先月末で一応無事退社した。
部下が、あまり注意力や記憶力の無い方だったので、最後の数日はマニュアル作成に費やしていた。
このマニュアル作成では本当に悩みまくった。
部下がどのように注意力が無いかと言うと。
例えば、入社時からデータのロックを解除してから入稿データ作成して下さい、と言い続けて早3ヶ月。
いいかげん、入稿手順はもう言わなくても大丈夫かな?と、退社3日前に入稿データ作成のテストを3回やった。
。。。3回ともデータをロックしたまま入稿データ作成をしていた。
それで、入稿データ作成の詳しいマニュアルを作った。
それで再度テストの結果。入稿データの作成はさすがにパスしてくれた。
そこで「入稿データを発送するだけになったら、言ってください」
といって席を離れると、データ作成OKで気が抜けたのか、メイディアに何も書かないし、封筒に出力紙とMOだけ放り込んだ状態で
「終わりました~」と言って来た。
1つ出来るようになると、今まで出来た事が出来なくなるって、、、ということは
「メディアに会社名を書いたラベルを貼り、宅急便のラベルに宛先を書く」
までマニュアルに書かなきゃいけないのだろうか。。。
以前、マニュアルがあると、それに記載してある事だけしかしなくなるので、マニュアルを作らなくなった、と誰かが言っていた気がする。
手取り足取りすぎるマニュアルは、善し悪しだと私も思うが故に、どこまでマニュアルに書くか悩んだのだ。
あたしの後の方は、実務1年以上で、入稿経験者を募集をするし、彼も特色の入稿やカタログ作成の入稿は何十年もして来たらしい。
そういう段階の方向けには、どこまで書き込んだマニュアルを作るか悩んだので、元上司に見てもらった。
ちょこっとしたアドバイスはもらったけど「よくまとめてあります。ご苦労様でした。」
と言うマニュアルだったのに、結果がこうである。マニュアル作成って、本当に難しいなあ。。。
私は、今まで勤めた会社でも、今回退社した会社でも、ほとんどの事は1回で覚えた。
上司に2回以上同じ事を説明させた事はほとんどない。
3回言わせたのは2、3回だけである。
どうやって覚えるか。
ある程度聞き続けて、覚えきれなくなりそうな時は断ってメモを書く。
書くことが許されない雰囲気の時は、その場で作業して覚え、説明が終わったとたんメモした。
(作業しないで聞け!と怒られた事も多々あったけど。)
私は不思議と一回メモすると、大抵の事は覚えられる。
メモしないで覚えた気がする物は、時間が経つと忘れる。
しかし1回でもメモすると、ちゃんと覚えられ、そのメモを2度と見なくても大丈夫、という事が多い。
これは緊張して覚えようという気があるから出来るのだと思う。
部下にはこういった意欲を感じられなかった。
ソフトの使い方、OSの使い方など、基本的な事で3回言って覚えてくれない事はメモを促した。
しかし、覚えない。
それ以上、毎回説明していられないので、本の購入を勧めた。
数日たっても本を持ってこないので、購入しなかったのか聞いたら、本は購入したけど家にあると言う。
「家にパソコンは無いと言っているのに、家に本があっては疑問があっても調べる機会が無いでしょ、会社に持って来てください」
と言うと「はい」と言ったのに、その後も持ってこなかった。
何回か同じ事の説明を受けて、それを覚えられない方でも、何か努力をしている姿を感じられれば、何回でも時間と手間をおしまずに説明してあげたと思う。だけど、努力が感じられない部下には、
「メモは取らない、自分で調べもしない人には教える気が無くなるよなあ。だけど、私の教え方が悪いのかなあ、こういう人からどうしたら意欲を出せるのかなあ」と、悩んで来た。
自分で色々させようと、厳しくしたりと、教え方で悩んでるうちに時間が無くなったので、仕方なく色々なマニュアルを作ったんだけど。
辞める1週間前となっても、外付けHD内の探し出せないデータの入っている場所を聞いてくるので、いつまでたっても覚えてくれないOS上でのデータ検索の仕方、外付けHD内の大まかなデータの在処の説明書類作成。
ついでに、電話が苦手のままなので、電話の受付け方マニュアル。。。といった感じの物まで作成した。
