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ゆず、闘病生活を送る。 その3

2012年07月08日 | 覚書
6月15日(退院4日目)


症状は落ち着いている。
元気ではないが、苦しそうなかんじではない。
部屋の中を歩きまわったり、ワタシのあとをついて来たりする。

トイレで小の方をする。
量は少ない。
色が濃いようだ。



朝ごはんを計ってお皿に入れる。
小さい頃からずっとロ社のカリカリを食べてきたこと、サンプル食はロ社、ヒ社とも好みは変わらなかったことなどから、療法食もロ社にした。
「肝臓サポート」という商品だ。


ゆずの食欲はない。


医者から栄養を摂らせるようにいわれている。
外から栄養をとらないと、体の中に残っている栄養分は肝臓にとりこまれてしまうらしく、それはよくないらしいのだ。


午前中点滴に行く。
朝の薬も飲ませてもらう。

体重は減っている。

食べていない事を告げると、缶詰のごはんを注射器に入れ、口の脇からあげてみるのはどうか、と提案される。

前回買ったタイプはまったく食べなかった事を伝えると、種類の違うヒ社の療法食(ハイカロリータイプ)はどうか、という事でダメ元で一つ買ってみる。
注射器(もちろん針はついていない)はくれた。

ゆずの様子をみて、トライしてみようと思う。





療法食はカリカリも缶詰も、肝臓に負担がかからないような配合になっているようだ。また、食欲がなく少量しか食べられなくてもいいようにハイカロリーになっている。
ほんとうならそれを食べさせるのがいいのだろうが、なにしろ食べてくれない。




今まで買ったことがなかったが、パックに入った生タイプのごはんや缶詰のごはん、おやつにあげるような魚の燻製みたいな物など、「猫、大喜び!」とポップがついている商品をいくつも買ってみた。

具合が悪くても食べたい気になるもの。

もしもそれが見つかれば、薬も一緒にのませることができる。




しかし、ワタシたちの希望は実現しなかった。

どれもこれも、一口も食べなかった。



夜の薬は飲ませることはできなかった。

ごはんはほとんど食べず、水も飲まない。

汲みたての水が好きなのに、口元までもっていっても飲まなかった。


自分のベッドで寝る。



***

6月16日(入院してから一週間)



いけないとはわかっているが、苦肉の策でロールケーキのクリームを少し薬に付けてあげてみる。

フンフンフンと嗅いだあと、一位の薬を食べた。

やった!
では次、2位の薬。



もう食べてはくれなかった。

元気な頃はワタシが食べているクリーム系の物をあんなに欲しそうにしていたのに。


クリーム作戦も瞬く間に撃沈した。




朝ごはんは少しだが食べるようになった。

ほっとする。




午後点滴に行き、夜の薬を飲ませてもらう。


夜ごはんも少し食べる。



体調は安定しているように見える。





***

6月17日

朝、起きるとすぐにワタシのところまで来るようになった。

調子が良くなっているように感じる。

朝ごはんも少しだが食べる。



ゆずがトイレに入っていった。
ワタシたちは息を潜めるようにして成り行きを見守る。



やった!大の方が出た!下痢もしていない。



午前中点滴に行き、朝の薬を飲ませてもらう。
誇らしげに「大の方が出ました」と報告する。




少しだがごはんを食べ、家の中を歩き回り、窓の外を眺め、毛づくろいをする。

猫らしい行動をして1日過ごす。


嬉しい。











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