遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

野反湖の春

2018年05月28日 | 

おばんでがんす

先日野反湖へ行ってきた。土曜日にお夕飯を戴いてから出発をした

例の自家製キャンピングカーで行く、昔から見ると道は勿論のこと湖の周囲も整備が進みよい観光地に成った

八ッ場ダム関連で道も整備されて入り口もわかりやすくなった

11時に湖畔についた、早速段取りをして就寝する

満天の星は暫くぶりで天空の豊かさを味わい、地球と言う星の偉大さと、小ささを感じた

就寝時の気温は6度であった,耐寒温度20度のシュラフを用意して良かった。

 目覚ましは太陽と小鳥たちだ

こんな朝は何年振りだろう 紺碧の空と湖は山をサンドイッチにした一帯の物だ

雲も風も表裏一体となって共鳴している、誰も話す人も無く只無心に小鳥の声と風の噂話を一人で聞いている

先ず来る途中で見つけた清水で湯を沸かしモウニングコーヒーを戴く、至福の時だ

用意したレトルトのカレーに少し小さなルウを足して少々ぬるま湯も足して朝食を準備して

朝の撮影に出かけた

明け方の空気は限りなく澄んで居る、色色の悪癖を持ち、自分本位の年寄りの心も素直に治してくれる

猩猩袴がもう花を散らした後らしいがそれでも美しいたたずまいだ

早起きの花達がもうこれ見よがしに咲き誇っている、セリバオウレンではないかと見た、けっこくの多い

葉っぱは日本芹のようだ

岩を抱いた典型的な岩鑑だ

群生と言ってもいいほどたくさんある、まだ少し早いようだが

 葉っぱから推測するに三つ葉黄連だと思う、腹痛のくすりだと言うが生葉も苦い、腹が悪いから❓飲み込んだ

 

 朝露を纏った駒草は未だ咲く気は無いらしい。思わせぶりの蕾が出ている

一旦我が家に????、帰って朝食を戴く、すっかり程よく仕上がったビーフカレーが手加減の良さを証明している

食後のコーヒーを飲んで、少々遅きに失した感のある白根葵の群落に向かう

私が最初に来た時はまだ千島笹を刈り払って植える準備をして居る時であった、もう何年たったのだろう

長年のご苦労が実ってとても素晴らしい群生地に成長した、地元の人たちに心からの敬意を表する

 一番に出迎えてくれた白根葵だ、斜面の上の方にあるので寒い勢か程よい咲き具合だ

 

 斜面の下の方はもうすでに花が終わっている

色も大分薄くなっているのが少し寂しい

白樺の白と白根葵の葉っぱの濃緑と紫のハンカチを散らかしたような葵の群落は当に桃源郷だ

差し込んできた朝日に透き通って輝いている、きれいな花は散りぎわさえも綺麗だ

人間もこうありたいものだが「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」と詠んだ

細川ガラシャ夫人の覚悟と潔さと高邁な精神が思い出されるしこの花に似ていると思った

堪能して帰車し、抹茶を一服していると小田原から来たと言う老カメラマン氏に遇う

可成り話し好きだ、が話し相手には丁度良い。茶を一服馳走した、空っ茶は守子よりおごとだ、と昔から言う

車から米屋の羊羹を持参してふるまってくれた、甘党の私には最高の御茶菓子だ

大分日も高くなってきたので、湖尻に行く

三つ葉躑躅ではない五つつ葉の紫躑躅が沢山咲いている。後日ゆっくり検索してみよう

未だ新緑間もない白樺の林のなかに程よい配置で群生している

路傍や少し開けた場所には黄地筵が一面にある、今や「莚」 等と言う言葉は死語になってしまった感があるが

 

未だ対岸の三壁山には残雪がかなり見えるが花達はフル活動をしている

キャンプ所は50軒ほどのバンガロウがあるが無人だ

 通路には坪菫らしいが一面に咲いている

自然は時して面白い事をして見せる

 こんな切り株に独活を生えらかしても仕方がなかろうが、それでも何時かは一緒に生えている何かの木と  

切り株が腐って土に成る迄待つのだろうか??

でもそんなことは私の範疇の外だ、楽しい場面で有った

 

そんじゃあまたはなすべえ

遊童子

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2 コメント

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キャンピングカ―活躍 (チョキ、チョキ)
2018-05-29 13:29:03
ぶらり旅、第二弾
野反湖の、満天の星空羨ましい~

シラネアオイ、綺麗ですね
地元の学生さんたちに感謝です
良くあんなにも増やしてくれました
毎年恒例の行事で何十年経ったのでしょうか?
おじいさんになっても、孫達に誇れる事がいつか来るでしょう

湖の初夏の風を感じながらの一服は、至福の時でしょう

私も新茶の抹茶注文しよう
返信する
野反湖 (遊童子)
2018-05-29 19:37:39
ちょきちょきさんへ
こめんとありがとうございます

紺碧の湖、野反湖はあの清流清津峡を流れる
清津川の源流である
昔は上州で悪事を働いたものが越後へ逃れる時の裏街道で秋山郷から津南、十日町へとつながっていた今も登山道があると言うが確認した事も無い
人はしたいことが山ほどあってそのうちの百分の一ができるのが常だ
上手くゆく人で十分の一で有ろう
然し私は其の内三分の一はできていると思う
勿論高望みしないせいもあるが
この先の事はたとえ三十分でも想像できないし知り得ないのだ
だから出来るだけしたいことはする
勿論他人に迷惑をかけないのが条件だが
どれ程羨ましく思うか!!、羨ましく深く深く思えば思う程実現性が高くなる
だからどんどん羨ましく思うことが大切だ
そしてその積み重ねが実現に近付く
深く深く羨ましく思うことだ

そんじゃあまたはなすべえ
遊童子

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