(電話の受付け方は、他の部署の新人さんにも役立つかと思ったので。これは「助かる~」と、喜ばれた)
ここまでしたのに、退社日に何かあったら電話していいか聞かれた。
一ヶ月だけなら良いと言ったら、今度はすぐ返事もらえるのか聞いてくるので
「夜中しか答えられません。帰宅は毎日日付が変わる頃なんですよ。それと、聞いて来ていい物は、自分で調べてからですよ」
といった。
これを知人に話したらびっくりされた。
「辞める会社にどうしてそこまでするの。普通そこまでしないよ。あんたアシスタントからで、今度の会社大変なんでしょ。自分事心配しなさいよ。」
。。。そうか、普通ここまでしないのか。。。元上司はある日突然いなくなったので、普通、上司が辞める場合は部下にどう引き継ぎするかが分からなかったんだよね。
気が抜けたが、退社日に決心を新たにする事があった。
部下からは、「お世話になりました」と言う台詞は無く
「おつかれさまでした」
と言う言葉をもらったけど
他の部署の人から、
「お世話になりました、お疲れさま」
と言う言葉とともに
「生花屋かと思ってはいったら、雑貨屋さんだったから造花になっちゃったけど」
といって、本物そっくりの花束をもらった。
感動してしていたら、帰宅中、花束をくれた部署とは別の部署の方からメールを頂いた。
Subject: お疲れさまでした。
>突然のご退職で超ショックです。これから時間があればお話ししたいと思ってた矢先でしたから。
>でも(社名)をお辞めになることは大賛成です。
>まともな人が居るべき職場ではないと断言します。良い人は次々と短期間で辞めて行かれましたし。
>今後いろいろと大変だと思いますが、どうぞ健康に留意され頑張って下さい。
省略
>私はゆさこさんの働く姿勢を尊敬しておりましたから。いつか機会があればお茶でもしたいです!
>本当にお世話になり、ありがとうございました。
私の働く姿勢を尊敬?。。。今度の会社ではアシスタントからだから、今回抱えたような悩みはしばらく無いと思うけども、今度の会社でも働きぶりを尊敬されるようなデザイナーになりたいと思う。
部下が、あまり注意力や記憶力の無い方だったので、最後の数日はマニュアル作成に費やしていた。
このマニュアル作成では本当に悩みまくった。
部下がどのように注意力が無いかと言うと。
例えば、入社時からデータのロックを解除してから入稿データ作成して下さい、と言い続けて早3ヶ月。
いいかげん、入稿手順はもう言わなくても大丈夫かな?と、退社3日前に入稿データ作成のテストを3回やった。
。。。3回ともデータをロックしたまま入稿データ作成をしていた。
それで、入稿データ作成の詳しいマニュアルを作った。
それで再度テストの結果。入稿データの作成はさすがにパスしてくれた。
そこで「入稿データを発送するだけになったら、言ってください」
といって席を離れると、データ作成OKで気が抜けたのか、メイディアに何も書かないし、封筒に出力紙とMOだけ放り込んだ状態で
「終わりました~」と言って来た。
1つ出来るようになると、今まで出来た事が出来なくなるって、、、ということは
「メディアに会社名を書いたラベルを貼り、宅急便のラベルに宛先を書く」
までマニュアルに書かなきゃいけないのだろうか。。。
以前、マニュアルがあると、それに記載してある事だけしかしなくなるので、マニュアルを作らなくなった、と誰かが言っていた気がする。
手取り足取りすぎるマニュアルは、善し悪しだと私も思うが故に、どこまでマニュアルに書くか悩んだのだ。
あたしの後の方は、実務1年以上で、入稿経験者を募集をするし、彼も特色の入稿やカタログ作成の入稿は何十年もして来たらしい。
そういう段階の方向けには、どこまで書き込んだマニュアルを作るか悩んだので、元上司に見てもらった。
ちょこっとしたアドバイスはもらったけど「よくまとめてあります。ご苦労様でした。」
と言うマニュアルだったのに、結果がこうである。マニュアル作成って、本当に難しいなあ。。。
私は、今まで勤めた会社でも、今回退社した会社でも、ほとんどの事は1回で覚えた。
上司に2回以上同じ事を説明させた事はほとんどない。
3回言わせたのは2、3回だけである。
