わが家の先祖は
幕末に浪人して
この土地に流れ着き
(だからおばさんのいう生え抜きじゃあないっちゅうのだ)
小貫という家のお嬢と結婚したので
小貫になった
その大元の(つまり血縁はない)小貫家の本宅が
火事全焼
すごく古い がっちりした家だったがな 漏電らしい
(古いから 電気系統危なかったんだなと言ったら
おばさんは
古かなかっぺ 建てたばっかりだっぺ
伯父さんが木の世話してやって
ついこないだ 建てたんだ
って
何十年も前だがな
充分古いが
90目前のおばさんにすりゃ
ついこの間だな)
足腰の立たない
ちょっと怪しいおばあちゃんが居たんだが誰かが助け出したから無事
誰も怪我はないそうだ
それがなにより
おばさんは 興奮して 行きたくても行けやしない
というから
連れて行こうか?
でも邪魔なだけだよ
となだめすかした
焼け出されて 路頭に迷う
というような家ではないから
若い世代が ちゃんとやるよ
おばさんが気をもんでもしょうがない
ともかくけが人が出なくてよかった
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