LOVEARTH!モノローグ略して「あのね。」~欠伸まじりに~

LOVEARTH!会員達の周辺で起きたさまざまな出来事紹介。

さようなら 望

2005年02月17日 22時09分20秒 | 会長
まさかこんなことが起こるなんて、夢にも思わなかった。
正直、今でも信じられないかもしれない。
こうして今、貴女の動かない身体を抱き、反応してくれと願う。
しかし、貴女はもう貴女ではない。
もう、貴女はいない。
夢なら覚めてほしい。
分かってはいる。
分かってはいるんだ。
貴女が貴女でなくなってしまったという現実を。
しかし、それを受け入れたくないと私の心は拒絶する。
「出合いたくなかった。別れるくらいなら」
という言葉。
今この瞬間を迎えるまでにも、理解はしていたつもりだった。
しかし、今、貴女と別れ、この言葉の本当の意味が分かった気がする。
本当に苦しい。
出会い、出合いがあれば必ず別れが来る。
当たり前なこと。
別れるまでにかけがえのない何かを作り、別れた後もその思い出と生きていける。
そういう言葉も今までは何の疑問も持たなかった。
しかし、今、時々、本当にそうだろうかと思うこともある。
これだけ心の中がかき乱され、渦巻いているのは初めてだ。
心がわからない。
心の「核」がみつからない。
私がどう感じているのか。
はっきりと分からない。
ものすごく怖い。

しかし、いつまでもこんな心ではいけない。
貴女もそれを望まないだろう。
貴女の「死」を受け入れなければならない。
受け入れるのは辛い。
想像を絶する痛みが体中をかけめぐる。
これを乗り越えること。
それが、貴女にとっての供養になる。
こうして書いている中でも私の心は渦を巻く。
こんな迷いっぱなしの心で貴女へ言葉を送っても、
「貴女が辛くなる言葉」がひそんでしまうだろう。
しかし、私はここに誓う。
「いつか絶対にこの苦しみ、辛さ、痛みを乗り越える。貴女を辛くさせない。」
今はこんなでも。
それまで、辛くさせてしまうのが本当に辛い。
だから。
貴女のためにも、私のためにも。
私は誓う。