筑紫文化財研究所

筑紫における歴史的文化の探求と漫遊

消えつつある野間皿山焼の窯跡

2013-03-17 23:06:48 | 野間焼

明治初期から昭和まで操業していた野間焼は
京都清水焼の系譜を持つ軟陶器で、山水や
イッチン描きの山水土瓶の産地として、また、
門鉄管内の駅売り茶瓶や貯金箱などの産地として
知られていた焼きものです。
平成の初め頃に岡本窯が閉窯して産地としての命脈が途絶えました。
今は福岡市南区皿山という地名だけが往時の縁を知る
唯一の手だてとなっています。
ここで生産された製品のコレクションなどはありませんし、
(以前、山王神社横に公民館に作品がありましたが今は
公民館そのものが廃止されてしましました)
現地には看板一つ立っていない忘れられた産地です。


現在、小林窯があった場所が造成工事され、
残された窯の痕跡も無くなろうとしています。

参考;
http://www.city.fukuoka.lg.jp/minamiku/t-shien/charm-event/nisihanahata/nishihanahata-nomayaki.html

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