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筑紫文化財研究所

筑紫における歴史的文化の探求と漫遊

中ノ子型の内裏雛

2012-02-05 14:40:50 | 人形

中ノ子勝美氏が復興した古型博多の内裏雛。
原型は中ノ子吉三郎の明治期の作。
このタイプのものは九州地方の土人形の産地に伝播し、
津屋崎、今宿、弓野、古賀、天草、帖佐などに遺作がある。
古賀では男雛が独立して菅原道真公になっている例がある。
塑峰の銘があり昭和50年代頃、中ノ子氏50代前半頃の作か。
面の胡粉は厚く丁寧で面相は端正で狂いが無く、
柄が細密で土人形の域を超えた気品のある作となっている。

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