年末年始２

太宰府名物（？）梅園のうその餅。変わった食感と変わったあじでおもしろいよ。
たぶん、太宰府天満宮で行われる鷽替神事にちなんだお菓子だと思うよ。鷽替神事は日ごろの嘘を天神様の力でまことに変えてもらって福を招こうっていう行事。

うその餅のパッケージ。グリグリカールの変な鳥の絵だけど、本物の鷽の面影がないこともないね。本物の方がもっとかわいいけど....

中身はこんな感じですごい色...なんとなくミント味な予感がするけど全然違うんだ。きれいだけど食べ物の色じゃないよねぇと思ってるのはyuzriaiだけじゃないと思うけどどうだろう！？

ん？なんかいる。ちっこいうそ鳥みたいだね。

取り出してみた。2センチくらいでかわいらしいけどしっかりカールしていたよ。これをもって鷽替神事に参加したら怒られるかもしれないけど、そこそこしっかりした作りだね。
あんまりしっかり作ってるとコスト的にどうなんだろうとか余計なことが気になっちゃうよ...

ちなみに、このパッケージの場合もちは１５個入り。容器は４行×４列で１６だけどちっこいうそ鳥がいるから１ひいて１５個。軽く切れ目を入れて楊枝を刺すとポコっと取り出せるんだ。

緑の生地の中には白っぽいおもちが入ってるよ。ここまでくれば食感は何となく想像できるけど、味は全然わからないね。

食べてみた。
外側はあんまり固くしていない落雁のようでかむとジャリっとするけどしばらくすると溶けてなくなる感じ。そこにおもち部分のふわっとした食感がある。見たままだね。
味は...あま～～い。でも...紫蘇の味がする。どうやらお餅の部分にだけ紫蘇の味が付いてるみたい。

口に入れた時点ではあま～いだけのお菓子な印象があって「なんだこれ！ だめかも？」と思ったんだけど、お餅までいってしまうとおいしい。

な～んだおいしいじゃん。安心安心。

ちなみに、このちっこいうそ鳥は、次の日の朝になって自慢のカールは伸びたりちぎれていたり、体には小さな穴だらけ...それはそれは見るも無残な姿で発見されました。
犯人は実家で飼っているおてんばヨークシャテリアだったよ。母が気づいて咥えているのを取り出したんだけど手遅れだったらしい。
うそ鳥クンはきっと、この悲惨な状況こそ天神様の力で何とかしてくれって思ったに違いないね。