筑紫文化財研究所

筑紫における歴史的文化の探求と漫遊

中ノ子型の内裏雛3

2012-02-21 22:29:24 | 人形


以前もご紹介しましたが中ノ子型の佐賀弓野の内裏雛です。
諸岡龍八工房の作と思われます。


中ノ子勝美作との大きな違いは原型に省略された個所があること。


型が扁平化している点が指摘されます。


土も白色味があり密度が高くやや重いようです。
今宿人形の大橋家にあった中ノ子型の内裏雛は
西公園の石田が型を販売しいたものを購入したものといわれています。
中ノ子は一族分業で人形を生産していましたが、
型を作って同業者に売ることもしていたようです。
売り物の型はそれ用の意匠のものがあったことが考えられます。
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