どうやって覚えるか。
ある程度聞き続けて、覚えきれなくなりそうな時は断ってメモを書く。
書くことが許されない雰囲気の時は、その場で作業して覚え、説明が終わったとたんメモした。
(作業しないで聞け!と怒られた事も多々あったけど。)
私は不思議と一回メモすると、大抵の事は覚えられる。
メモしないで覚えた気がする物は、時間が経つと忘れる。
しかし1回でもメモすると、ちゃんと覚えられ、そのメモを2度と見なくても大丈夫、という事が多い。
これは緊張して覚えようという気があるから出来るのだと思う。
部下にはこういった意欲を感じられなかった。
ソフトの使い方、OSの使い方など、基本的な事で3回言って覚えてくれない事はメモを促した。
しかし、覚えない。
それ以上、毎回説明していられないので、本の購入を勧めた。
数日たっても本を持ってこないので、購入しなかったのか聞いたら、本は購入したけど家にあると言う。
「家にパソコンは無いと言っているのに、家に本があっては疑問があっても調べる機会が無いでしょ、会社に持って来てください」
と言うと「はい」と言ったのに、その後も持ってこなかった。
何回か同じ事の説明を受けて、それを覚えられない方でも、何か努力をしている姿を感じられれば、何回でも時間と手間をおしまずに説明してあげたと思う。だけど、努力が感じられない部下には、
「メモは取らない、自分で調べもしない人には教える気が無くなるよなあ。だけど、私の教え方が悪いのかなあ、こういう人からどうしたら意欲を出せるのかなあ」と、悩んで来た。
自分で色々させようと、厳しくしたりと、教え方で悩んでるうちに時間が無くなったので、仕方なく色々なマニュアルを作ったんだけど。
辞める1週間前となっても、外付けHD内の探し出せないデータの入っている場所を聞いてくるので、いつまでたっても覚えてくれないOS上でのデータ検索の仕方、外付けHD内の大まかなデータの在処の説明書類作成。
ついでに、電話が苦手のままなので、電話の受付け方マニュアル。。。といった感じの物まで作成した。
(電話の受付け方は、他の部署の新人さんにも役立つかと思ったので。これは「助かる~」と、喜ばれた)
ここまでしたのに、退社日に何かあったら電話していいか聞かれた。
一ヶ月だけなら良いと言ったら、今度はすぐ返事もらえるのか聞いてくるので
「夜中しか答えられません。帰宅は毎日日付が変わる頃なんですよ。それと、聞いて来ていい物は、自分で調べてからですよ」
といった。
これを知人に話したらびっくりされた。
「辞める会社にどうしてそこまでするの。普通そこまでしないよ。あんたアシスタントからで、今度の会社大変なんでしょ。自分事心配しなさいよ。」
。。。そうか、普通ここまでしないのか。。。元上司はある日突然いなくなったので、普通、上司が辞める場合は部下にどう引き継ぎするかが分からなかったんだよね。
気が抜けたが、退社日に決心を新たにする事があった。
部下からは、「お世話になりました」と言う台詞は無く
「おつかれさまでした」
と言う言葉をもらったけど
他の部署の人から、
「お世話になりました、お疲れさま」
と言う言葉とともに
「生花屋かと思ってはいったら、雑貨屋さんだったから造花になっちゃったけど」
といって、本物そっくりの花束をもらった。
感動してしていたら、帰宅中、花束をくれた部署とは別の部署の方からメールを頂いた。
Subject: お疲れさまでした。
>突然のご退職で超ショックです。これから時間があればお話ししたいと思ってた矢先でしたから。
>でも(社名)をお辞めになることは大賛成です。
>まともな人が居るべき職場ではないと断言します。良い人は次々と短期間で辞めて行かれましたし。
>今後いろいろと大変だと思いますが、どうぞ健康に留意され頑張って下さい。
省略
>私はゆさこさんの働く姿勢を尊敬しておりましたから。いつか機会があればお茶でもしたいです!
>本当にお世話になり、ありがとうございました。
私の働く姿勢を尊敬?。。。今度の会社ではアシスタントからだから、今回抱えたような悩みはしばらく無いと思うけども、今度の会社でも働きぶりを尊敬されるようなデザイナーになりたいと思う。