【世界動向】 未来志向と温故知新とのちがい ④
■ 習政権下における "総括" の意味は(つづき)
■ 習政権下における "総括" の意味は(つづき)
③ 有史以来の世界の流れ、動き、歴史に対しての総括
第一次世界大戦や第二次世界大戦という大きな争いが起きた20世紀、人類はその反省のもとに、「21世紀こそは平和な世紀でありますように…」と願ったに違いない。しかし、21世紀を迎えてすぐの2001年の米国同時多発テロに端を発してからこれまで20年あまり、結局のところ人類は、戦争や紛争を回避することもできず、人口は爆発に増え、食料は減り、貧困格差は後進国に留まらずに先進国にまで拡がりをみせはじめ、新型ウイルスという生物兵器?に悩まされ続けている。
結局のところ人類は、同じ歴史をぐるぐると繰り返し巡り、ひとときの平穏さを求め、ただひたすらに祈るのである。
さて、そんな祈りとは裏腹に永きにわたって、幾たびと盛衰を繰り返してきたシナ人ではあるが、否っ!、それ以上に過酷な歴史を歩んできたのが欧州人であるといえる。
世界の過去1000年間に起きた戦争をビジュアル化した映像
欧州各地では、侵略、破壊、強奪、差別、人身売買、自然破壊など、ありとあらゆる悪行が重ねられた結果、欧州人の多くは、定住を許されずに各地を巡り、家族も分断され、罪なき罪を背負わされるといった、悲惨極まりない歴史を辿ってきた。
やがて、欧州人たちは自分たちの自由を求め、世界各地へと移住するようになるわけだが、しかし、その地に古くから暮らす先住民たちから土地を強奪し、奴隷にし、欧州人たちは履き違えた自由の名のもとに、残虐行為をひたすらに繰り返すのであった。

さらに、こうした欧州人の残虐行為というものが商業化されてしまうことで、資源や人材の奪い合いが始まり、もはや、かつての悲惨極まりない歴史を辿ってきた同じ欧州人とは思えない有り様へと化してしまうのだった。
しかし、彼らは果て無き自由を求めるあまりに、自分たちの過去を省みることもなく、ひたすらに未来志向に囚われ、西欧列強の波は全世界を巻き込み、そして、二度の世界大戦へと突き進んでいくのであった。
大戦後は、米国と旧ソビエト連邦を代表とする東西冷戦構造のなかで、世界各地では民主主義と社会主義との対立が始まり、階級闘争による紛争が深刻化しはじめる。しかし、1990年代になると社会主義体制だった旧ソビエト連邦が解体され、時代は民主主義勢力のバラ色の世の中が訪れようとしていた。しかし、シナ中共がじわじわと国力を増大し、現在、世界の国々では社会主義国家と民主主義国家との比率が五分五分となり、またしても人類は、争いを余儀なくされようとしているのであった。
さて、こうした人類史の流れ、動き、歴史というものは、決して偶発的に起こりうることではなく、それは、必然的にかつ、人工的に起こっているということを深く考えていかなければならないわけであるが、しかし、これまでの研究結果では決して白人たちの犯した残虐行為というものが表に出されることはなかった。それは自分たちに都合よく歴史を塗り替えてきたからではあるが…。
しかしながら、近年の世界の流れや動きのなかで、少しずつだが、真相が明らかとなってきており、イルミナティやディープステートと呼ばれるような世界支配者の存在も決して否定できるものではなくなってきた。
こうした、白人至上主義が支配していたこれまでの人類史からの転換を図るためにはどうすれば良いのか、といった "総括" が、習近平政権下でも研究されたに違いないと思われる。
人類には一つの地球しかなく、また人類には一つの共通の未来しかない。目下の危機への対応は無論、すばらしい未来を共に築くうえでも、人類はいつも同舟相救い、団結協力しなければならない。
実践で繰り返し証明されているように、災いを隣人に押しやるいかなるやり方も、単独で闘ういかなる考えも、自画自賛のいかなる傲慢も、最後には必ず失敗に終わる。
われわれは手を携え、多国間主義のトーチが人類の前途を照らすようにし、人類運命共同体の構築に向かって絶えずまい進しようではないか。
※ ダボス経済フォーラムにて習近平国家主席の挨拶文より一部抜粋
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