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ほほえみ

青空に白い雲を眺めるのが大好きです。

吉野川やな漁(下り簗)

2007年09月30日 | Weblog
 奈良県五條市大川橋下・新町側で9月上旬~10月下旬まで<やな漁>が行われている。やな漁は、すでに弥生時代に行われていたそうである。それを再現されているといったところか。
 やな漁とは、秋口に産卵のために川を下る鮎の習性を利用した漁穫量の多い大規模な漁法。川幅を少し狭くして両岸にまたがるように櫓を組み、その上に竹で編んだ簀を作って、川の流れと共に簀の上に自然に落ちる鮎を生け採るというものである。この仕掛けを簗(やな)とよばれている。
 見学した時はあいにく鮎がかからずとる体験ができずに残念であった。
やな漁は全国においてもめずらしいので、ぜひ体験されることをお勧めする。

 主 催  吉野川やな漁保存会
 連絡先  吉野川やな漁保存会事務局
      TEL&FAX 0747-25-3077

十五夜 9月25日 中秋の名月 (旧8月25日)

2007年09月26日 | Weblog
 9月25日は中秋の名月である。旧暦では8月25日にあたる。この日はお月見といって夜名月を観賞する慣習が古来よりある。月見とは満月などを眺め楽しむ事である。観月ともいう。旧暦8月15日(今の9月15日)を中秋と呼ぶため「中秋の名月」ともいう。この頃は空気が乾燥して澄み月が鮮やかに見え湿度も低く夜も凌ぎよく観月に最も良い時節といわれている。
 この夜は月の見える場所に薄を飾り月見団子・里芋・枝豆・栗などを盛り御酒を供えてお月見をして楽しむ。そして里芋や秋の作物などの豊作を祝うのである。
 
 月に関する俳句
  *芭蕉 ・名月はふたつ過ぎても瀬田の月
      ・名月や池をめぐりて夜もすがら
      ・名月や門にさしくる潮がしら
      ・名月や北国日和定めなき
  *山頭火・ほっと月がある東京にきてゐる