなかった。
ごはんはほとんど食べず、水も飲まない。
汲みたての水が好きなのに、口元までもっていっても飲まなかった。
自分のベッドで寝る。
***
6月16日(入院してから一週間)
朝
いけないとはわかっているが、苦肉の策でロールケーキのクリームを少し薬に付けてあげてみる。
フンフンフンと嗅いだあと、一位の薬を食べた。
やった!
では次、2位の薬。
もう食べてはくれなかった。
元気な頃はワタシが食べているクリーム系の物をあんなに欲しそうにしていたのに。
クリーム作戦も瞬く間に撃沈した。
朝ごはんは少しだが食べるようになった。
ほっとする。
午後点滴に行き、夜の薬を飲ませてもらう。
夜ごはんも少し食べる。
体調は安定しているように見える。
***
6月17日
朝、起きるとすぐにワタシのところまで来るようになった。
調子が良くなっているように感じる。
朝ごはんも少しだが食べる。
ゆずがトイレに入っていった。
ワタシたちは息を潜めるようにして成り行きを見守る。
やった!大の方が出た!下痢もしていない。
午前中点滴に行き、朝の薬を飲ませてもらう。
誇らしげに「大の方が出ました」と報告する。
少しだがごはんを食べ、家の中を歩き回り、窓の外を眺め、毛づくろいをする。
猫らしい行動をして1日過ごす。
嬉しい。